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新築注文住宅でよくある失敗をご紹介!後悔しないための注意点も解説!

公開日:2021/09/01(水) 更新日:2022/06/24(金) 家づくり

新築注文住宅でよくある失敗をご紹介!後悔しないための注意点も解説!

 憧れのマイホーム。
一生に一度の大きな買い物であるからこそ、理想を最大限に反映できる家を建てたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
しかし、実際に新築で住宅を建ててみて、「思っていた理想と違って後悔した」という声は多々あります。
新築住宅の購入は大きな買い物であるからこそ、失敗しないためにも、あらかじめしっかりと準備をおこなっておきたいものです。
今回は、新築の住宅購入でよくある失敗事例や、注意点についてご紹介します。これから新築で注文住宅を建てたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

INDEX

 

 

新築購入で失敗する原因

失敗した人のイラスト

憧れのマイホーム。しかし、家が建ったあとで後悔するという事例はよくみられます。

その主な理由の大半は、理想と現実とのギャップです。
新築住宅、とくに注文住宅などは、実際に家が建つまで中をみることができないため、イメージで間取や空間を想像しながら設計を進めていく必要があります。
そのため、実際に建ったあとの家をみて、自分が思い描いていた理想と大きくかけ離れていて失敗した、と感じてしまうことがあるのです。
とくに建ってしまってからでは変更することができない「間取り」などは、後悔のないように十分に検討する時間を設けましょう。

 

 

間取りで失敗しやすい事例

家の「間取り」は、購入して建ってからでは変更不可能となったり、新たに作り直すのには膨大な費用がかかってしまう可能性があります。
そのため、とくに「間取り」部分は建築後に後悔してからでは遅いため、家の設計前から十分に考慮しておく必要があります。
ここでは、よくある間取りの後悔事例について、その予防策とともにご紹介します。

 

LDKの失敗例

LDKは家族での時間をもっとも多く過ごす場所。
だからこそ、できる限り失敗のないようなつくりにしておきたいものです。

では、LDKの失敗例としてはどのようなものがあるのでしょうか?
そのひとつは「吹き抜けが不要だった」という声です。
吹き抜けは、コミュニケーションがとりやすい、通気性を確保できる、開放感ある空間を演出できるなどさまざまなメリットがあり、おしゃれな空間を演出できるため、人気の間取りです。
しかしその一方、デメリットも存在するのが現実。まず、吹き抜けは、二階部分の床をなくしてつくる空間のため、二階の床面積が狭くなり、十分なスペースを確保できない場合があります。少人数の家族ならよいですが、大家族で住む場合などは、それぞれの部屋の数や収納のスペースを十分に確保できない可能性があります。また、部屋全体の温度調節という面で、空間が広い分冷房や暖房での調節が必要となり、効率が下がってしまう場合があるため、冷暖房費が高くついてしまう可能性があります。
憧れの吹き抜けのデザインもメリット・デメリットがあり、住まい手のライフスタイルに適しているかどうかは冷静な判断が必要ですね。

 

寝室の失敗例

寝室の失敗例としてよく見受けられるものは、「大きさ」に関するものです。とくに「寝室が小さすぎて後悔した」という声は多いです。
たとえば、寝室をベッドが入るぎりぎりの大きさにしてしまうと、着替えの際や、クローゼットを開け閉めする際に不便を感じることがあります。
また、夫婦一緒の寝室を作っても、実際には別々で寝るようになることもあり、部屋を持て余してしまう場合もあります。
このように、寝室は十分に考慮しなければならないポイントも多くありますので、注意するようにしましょう。

 

子供部屋の失敗例

子ども部屋を一部屋のみにしたことで、失敗につながってしまうことも多々あります。
たとえば、兄弟の年が離れていたり、性別が違ったりする場合では、子ども部屋を分けておけばよかったと感じる家庭も多いそう。
逆に、子ども一人ずつにしっかりとした個室を用意したものの、わずか数年のうちに進学や就職で家を出て、その後は使わない部屋になってしまうことも。
また、子ども部屋と夫婦の寝室を隣同士にしてしまったことで、お互いのプライバシーが確保されにくくなってしまうこともあります。

子ども部屋の配置やつくりは、この先何十年のライフスタイルの変化も見据えて、使いやすい空間デザインをよく考えておきたいものです。

 

玄関の失敗例

新居で収納スペースを確保するのに活躍するのが、シューズインクローゼット。
この収納を取り入れることで、家族全員のものを十分に収納できるだけのスペースが確保できます。
とくに靴を多く収納できるウォークインシューズクロークは人気ですが、失敗例として、広いスペースが必要である分、居住スペースが狭くなってしまったという声も多くあります。
とくに狭い玄関の場合はむやみやたらに大きなウォークインをつくると圧迫感を感じ、窮屈に感じてしまう場合もあるため、家族の所有物の量と照らし合わせた設計をするようにしましょう。

 

水まわりの失敗例

水まわりも、失敗事例の多い箇所です。
よくある失敗例としては「洗面所と脱衣所を分ければよかった」というものです。
誰かが入浴していると洗面台が使えなかったり、朝の時間に混雑してしまうといった問題が発生します。
ほかにも「玄関近くにトイレを設置したことで玄関からトイレが丸見えになってしまった」など、水回りに関する失敗事例はあとを絶ちません。
家族のライフスタイルを考えたうえで、適切な設計がおこなえるようにしましょう。

 

 

設備や家具で失敗しやすい事例

設備や家具も、同じく失敗につながりやすい部分です。
高価なものであり、変更もすぐにはできないものであるため、始めから後悔のないように十分考慮しておきたい箇所です。
ここでは、そんな設備や家具でよくみられる失敗事例についてみていきましょう。

 

窓の配置の失敗例

家に十分な採光がとれているかどうかは、生活のうえで重要なポイント。
それだけでなく、適切な場所に光が入っていないと逆に邪魔になる可能性もあります。
窓の場所によっては、昼間でも日が差し込まず、部屋が暗い空間になってしまったり、反対に日が入りすぎてテレビが見づらいといった問題が生じる場合があります。

ほかにも、隣人や道路からよく見える場所に窓を設計してしまったことで人目が気になったり、あこがれの大きな天窓をつけたことで掃除が大変になり、断熱性がとりづらくなってしまったりと、窓に関する失敗はあとを絶ちません。
こういった失敗を避けるためにも、窓の設計は設計士やプランナーと話し合いながら、慎重におこなうようにしましょう。

 

コンセントの失敗例

コンセントは、生活のうえで欠かせない設備です。
自分がどこにどのような家具を置きたいのかをイメージし、的確な位置にコンセントを配置する必要があります。
実際に住み始めてから、いざ家電を使いたいときに適切な場所にコンセントがなかったり、逆にまったく使用しないコンセントが出てきてしまわないよう、購入元メーカーのプランナーなどとしっかりと話し合い、納得のいく位置にコンセントを取りつけられるようにしましょう。

 

造り付け家具の失敗例

造りつけの家具に憧れる方も多いでしょう。
しかし、造りつけの家具は、一般的な家具と違って取替えがきかないため、造り付けの家具の場合、失敗したと思っても取り返しのつかないことになり、後悔につながるケースが多々あります。
また、造り付けの家具は一般的な家具のように動かすことができないため、模様替えができないという欠点もあります。
また、必要と思ってつけた棚でも、結局使用しなかったということでは意味がありません。
住んだあと、どのように使用したいのか、あらかじめしっかりと考慮したうえで取り付けるように注意しましょう。

 

収納の失敗例

収納も、新築住宅で失敗することの多い箇所です。
たとえば、使用する場所の近くに収納がないと、不便に感じてしまうことがあります。
せっかく広い収納スペースがあっても、適切な場所に収納がなければ、収納としての機能を果たせません。
収納の場所は生活動線を考えて、適切な位置に配置するようにしましょう。
また、容量が少なすぎても、ものが入りきらず、失敗につながってしまうことがあります。
特に子どものいる家庭は、ものが増えることが多いため、将来子どもが増えたときを考えて、収納を設置するようにしましょう。

 

機能の導入に関する失敗例

最後に、住宅の「設備」に関わる部分です。住宅設備は日々めまぐるしく進化しており、ついつい色々なものを取り入れたくなってしまいます。
しかし、必要以上の機能を取り入れたことで、全く使わないものがでてきたり、理想と大きくかけ離れていて後悔につながってしまうことが多々あります。
たとえば、造りつけの食器洗い乾燥機を取り入れたが、家族が増えたことで食器が入りきらなくなってしまい後悔した、という声や、キッチンのコンロを3口にしたが結局2口しか使わなかった、など、お金をかけて機能を取り入れても失敗したと感じてしまう場合があるようです。
そのため、家族のライフスタイルや理想以上の機能を取り入れすぎないなど、「住みはじめてから」を念頭において機能を導入するようにしましょう。

 

 

間取りや設備以外での失敗事例

失敗事例① 利便性の良い立地―車通りや騒音が気になる

家づくりや土地探し条件として「利便性の良さ」を重視したがための失敗事例もあります。
利便性の良い立地の場合、車通りや人通りが多い可能性があります。
幹線道路やバイパスの近く、通勤時間帯の抜け道になる道路の近くは、車通りが多く、車もスピードを出して通過することも多いものです。
そうした道では交通事故の発生も多くなりやすいので注意が必要です。
夜間も車通りが多いと騒音が気になったり、車のライトが家に当たり気になる、ということもあります。
中には人目が気になりカーテンを閉め切った生活になることも。
家を建てる前に、時間帯による交通量や騒音の面もきちんと確認しておくことが大切です。また、窓の配置や外構計画も十分に検討すると良いでしょう。

 

失敗事例② 自然環境豊かな立地―虫や、田畑での農作業が気になる

山や森、川の近くや、自然豊かな立地ならではの失敗例として多いのが「虫」が多いこと。
他にも管理されていない荒地や雑草が生い茂る土地が近くにある場合、家の中に虫が頻繁に侵入してしまう、ということがよくあります。
さらにそうした荒地や雑草地から草の種が飛び、気が付いたら敷地内が雑草だらけ…ということも。
また、田畑に囲まれた土地では、農作業の消毒や早朝からの農機具の音が気になる、ということもあります。
虫や草とも共存していきたいところですが、気になる方は事前に周辺環境を十分に確認しておくと良いでしょう。

 

失敗事例③ 日当たりや風通しが悪い

住み始めてみたら北側の部屋や水回りが暗くジメジメしてしまうことに気が付いたり、風通しが悪く夏はエアコンを使い続ける、といった失敗も。
採光や通風の計画は快適な生活のために欠かせないもの。
家の配置や間取りの計画段階で設計士としっかり打合せをすることが大切です。
特に南側に大きな建物が建っている土地の場合、採光をどのように取るか工夫が必要な場合があります。
吹き抜けを設け、2階窓や天窓から採光を確保することもできます。
風通しを確保するには、窓計画に加え周辺の建物や風の流れを考慮することも大切です。
家そのものの計画だけでなく、周辺環境を踏まえながら設計することが大切です。

 

失敗事例④ 住宅ローンの返済

いざ住宅ローンの返済が始まると、想像以上に返済が厳しい…。
ローン返済以外にも各種税金や光熱費、地域の区費など維持費が思っていたよりもかかる。
ボーナス返済を利用していたが、ボーナスが期待できなくなってしまった…。
返済が苦しくなると家を建てたことも後悔してしまいます。
そのようなことにならないためにも、余裕のある返済計画が大切です。
信頼できる担当者と一緒に余裕のある資金計画ができると良いですね。

 

 

新築購入で失敗しないためのポイントは?

ここまで新築住宅でよくみられる失敗例をみてきました。
では、建てたあとで後悔しないためには、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。
ここでは、失敗をなくすためにできることを、いくつかご紹介していきます。

 

間取りを可変性のあるものにする

可変性のある間取りにしておくことで、失敗したと感じても修正が可能となります。
そのため、将来的に間仕切り壁が取り付けられるような設計にしたり、造りつけの家具をつくりすぎないなど、設計の段階からさまざまな配慮をしておきましょう。
その場合は、仕切ったあとの間仕切り壁と干渉しないような場所に、エアコン、窓、コンセントといった設備を配置するよう注意しましょう。
このように、将来子どもが大きくなったり、巣立ったときのことを考えて、自由のきく間取りにしておくと、失敗につながりづらくなります。

 

動線に配慮する

新築住宅を建てる際、重要視していただきたいのが、生活動線に関するものです。
生活動線は新築の設計に大きく関わってくる部分ですので、実際に生活をすることを考え、スムーズな生活動線が確保されているかなど、あらかじめしっかりと確認しておくようにしましょう。
おすすめは、図面に、家族の一日の動きを書き込むことです。こうすることで、生活動線をイメージしやすくなります。
特に、キッチンや洗濯場、お風呂場などの家事で欠かせないスペースがまとまっていると、スムーズに移動できて便利です。
間取りを確認するうえで不可欠な確認事項になりますので、しっかりとみておきましょう。

 

こだわりすぎない

新築住宅に自分の理想を詰め込みすぎた結果、失敗につながってしまうことはよくあります。
新築住宅の購入で大切なポイントは「こだわりすぎないこと」です。
たとえば、「収納にこだわりたい」という方はウォークインクローゼットやウォークスルーを取り入れることが多いですが、収納部分を増やすことで床面積が増えて建築コストが高くなったり、限られた敷地で建築する場合は居住空間が狭くなってしまう場合があります。
このほか、色々な部分をこだわりすぎると、予算から大きくかけ離れた費用となってしまったり、全く使用しない設備が出てきてしまったりする場合があります。
自分にとっての優先順位を決めて、そのなかで本当に必要と思うものだけを設計に反映させるようにしましょう。

 

生活スタイルに合わせる

一生に一度の新築住宅の購入で、ついつい「あれもこれも」とこだわり過ぎてしまう方もいますが、家は生活をする場所ですので、自分や家族の生活スタイルに合わせた設計をすることは必要不可欠です。
とくに昨今はさまざまな間取りやインテリアを本やインターネットでみられるようになっており、こだわりをたくさん取り込みたいという方も多いと思いますが、自分の生活スタイルに合わせて本当に必要だと思うものだけを取り入れることが重要です。

 

 

新築購入のメリット

家族の資産になる

賃貸生活では家賃を毎月払い続けても決して自分の資産にはなりませんが、新築購入は同じ毎月の支払でもそれが資産となる点が最も大きなポイントではないでしょうか。
ゆくゆくは子どもに資産として相続をしたり、転居することがあっても賃貸として貸し出し、家賃収入を得ることもできます。
いざとなれば自分のタイミングで売却も可能です。

 

 賃貸よりも自由度が高い

新築購入は自分の所有物になるので、好きなようにリノベーションをしたり、敷地も含め自由に住むことができます。
住みながら好みの空間に仕上げていったり、庭づくりを進めたりする楽しみも自由度の高い新築購入ならでは。
また賃貸だと子供が走り回ったりするのも制止しがちですが、新築購入であれば子どもを自由にのびのび遊ばせられる、親も子も我慢することが少なくなった、という声が多く聞かれます。

 

 住宅ローン控除が利用できる

住宅ローンを使い住宅を購入すると、「住宅ローン控除」が利用できます。
2022年1月以降に住宅を取得した場合、住宅ローンの年末残高の0.7%が、13年間にわたり所得税から控除されるという制度です。
所得税から控除しきれない場合は住民税から控除されます。
住宅ローン控除以外にも、自治体独自の助成金制度を設けているところも多いので、新築購入の際には忘れずにチェックをすると良いでしょう。

 

 

家づくりについて相談会で聞いてみよう

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まとめ

新築住宅の購入で失敗につながりやすい事例や注意点をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
注意点や先の見通しをしっかり把握していれば、理想の新築住宅を建てることは十分可能です!
理想の新築住宅を建てるためにも、今回ご紹介した注意点をぜひ参考にしてみてください。

また、長野県で無垢材を使用した新築住宅をご検討の方は、ぜひ私たちフォレストコーポレーションにお問い合わせください。信州産の無垢材を80%以上使用した、工房信州の家を、お客様のご要望に合わせてご提案いたします。床や壁、天井はすべて無垢材を使用し、化学物質を使わない自然に優しい家づくりをおこなっております。完全自由設計の家ですので、お客様と一緒に納得のいくお家づくりのお手伝いをさせて頂きます。気になる方は、お気軽にご相談ください。

 

 


 

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