コンシェルジュ concierge

理想の家を建てるために必要な費用とは?施工までの流れや期間を解説

公開日:2021/06/14(月) 更新日:2021/10/26(火) 家づくり

お金の計算

「マイホームを建てたい!」と思う方で、一番気になるのが「費用」という方も多いのではないでしょうか。
はじめての家づくりでは、どんな費用がかかるか、相場はどのくらいかなど、分からないことが多く不安も多いと思います。
そこで今回は、家を建てるのに必要な費用や注意点、優先すべきことなどをご紹介していきます。夢のマイホームを実現するためにも、ぜひ参考にしてみてください!

 

INDEX

 

 

家を建てる際にかかる費用の内訳

それでは、実際に注文住宅を建築する際の費用をみていきましょう。
ここでは、「土地の購入」「家の建築時」「諸費用」の3つにわけて説明していきます。

お金の悩みイメージ

 

土地の購入にかかる費用

家を購入する際、前段階としてまず探さなければならないのが「土地」です。
親や親族からの贈与などで土地を所有している場合は別ですが、それ以外の方は必ず新たに土地を取得することが必要となってきます。
この「土地代」は、家を建てる場所や地域によって大きく値段が異なりますが、建築費用と並んで大きな比率を占めています。

まずは、エリアごとに、地価平均をみていきましょう。
以下は、国土交通省が平成30年に公表した土地の平均価格のデータです。

  • 東京圏 約24万円/㎡
  • 名古屋圏 約13万円/㎡
  • 大阪圏 約17万円/㎡
  • 地方(人口10万人以上) 約5万円/㎡

参考:国土交通省|土地・建設産業|地価公示

データをみると、東京圏と地方では約4~5倍の差があることがわかります。また、東京圏でも地方でも、場所によってさらに価格は大きく異なります。
このように、利便性や土地柄、大きさなどによっても価格は大きく異なりますので、自分に合った土地を選択することが必要です。
また、土地付きで注文住宅を購入する場合は、その土地に「建築条件」が指定されているかによっても全体の価格が約数百万円から1千万円以上の差がでることもありますので、事前にしっかりとした下調べをしておくことが必要です。

 

次に、土地を購入した際の価格の内訳をみていきましょう。
支払うお金の内訳は、おおまかに以下の3つに分かれています。

  • 手付金(物件価格の5%~10%)
  • 購入物件の残代金(物件価格-手付金-住宅ローン借入金)
  • 購入諸費用(印紙税・仲介手数料の半金)

購入諸費用としては、「土地代金+家の工事費用」の6%~10%が目安となります。
家を購入するメーカーや工務店によって、土地探しの手伝いをしてくれたり、全体のスケジュールや予算から最適な土地を選んでくれる会社もあるため、まずは家を建てたい会社を先に選ぶのもよいでしょう。

 

建築にかかる費用

続いて、建築にかかる費用をみていきましょう。
どのような家を購入するかによっても値段は大きく異なりますが、一般に注文住宅は建売住宅と比べると費用が高くなり、建売住宅と同じくらいの金額で見積もっていると予算があわなくなる可能性があります。
自分の予算とあっているか、改めて確認しておきましょう。

次に、建物を購入した際の価格の内訳をみていきましょう。
支払うお金の内訳は、おおまかに以下のように分かれています。

  1. 【工事契約時】
    工事契約金・建築確認申請費
  2. 【上棟時】
    中間金
  3. 【引き渡し前】
    建築費の残代金

注文住宅の場合、価格はメーカーや工務店などによって大きく値段が異なりますが、建築費用としては約2,000万円~4,000万円程度を見積もっておくとよいでしょう。

 

諸手続きにかかる費用

家を購入する際は、上記の土地代や建築費用に合わせて、手続き上さまざまな諸費用が発生します。
注文住宅を建てる場合、必要となる代表的な諸費用を以下にまとめましたのでご覧ください。

  • 設計料 建築工事費の10〜15%
  • 仲介手数料 物件価格 × 3% + 6万円
  • 印紙代 物件が1,000万円〜5,000万円以下の場合、1万円
  • 登録免許税 土地価格の1.5%
  • 司法書士の報酬 20万円〜25万円程度
  • 地鎮祭、上棟式 5万円〜10万円程度

また、地盤が弱く地盤改良が必要な場合は地盤調査費用などが別途発生するケースもあるため、敷地条件によって注意が必要です。
上記は代表的な諸費用ですが、これ以外にも、引越し代、ローン借入費用(事務手数料・保証料・火災保険料など)、税金といったお金が発生します。
諸費用の目安としては、「建築費の5~10%」が一般的といわれているため、参考にしてみてください。

 

 

【費用別】注文住宅の特徴

費用別にみると、どのような家が建てられるのでしょうか?
ここでは、費用別に2,000~4,000万円の注文住宅の特徴をご紹介していきます。

 

2,000万円台の家

2,000万円台というと、注文住宅を建てられるかどうか、不安に思われる方もいると思います。
結論から言うと、2,000万円台でも、十分注文住宅を建てることは可能です。
しかし、自分の要望をすべて叶えようとすると、予算オーバーになりやすいのがこの価格帯。ただし、内装でもこだわりたいところにはお金をかけ、それ以外のところはシンプルな設計にするなどすれば、十分に理想の注文住宅を建てることは可能です。
もし「こだわりたい場所が決められない」という方は、リビングやキッチンなど、比較的家の中でも長い時間を過ごす場所にお金をかけるとよいでしょう。
「予算を抑えてこだわるところはこだわり、ほかは安く抑えたい!」という方にぴったりの価格帯です。

 

3,000万円台の家

注文住宅の価格帯で、最も平均的なのが3,000万円台の家。
これくらいの予算があれば、ある程度まで自分の理想を実現させることが可能です。
また、内装や外装だけではなく、お風呂場やキッチンなどの設備のグレードも上げることができます。
それ以外にも、食洗機やエアコンといった家電にお金を回してもよいかもしれません。
それでも予算を抑えたいという方は、こだわりの優先順位をつけて、理想の家を建てられるようにあらかじめ確認しておきましょう。

また、全国的に見ても3,000万円台の家は最も多いため、街で見かける家の外装や、ネットや本で紹介されている同じ価格帯の家の内装、間取りをみて、参考にしてみるのもよいでしょう。

 

4,000万円台の家

4,000万円台の家ともなれば、自分の理想以上の家を建てることは十分可能です。
4,000万円台の家でよくみられる特徴としては、床面積が100㎡を超える大規模な家であることが多いという点です。「広い家に住みたい!」とお考えの方は、この価格帯を創造しておくとよいでしょう。
また、もし土地もあわせて購入する場合は、トータルで5,000万円以上の資金が必要になるケースが多いため、予算と照らし合わせながら事前準備をしっかりとおこないましょう。

ほかにも、家へのこだわりが強いという方は、4,000万円台を見積もっていてもよいかもしれません。
4,000万円台ともなれば、内装のグレードだけでなく、中庭を囲んだコの字型やロの字型の設計にしたり、家の素材にもこだわることができるでしょう。

 

5,000万円台の家

5,000万円台の家ともなれば、一目で高級な雰囲気が伝わるほどです。
憧れの邸宅として、近所でも目立った家になるでしょう。
5,000万円台ともなると、家の広さを十分に確保できるだけでなく、庭やガレージなども十分なスペースをとることができます。
また、それだけでなく、キッチンや洗面、トイレといった設備にお金をかけることができるため、高級な雰囲気のなか毎日の生活を送ることができるでしょう。
「豪華な邸宅に住みたい」という方や、家にかけられるお金に余裕があるという方は、このくらいの予算を見積もってみてもよいのではないでしょうか。

 

 

後悔しない戸建てを選ぶポイントとは?

後悔なく理想の戸建てを建てるためには、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか?
自分の予算にあった家を建てるためには、自分が何を大切にして家を建てたいか、優先順位をつけておくことが必要不可欠です。
ここでは、土地購入と建築費用の予算配分の考え方をこだわり別にご紹介していきます。

 

立地にこだわりたい場合

最寄り駅やスーパー、コンビニなどの近くといった、利便性の高い立地の土地は、一般に高くなる傾向があります。
「駅から近い場所に住みたい」といった、立地重視の人は、土地代に内訳の比重を置く必要があるでしょう。そのためには、建築費用を削減する必要があるため、注意しましょう。場所にもよりますが、土地代には、約1,000~2,000万円程度の予算を見積もっておくとよいでしょう。

 

内装にこだわる場合

立地よりも、家の内装をこだわりたい!という方は多いと思います。家の内装を優先したい、という方は、立地を多少妥協し、価格の低い土地を購入する必要があるでしょう。自分の理想をある程度反映できる注文住宅を建てるためには、建築費用に3,000万円程度を見積もっておくのがおすすめです。

 

費用にこだわる場合

「とにかく低予算で注文住宅を建てたい!」という方は、立地や内装で妥協しなければならない部分が多く出てくるかもしれません。すべての理想を叶えるのは難しいかもしれませんが、内装や立地など、とくにこだわりのない方であれば、十分に低予算でマイホームを建てることは可能です。また、注文住宅ですと費用が高くなる傾向がありますので、建売住宅や中古住宅も視野に入れて検討してみてもよいでしょう。

 

 

注文住宅の業者を選ぶ際の注意点

自分の理想の注文住宅を建てるために、意思疎通が十分にとれ、なおかつ対応の丁寧な業者を選ぶことが必要です。
注文住宅は、外壁の色から間取り、コンセントの位置に至るまで家に関わるすべてをお客様とプランナー、営業が話し合いながら一緒に作り上げます。
そのため、自分の伝えたいことを理解してくれない業者や、気の合わない業者に頼むことはあまりおすすめできません。
注文住宅は業者とのコミュニケーションが必要不可欠であるため、意思の疎通がうまく取れない業者を選択してしまわないよう、注意しましょう。

また、家は買って終わりではありません。一番大切なのは、「住み始めてから」といえるでしょう。
そのため、住んでからの「アフターサービス」がしっかり整っているかをチェックしておく必要があります。
現在は家に欠陥が見つかった場合に、10年間無料で修理してもらえる「住宅瑕疵担保履行法」といった法律もありますが、自分が家を購入したメーカーや会社とは、その後も長く付き合っていくことになるため、10年保証がついているか、アフターフォローの手厚い会社であるかなど、あらかじめみておくとよいでしょう。

 

 

家を建てるまでの流れ

注文住宅は、住むまでにどの程度の期間を要するのでしょうか?
メーカーや業者によっても異なりますが、一般的に「家を建てる」と決めてから入居に至るまでには、おおよそ13~25ヵ月程度の期間が必要です。
では、実際にどのような流れで進んでいくのか、一般的なスケジュールをみていきましょう。

  1. 住みたい家のイメージを考える 1〜2ヵ月
  2. 資金計画を立てる 1〜2ヵ月
  3. 土地を探す 1〜2ヵ月
  4. 依頼するメーカー、業者を選ぶ 1〜2ヵ月
  5. 土地を購入する 1〜2ヵ月
  6. 建物の外観・間取りを検討する 1〜2ヵ月
  7. 設計を依頼 2〜3ヵ月
  8. 住宅ローンを契約 1〜2ヵ月
  9. 施工 3〜4ヵ月
  10. 引越し・入居 1〜2ヵ月

おおまかには、このような流れで家づくりは進んでいきます。
しかし、土地探しにこだわりたいという方は、土地探しに時間がかかったり、逆に家の内装をこだわりたいという方は、プランナーとの打ち合わせに時間を要する場合がありますので、ここで示した以上の期間を要する場合があります。
あらかじめ家を建てたい期間や住み始めたい時期を決め、逆算してスケジュールを決めておきましょう。

また、家を建てるまでは、業者と綿密な打ち合わせを何度も重ねたり、さまざまな手続きをする必要があります。
そのため、入居までのあいだはできる限り時間を空けられるような手配をしておきましょう。
ほかにも、はじめての家づくりには疑問はつきものです。疑問や不安をしっかりと解消するためにも、自分の信頼の置ける業者を選ぶように心がけましょう。

 

 

まとめ

家の購入費用についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
家を建てるときにはさまざまな費用が必要となり、考えなければならない項目がいくつもあります。
しかし注意点や先の見通しをしっかり把握していれば、理想の注文住宅を建てることは十分可能です!
理想の住まいを実現するためにも、今回ご紹介した項目をぜひ参考にしてみてください。

また、注文住宅を長野県で建てたいとお考えの方は、ぜひ私たちフォレストコーポレーションにお問い合わせください。信州の自然を感じながら過ごせる工房信州の家を、ご家族に合わせてご提案いたします。工房信州の家は、それぞれのお客様に合わせて最適なプランニングをおこなう自由設計の家です。敷地条件をくまなく洗い出し、ご家族一人一人のライフスタイルやご要望を丁寧にお伺いしたうえで、専属のプランナー・インテリアコーディネーターがベストなご提案をおこないます。気になる方は、お気軽にご相談ください。

 

 


 

カタログプレゼント

\じっくり読みたい/
カタログ郵送はこちら

\今すぐ見られる!/Webカタログはこちら

移住オンライン相談

 

移住まず見るページ

 

私たちは設計士や施工管理士といった建築のプロでありながら、全社員が「信州コンシェルジュ」として豊かな信州ライフをサポートしていきます。

 信州コンシェルジュ

 

 


移住関連の人気記事

22/02/01 別荘地のおすすめランキング11選!別荘地選びのポイントもご紹介!

21/03/18 軽井沢移住の利点や失敗例、人気エリアのまとめ

21/03/01 長野県への移住がおすすめ・人気な理由!支援制度や就業、注意点についても解説

23/06/07 政府が推進する転職なき移住とは?メリットや実現するためのポイントを解説!

 

 

 

1ページ (全26ページ中)