気密性の上がった家は、外界とは完全に遮断された家になっています。
冷蔵庫の中で生活すると考えていただいたら判りやすいかもしれません。
◆密閉している事で24時間空調換気システムを運転することが欠点。
エネルギーを使わない家のはずなのですが、エネルギーを常に使い続ける訳です。
なんかもったいないような気がします。
◆『臭い』という意外な欠点もあり。
気密性が高く逃げ場がないため、臭いがこもる、こもる、こもる・・・。内装材の吟味が必要です。
そんな環境での『消臭剤や芳香剤』 はお勧めしません。
化学物質で臭いの元を包んで、人間の脳に反応させなくしただけで、ある意味脳の麻痺のようなもの。
人体にあまり良い影響は与えないと思います。
密閉した家は住まい方を違わなければ、快適なものです。常時、空調管理された空間ですから。
ただ、住宅が密集した地域はこの考え方の家が良いかも知れませんが、田舎の家ではどうなのかなと思うのです。省エネの為に、常に窓を閉めて電力エネルギーを使って空調管理。
やっぱり窓をおもいっきり開け放って、家の中を風がとおり抜け、季節の移ろいを肌で感じられるお家が、信州にはぴったりな暮らし方だと思うのです。
いずれにしても、どんな空間に住むかを理解して住まうことが大切ですね!!