八ヶ岳の森に暮らす＿平屋

カーポートと屋根が一体の玄関アプローチ。荷物の積み下ろしにも快適な動線。

外観のアクセントに、ダークブラウンの板張りを。落ち着いたカラーは木々と調和する。

野鳥のさえずる声が聞こえる静かな別荘地で、風景に溶け込む佇まい。

深い軒下には、縁側のように使えるウッドデッキを。

土間サロンに繋がる玄関ホール。

リビングの大きな窓の先にある自然は、毎日、時間ごとに違う表情を見せてくれるので飽きることがない。

庭には野鳥が頻繁に遊びに訪れ、その声や姿に癒される日々。

平屋でも単調な空間にならないよう、ピットリビングや土間サロンに緩い段差を計画した。森に向かい段々と低くなり、溶け込むような感覚に。

土間サロンには薪ストーブを。すぐに庭へアクセスできるので、薪の運搬にも便利。

綺麗に並べられた薪棚も、風景の一部に。

スクリーンを下ろせば、いつでもホームシアターが楽しめる。

造り付けソファとの距離感や、窓枠にピッタリ合うスクリーンサイズまでこだわり抜いた。スピーカーも4台設置し、音に包み込まれるような体験も。

キッチンに立ちながら窓先の景色を楽しむことができるのは、ピットリビングのおかげ。

緩い段差が、食事の空間とくつろぎの空間をほどよく分けている。

奥様こだわりの造作キッチンは、松本市の家具工房・アトリエm4制作。松本展示場のCube型キッチンを参考にしつつ、オリジナルデザインに。

カウンターは、来客が自然と座って会話が弾む。休日には、寿司職人や天ぷら職人になるご主人のおもてなしを受けることも。

背面収納も、キッチンと同じくアトリエm4制作。大容量の収納を備え、空間をすっきり保つことができる。

冷蔵庫はパントリーの中へ。ワインセラーも収まっている。

キッチンの引き出しの中にはワイングラスが並ぶ。グラスの高さに合わせてサイズをオーダーした。

使われなくなる部屋がないように、客間は、時に書斎、時に室内干しスペース、ハンモックに揺られるくつろぎ空間として、様々な用途を持つ。

家中どこからでも森の緑を感じることができる。

寝室は間接照明で落ち着きのある空間。

タイルがアクセントの造作洗面。

ヒノキの板張りが美しい浴室。メンテナンス性も考慮し、浴槽のまわりはタイル貼りに。

鳥のさえずりに誘われ、ウッドデッキへ。

ジョウビタキが軒に巣をつくり、卵が産まれヒナが育ち、巣立っていった。春先は鶯、カッコウの声も間近に聞こえる。

森の中へ移り住み、穏やかな時間が流れている。自然に溶け込む暮らしの中で、美しさやありがたみを日々感じているそう。