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アイランドキッチンの間取りプランと実例をご紹介!メリットデメリットやおしゃれにするためのポイントを解説

公開日:2022/08/29(月) 更新日:2022/08/31(水) 家づくり

おしゃれなアイランドキッチンに憧れている方が多いのではないでしょうか。
しかし実際にキッチンを選ぶなら、使いやすいのか心配になることでしょう。
そこで今回は、アイランドキッチンのメリット・デメリットやペニンシュラキッチンとの違いなどについて解説していきます。
アイランドキッチンの間取りの実例なども紹介しますので、マイホームを検討している方はぜひ参考にしてください。

 

目次

 

アイランドキッチンとは?

アイランドキッチンとは、シンクや調理スペースが独立するタイプのキッチンのことです。
「アイランド」という言葉の通り、壁面から離れた場所に配置されたキッチンのことです。キッチンの両側から出入りできるようになっており、壁に接していない状態が島のように見えるのが特徴です。
対面式のオープンキッチンなので、ダイニングやリビングとの間に仕切りがなく開放的な空間となります。

 

ペニンシュラキッチンとの違い

対面式のオープンキッチンというと、アイランドキッチンの他にペニンシュラキッチンを思い浮かべる方が多いことでしょう。
アイランドキッチンとペニンシュラキッチンとの違いは、キッチンの片面が壁に接しているかどうかです。ペニンシュラは英語で「半島」という意味で、キッチンが半島のように出ているキッチンのことを指します。

 

 

アイランドキッチンのメリット

ここからは、アイランドキッチンの主なメリットについてお伝えしていきます。

 

開放感のある空間に仕上がる

アイランドキッチンの最大のメリットは、開放感のある空間を作れることです。
キッチン周辺がゆったりとしたオープンキッチンなので、広々とした空間の中で料理ができます。ダイニングやリビングと繋がっているため、家族やペットの様子を見ながら家事を楽しめるでしょう。

 

おしゃれなキッチンスペースになる

アイランドキッチンは部屋の主役になるので、見せるキッチンとしておしゃれな空間を作ることが可能です。
アイランドキッチンにはおしゃれなキッチン用品やインテリアを置いて、自分好みのキッチンスペースを作り上げる楽しみがあります。
アイランドキッチンは開放感のあるタイプなので、ダイニングやリビングの雰囲気と合わせておしゃれな空間を作っていきましょう。

 

複数人で調理しやすい

アイランドキッチンは、複数の人と一緒に調理できるのも魅力です。キッチンのどの面からでも調理に参加できるので、同時に作業したとしても窮屈に感じません。
アイランドキッチンは、家族や友人と一緒に料理したい方に最適だといえるでしょう。

 

家族とコミュニケーションを取りやすい

アイランドキッチンは、家族とコミュニケーションを取りやすいというメリットもあります。
リビングにいる子どもの様子を見たり話しながら料理ができるので、小さな子どもがいる家庭でも安心してキッチンを利用できます。キッチンで調理しながら会話できるため、家に知人を呼ぶのが好きな方にもおすすめです。

 

レイアウトの自由度が高い

アイランドキッチンは、レイアウトの自由度が高いというのもメリットです。
コンロやシンクの位置、収納やダイニングの位置などを自分の好きなようにデザインできます。キッチンの使い方をイメージし、自分が最も使いやすいキッチンを作り上げることが可能です。

 

家事動線をしっかり確保できる

アイランドキッチンの周辺には壁がないので移動しやすく、家事動線をしっかり確保できるというメリットもあります。
調理した料理を配膳する時や家族に手伝ってもらう時など、さまざまなシーンで動きやすさを実感するはずです。

 

 

アイランドキッチンのデメリット

アイランドキッチンはメリットがたくさんある一方、デメリットもあります。

 

広いスペースが必要になる

キッチンの両サイドに人が通る広いスペースが必要になります。キッチンスペースにゆとりがない場合は、アイランドキッチンを設置できない可能性があります。
一般的なキッチンは4.5畳程度のスペースがあれば問題ありません。しかしアイランドキッチンの場合は、6畳程度のスペースが必要になるので注意が必要です。

 

リビングからキッチンが丸見えになる

アイランドキッチンは、リビングから見えるスタイルのキッチンです。
自宅に人を招きたい場合は、リビングからキッチンの様子が丸見えになるという点がデメリットとなります。少しでも汚れたり荷物が増えたりすると、見る人に散らかった印象を与えてしまうからです。
しかし、キッチンが丸見えになる点はメリットでもあります。キッチン用品やインテリア小物との組み合わせで、おしゃれな空間を演出することもできます。

 

ダイニングやリビングにニオイが広がりやすい

アイランドキッチン周辺には壁がないため、調理中のニオイや煙が広がりやすい点もデメリットです。
IHクッキングヒーターを取り入れると、換気扇まで届かずニオイや煙が周囲に広がってしまいやすくなることがあります。
そのためアイランドキッチンを導入する場合は、換気対策についても考慮すると良いでしょう。

 

汚れが気になる

調理中に油や汚れが飛び散った時に、アイランドキッチンには遮るものがなく周囲が汚れやすくなりがちです。
また油汚れを含んだ煙がダイニングやリビングスペースまで広がることもあるので、キッチン以外の部屋に汚れが広がりやすくなる可能性もあります。

 

他のキッチンよりコストがかかる

アイランドキッチンは、他のキッチンよりコストがかかる可能性があります。
壁面に設置するタイプのキッチンより化粧パネルが必要になりますし、部屋中にニオイが充満しないように高性能な換気扇を設置するといった必要があるからです。
デメリットをカバーしたアイランドキッチンを設置する場合は、コストが高くなることを覚えておきましょう。

 

収納スペースがあまり確保できない

アイランドキッチンは収納スペースを確保しにくいというデメリットもあります。
キッチンのどの部分に収納スペースを確保するか考えなければいけません。収納スペースが足りずに後で増やそうと思うと、リフォームのコストがかかってしまうので気をつけましょう。

 

 

アイランドキッチンの間取りを考える時のポイント

アイランドキッチンの間取りを考える時のポイントを紹介します。

 

必要なスペースを確保する

アイランドキッチンを設置するために必要なスペースを確保することが大切です。

アイランドキッチンは基本的に間口180300cm程度、奥行き75100cm程度の縦長サイズのものが多いです。キッチンスペースの寸法を測り、アイランドキッチンの設置に必要なスペースを確保できるかチェックします。
また、キッチン周辺のスペースについても考慮しましょう。人が通ることなどを考慮して、キッチン周りは8090cm程度は確保する必要があります。

 

ワークトライアングルを意識して動線を確保する

毎日使うキッチンは、ワークトライアングルを意識して動線を確保しましょう。
ワークトライアングルとはコンロとシンク、冷蔵庫を結んだトライアングルのことで、この3つが正三角形に近ければ近い程作業しやすいといわれています。
コンロとシンクが向かい合った状態のセパレートタイプや45度の形になるL型タイプは、ワークングトライアングルを作るのが簡単で作業しやすい形なのです。

 

部屋のレイアウトとスペースのバランスを考える

アイランドキッチンは最低でも6畳程度の広さが必要です。
リビングの広さから6畳を引いたスペースが、ダイニングやリビングとして使えるスペースとなります。
例えば、LDKのスペースが20畳の場合、20畳から6畳を引いた14畳分がダイニングとリビングに使用できるスペースです。
ダイニングやリビングに使えるスペースが少ないなら、ダイニングテーブルとしても活用できるアイランドキッチンを選び、ダイニングスペースをなくすという判断もできます。

 

 

アイランドキッチンを選ぶ際の注意点

ここからは、アイランドキッチンを選ぶ際の注意点を紹介します。

 

コンロの種類を確認する

アイランドキッチンを導入する際は、どの種類のコンロを使うか選ぶ必要があります。
コンロ一体型は、コンロとシンクが隣り合った状態で設置されているタイプです。コンロとシンクの距離が近いので、スムーズに作業できるというメリットがあります。
一方、コンロ分離型は、コンロとシンクを分けて設置するタイプのことです。コンロ分離型は作業スペースを確保しやすく、複数人で利用する際に便利です。
キッチンをどのように使用したいか考えた上で、自分に合ったコンロを選びましょう。

 

収納力があるタイプを選ぶ

アイランドキッチンユーザーの大きな悩みとなるのが収納力です。

食器棚などを置いて収納力を補う場合、それらを置くスペースについても考えなければいけません。
例えば、間口180cm程度のアイランドキッチンの場合は、キッチン用品の収納スペースしかないことがほとんどです。
そのため、炊飯器や食器類などを置ける棚が必要になるでしょう。
家族の人数が多い場合は、食器棚も必要になるかもしれません。
キッチン用品や食器をきちんと収納できるように、できる限り収納力があるタイプを選びましょう。

 

調理中の音を解消できるか

洗い物中の音や換気扇・食洗機が回る音が気になる方がいます。
キッチンの騒音が気になる場合は、騒音の対策がされているかアイランドキッチンかどうか確認することをおすすめします。
例えば、システムキッチンのシリーズの中には、サイレントシンクという種類を採用しているものがあります。
水ハネの音など作業音を最小限まで抑える構造となっており、家族との会話やTVの音の邪魔になりません。

 

 

アイランドキッチンを上手く使うためのポイント

アイランドキッチンに一工夫を加えると、より使いやすキッチンに仕上がります。
ここからは、アイランドキッチンを上手く使うためのポイントを紹介します。

 

目隠しを設置する

来客時に他人の視線が気になる場合は、キッチンに目隠しとして引き戸やパーテーションを設置するのもおすすめです。
自由に動かせるタイプの目隠しを選べば、普段は開放的な空間にしておいて、必要な時だけキッチンスペースを隠すことができます。
調理中の様子をなるべく隠したいなら、低めのカウンタースクリーンなどを設置するのも良いでしょう。

 

収納力を強化する

アイランドキッチンは収納スペースが少なくなりがちです。
収納スペースがあるアイランドキッチン本体を選んだり、壁面に吊るす収納を設置するなど、収納力を強化できるように工夫しましょう。
取っ手が取れるフライパンなど、収納スペースを最小限にできるキッチン用品を選ぶのもおすすめです。

 

パネルなどを設ける

キッチンの汚れが気になる場合は、立ち上がりパネルなどを設置すると良いでしょう。
コンロの前に設置すれば、調理中の油ハネを防止できる可能性があります。ガラスやプラスチック製といった透明パネルを使うと、アイランドキッチンの開放感を損なわずに済みます。

 

換気しやすい環境を整える

調理中のニオイの広がりを防ぐために、換気しやすい間取りに設計することをおすすめします。
また予算に余裕があれば、高性能の換気システムを導入するのも良いでしょう。

 

 

アイランドキッチンの間取りのパターン

次にアイランドキッチンの間取りのパターンについて解説します。

 

アイランドキッチンの対面にダイニングスペースを作る

キッチンの対面にダイニングスペースを作ると、キッチンで作業しながら子どもが遊んだりテーブルで勉強する様子をチェックできます。
ただし、料理を配膳する時に反対側まで回らないといけない点がデメリットになります。

 

アイランドキッチンの横にダイニングスペースを作る

縦長のスペースにキッチンを作るなら、アイランドキッチンの横にダイニングを作るのがおすすめです。
家事動線がシンプルなので、スムーズに家事ができます。
キッチンの天板とダイニングテーブルが一体化になったものを選べば、作業スペースが広くなるので便利です。

 

アイランドキッチンとカウンターテーブルを一体化させる

キッチンやダイニングスペースを作る場所が限られているなら、アイランドキッチンをカウンターテーブルとして使えるタイプがおすすめです。
ダイニングテーブルを用意する必要がないため、リビングスペースをしっかり確保できます。
また、食事の配膳や後片付けが楽になるというメリットもあります。

 

 

アイランドキッチンの間取りの実例

ここからは、アイランドキッチンの間取りの実例を紹介します。

 

キッチンスペース横に収納を備える

収納スペースが少ないというデメリットがあるアイランドキッチン。
自宅にアイランドキッチンを備えるなら、食器棚を置くのではなくあらかじめ収納スペースを作りましょう。
キッチン横に収納を備えておけば、必要なものを全てまとめて収納できるので便利です。

キッチン横収納 

 

ダイニングテーブルとして活用する

アイランドキッチンのカウンタースペースを広めに取っておけば、ダイニングテーブルとして使うことも可能です。
食事を食べるだけでなく、バーカウンターとしても活用できるでしょう。
ダイニングスペースを節約できれば、広々としたリビングを作れるのでおすすめです。

バーカウンター

バーカウンター

 

キッチンとダイニングが横並びのアイランドキッチン

アイランドキッチンとダイニングを横並びに配置するのも良いでしょう。
効率良く料理を配膳できますし、料理を食べ終わった後もリビングに行きやすいはずです。
この間取りパターンを採用すると、リビングスペースと上手く空間を分けられるのでおすすめです。
ダイニングスペースに窓を取り付ければ、程よく日の光が差し込み、明るい空間で料理することができます。

アイランドキッチン横のだいにんぐ

 アイランドキッチン横のダイニング

 

インテリアの一部のようなアイランドキッチン

ダイニングやリビングとの色味を統一すれば、インテリアの一部のようなおしゃれなキッチンに仕上がります。
例えば、インテリアをダークカラーで揃えたいなら、水栓やレンジフード、収納スペースなども黒っぽい色で揃えるとおしゃれです。
キッチン用品や食器もインテリアに合うものを選ぶと、よりおしゃれな空間となります。

インテリアに馴染むキッチン

インテリアに馴染むキッチン

 

 

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まとめ 自分に合ったアイランドキッチンを作ろう

料理が好きな場合、おしゃれなアイランドキッチンが憧れを持っている方も少なくないでしょう。
実際にアイランドキッチンを設置するなら、メリットだけでなくデメリットについても把握しておく必要があります。
アイランドキッチンの特徴を理解した上で、自分のライフスタイルに合ったタイプのキッチンかどうか判断すると良いでしょう。

 

 


 

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