家を建てる時にこだわりたいのが、毎日生活をするうえで沢山見ることになる内装です。内装が自分好みであれば家の中にいるのが楽しくなりますし、家への愛着も増えます。家を建てる前に内装についてよく調べておけば、後からああすればよかったと思うこともなく自分の理想に近い家を作りやすくなります。ここでは家を建てる時の内装について詳しく紹介していきます。
INDEX
- 内装はどのようにすべき?
- 内装を決める流れ
- おしゃれな内装にするポイント【間取り・設備】
- おしゃれな内装にするポイント【配色】
- おしゃれな内装にするポイント【床材・壁材】
- おしゃれな内装にするポイント【照明・カーテン】
- おしゃれなおすすめの内装例
- まとめ
内装はどのようにすべき?
住宅を建てる時に内装をどのようにすべきか迷う方は多いかもしれません。まず内装を個性的にするかオーソドックスにするかという質問をすると、オーソドックスに仕上げたいと答えた方が全体の7割だったというデータもあります。オーソドックスな内装は定番なので飽きにくく、毎日そこで生活しても違和感を抱きにくいです。もし家を売却することになっても、オーソドックスな内装の方が売りやすいというメリットもあります。
個性的な内装の家はオンリーワンで、人と被る可能性が低いという良さがあります。家を建てる時は飽きにくさや買い手のつきやすさを重視するならオーソドックスな内装にするのが良さそうです。自分の個性を大切にしたい、人とは一味違う家を建てたいという時は、個性的な内装の家をチョイスするのが良いかもしれません。
内装を決める流れ
内装のテイストを決める
まず最初に内装のテイストを決めます。内装のテイストは全体の雰囲気に関わってくるので、おろそかにはできない大切なポイントです。全体的に落ち着いたトーンにしたい、明るめの木目調をアクセントにしたい、エスニックな雰囲気にしたい、北欧風のモダンな内装にしたい、和風の日本らしい家にしたいなど、様々な種類があります。
和風の内装にすると、家全体が日本の伝統的な美しさをたたえた雰囲気に染まります。こたつなどの和風の家具との相性も良いです。どんな家具を置きたいか、という点も考えて内装のテイストを決めましょう。エスニックな内装にすれば、アジアのリゾート風な雰囲気の家になりそうです。自分好みの家に近付けるために、内装のテイストはよく考えましょう。
間取りを決める
次に間取りを決めるのも重要なステップです。家の暮らしやすさを左右するのが間取りです。間取りがおかしければ、その家の暮らしやすさががくっとダウンしてしまいます。この部屋にはこの家具を置くということを考えて、実際に暮らしてみたらどんな感じか想像しながら決めていきましょう。クローゼットを設けるにしても、どこに設けるか、狭すぎたり逆に広すぎたりしないかという点も考えなければなりません。収納したいものの大きさを計測して、ちゃんとクローゼットに入れられるか調べておきましょう。リビングを広くしすぎて収納スペースがなくなってしまったり、キッチンが狭すぎて料理がしにくいという失敗もありがちです。暮らしやすさを重視するなら、間取りに気を付けて設計しましょう。
内装の素材を組み合わせる
次に内装の素材を組み合わせてみます。内装の素材は家の雰囲気を決定づけるので、慎重に選びましょう。組み合わせ次第では思いもよらなかった雰囲気に仕上がるかもしれないので、その点もあらかじめ頭に入れておきます。モダンな雰囲気に仕上げたいのに派手な素材を使ってしまったり、明るい内装にしたいのに落ち着いた暗いトーンの素材を使ってしまったりすると、思っていたのと違う内装になってしまいます。あの素材とこの素材を組み合わせるとどんな感じになるのか、設計を担当するスタッフと良く打ち合わせをしておきましょう。理想の家を建てるためにも、妥協はせず一つ一つの素材にこだわりを持ち、ちょうどいい素材を見つけるようにします。
部屋全体のイメージが統一されているか確認する
最後に部屋全体のイメージが統一されているか見ておきます。もし雰囲気が統一されていたなかったらなんとなく落ち着かず、散らかった感じに仕上がってしまうかもしれません。毎日生活する部屋がそんな残念な雰囲気だったら、そこで暮らすのが嫌になってしまいそうです。部屋全体のイメージが統一されていたら、すっきりとまとまってリラックスして過ごすことができやすくなるかもしれません。イメージを統一するには、内装の素材の組み合わせを吟味して、一つの素材が明るすぎたり暗すぎたりすることを阻止しなければなりません。複数の素材がうまく調和すれば、暮らしやすい部屋になってくれるはずです。
おしゃれな内装にするポイント【間取り・設備】
壁や建具をなくす
壁や建具がなくなると、視線が奥まで届いて広々とした空間を作ることができます。もし視線を遮る壁があるのなら、思い切って取っ払ってしまいましょう。狭かったスペースが一気に開放感溢れる空間になって、のびのびと生活することができそうです。
建具をなくす時は、その建具が家にとって重要なものであるのかどうか確認するようにしましょう。もし家を支える重要な柱だったりしたら、残念ながらなくすことはできません。その建具を活かしたインテリアを考えるようにしましょう。壁をなくす時はその壁が何を遮っていたかも考えると、後からやっぱり壁をなくさなければ良かった、と後悔しにくいです。
窓枠やドア枠を大きくする
大きな窓枠やドア枠は、外の景色が見えやすくなって開放感が出ます。外から家の中を見られたくない時はカーテンをつけたり、窓枠やドア枠を見えにくい場所に設置すると良いでしょう。大きな窓があれば日光もふんだんに降り注ぎ、日中は電気をつけなくても明るい場所になりそうです。窓を開ければ新鮮な風が入って来て、お昼寝するのにもぴったりな心地いい空間が生まれます。
ペットを飼うなら、大きな窓は外が良く見えるので室内飼いの犬や猫も退屈せず、ストレスのない生活をプレゼントできそうです。家族皆で大きな窓がある部屋に集まれば、楽しい時間が過ごせるかもしれません。
水回りは機能性を重視
水回りはデザインだけではなく機能性や使い勝手の良さも重視しましょう。水回りは毎日使う設備なので、ストレスのない使い勝手の良さが求められます。デザインだけが良くて使い勝手が微妙、という製品を選ぶのは避けましょう。デザインも良く使い勝手の良いものがあれば一番ベストなのですが、もしデザインの良さか機能性の良さのどちらか片方だけをチョイスしなければならなかったとしたら、まず一番に機能性の良いものを選ぶようにします。水回りの設備を選ぶ時は機能性が優れているか事前にきちんと調べておきしましょう。
コンセントの配置に気を付ける
コンセントの配置は見逃しがちですが大切なチェックポイントです。もし変な場所にコンセントが配置されていたら、そのコンセントを使うこともなくなり無駄な設備となってしまいます。コンセントの配置が変だったらリビングでくつろぎながらスマホを充電したいのに、ちょうど良い場所にコンセントがなくて充電できない、といった事態に陥ってしまうかもしれません。実際に暮らすことを想定して、リビングのソファを置く予定の場所の近くにコンセントを作ったり、キッチンの電子レンジや炊飯器を置く場所の近くにコンセントを作ったりしましょう。コンセントの配置がうまくいけば、暮らしやすさもぐっとアップします。些細な違和感も見逃さず、きちんと計画をたてましょう。
おしゃれな内装にするポイント【配色】
おしゃれな内装にするポイント【床材・壁材】
おすすめの壁材
おすすめの壁材の1つ目はクロスです。クロスのメリットは値段が安く種類が豊富で、手入れも簡単なところです。デメリットはビニールクロスの場合は臭いがこもりやすく、素材によってはやすっぽく見えてしまうことです。
2つ目のおすすめは塗り壁です。塗り壁は手仕事で仕上げられることが多く、独特の風合いがあって飽きにくい仕上がりになるというメリットがあります。デメリットは素材によっては汚れやすいこともある点です。
3つ目のおすすめは無垢材です。有害な物質を発せず体に優しい、調湿機能もあるというメリットが存在します。ただし傷がつきやすく木材が変形する可能性があるというデメリットもあります。
工房信州の家は、自然素材を使った家づくりをしており、壁は珪藻土や無垢材を標準仕様としています。
おすすめの床材
1つ目のおすすめの床材は無垢です。無垢はあたたかみがあり、適度な柔らかさがあるので歩いても疲れにくいというメリットがあります。デメリットは価格が高く、へこみやすくもあるという点です。工房信州の家では、アカマツやカラマツの県内産材を中心とした、無垢の床を全棟標準仕様としています。
2つ目のおすすめの床材は複合です。防音性の高いものや滑りにくい機能などをつけられる点がメリットです。デメリットは耐用年数が短く、塗装がはがれると劣化してしまいやすい点です。
3つ目のおすすめはクッションフロアです。クッションフロアは汚れに強く、なにかこぼしてしまっても布巾でさっと拭くだけで綺麗な状態に戻すことができるというメリットがあります。デメリットは湿気がたまりやすく、耐久性も弱いという点です。
おしゃれな内装にするポイント【照明・カーテン】
照明の配置
照明を配置する時はダウンライトや間接照明をうまく組み合わせて、家具や照明を等間隔で配置することでぐっとおしゃれになるのでおすすめです。
ダウンライトとは天井に埋め込んで設置するタイプの照明のことです。照明をダウンライトにすると天井が広く見えて、開放感の溢れる空間を作ることができます。間接照明とは壁などに光が反射して降り注ぐタイプの照明です。反射するので光が穏やかになり、陰影が浮き出て部屋を広く見せてくれます。
照明を等間隔に配置すれば、部屋全体が明るく見えます。うまく照明と家具の位置を合わせれば落ち着いた雰囲気を演出できたり、大人っぽい雰囲気の部屋に見せることもできそうです。照明の光がどんな風に降り注ぐのかあらかじめ調べておくと良いでしょう。
カーテンで部屋の印象を大きく変える
カーテンは生地の種類や色によって大きく印象が変わってきます。カーテンの種類にはドレープカーテン、レースカーテン、ブラインド、ロールスクリーンなどがあります。
ドレープカーテンは厚手の生地で仕立てたカーテンです。生地が厚いので存在感があり、重厚感溢れる雰囲気にもなります。
レースカーテンはレース素材のカーテンで、涼し気でフェミニンな雰囲気を演出できます。
ブラインドは横に長い羽根を上下で開閉するタイプのカーテンです。外から部屋の中が見えにくく、視線を遮りながら光を取り入れたい時にぴったりです。
ロールスクリーンは、スクリーンをロール状に巻き上げるタイプのカーテンです。スクリーンの模様やカラーによって部屋の雰囲気が異なってきます。
おしゃれなおすすめの内装例
工房信州の家では、4つのデザインテイストをベースに、住まいのコーディネートプランをご提案しています。
4つのデザインテイスト
- MANISH マニッシュ
- NATURAL ナチュラル
- 和
- WOODY ウッディ
MANISH (マニッシュ)
木や珪藻土の自然素材の中に、アイアンやタイルなどの異素材を組み合わせたスタイリッシュなテイスト
NATURAL(ナチュラル)
すっきりとした中にも、程よく木のぬくもりが感じられ、シンプルでどんな家具にも合う飽きのこないデザイン
和
和紙などの和の素材をつかい、和風の家具や小物が合うデザイン
WOODY(ウッディ)
壁や天井の板張り、太い梁や柱などで、木を豪快にみせるログハウスのようなデザイン
まとめ
内装についてまとめましたがいかがでしたか?Instagramなどを使って、好みのテイストを集めることからスタートするのも良いと思います。
工房信州の家では、フォトギャラリーや実例も豊富にありますので、ぜひ参考にしてみてください!
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