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珪藻土の壁材とは?漆喰との違いやメリット・デメリット、施工事例をご紹介!

公開日:2021/09/14(火) 更新日:2024/07/11(木) 家づくり素材

珪藻土の壁のメリット・デメリットは?漆喰との違いやお手入れ方法も解説!

住宅の壁の素材として使われることも多い珪藻土。

湿気を吸収してくれる自然素材であることが人気で、最近ではバスマットやコースターなど、建材以外にも小物などさまざまな素材として活用されています。

そんな珪藻土ですが、具体的にはどのような特徴やメリット・デメリットがあるのでしょうか。ご紹介していきます!

 

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そもそも珪藻土とは?

珪藻土壁の模様

珪藻土とは?

そもそも珪藻土とはどのような素材なのでしょうか。

珪藻土に含まれる「珪藻」とは、藻類に分類される生物「植物性プランクトン」の一種です。
この珪藻が、海底や川底などに堆積することで化石となり、珪藻土ができあがります。

珪藻土には無数の微細な気孔があるため、通気性に優れています。
さらにそれだけでなく、耐火性や吸水性、保湿性、調湿性や撥水性などさまざまな面で優れた効果をもっています。
また、自然素材であるため人体にも悪影響がなく、とくに自然素材の家を建てたい方から人気があります。

 

珪藻土壁の模様の種類

珪藻土を壁に用いる場合、左官職人が手作業で塗り上げて仕上げます。
仕上げに使うコテの種類や塗り方の技術によって、さまざまな模様をつけることができます。
ここでは、塗り壁の代表的な模様のパターンをいくつかご紹介しますので、自分の好みの模様を探してみてください。

 

ラフ仕上げ

珪藻土を壁に塗ったあと、あえて平らにせずに自然に厚みのある部分をところどころ残しておくのがこのラフ仕上げになります。
乾燥する前に材料を盛り付け、仕上げに表面を整えることで壁を仕上げます。
無造作ながらも自然でおしゃれな見た目になります。

 

コテ波仕上げ

コテ波仕上げとは、コテで塗った跡をあえて自然の状態のまま残しておく仕上げの方法になります。
規則的に塗ってある壁も美しいですが、コテの塗り跡がデザインの一部として残るのも味わいがあります。
左官職人の手仕事が目に見えて、工業化住宅ではなく職人が建てる家に魅力を感じる方に人気があります。

 

ヒキズリ仕上げ

横長の凹凸を模様としているのが、ヒキズリ仕上げです。
角柄のコテの先端を押しつけるだけで模様を付けることができるため、初心者でDIYの壁をつくりたいという人にもおすすめの模様です。

 

ウェーブ仕上げ

ウェーブ仕上げとは、30~40cmくらいの太めの横縞を壁につけた模様のことです。
洋風な家の壁にもよく似合うデザインのため、壁の模様として根強い人気があります。

 

模様なし仕上げ

その名のとおり、まったく模様を付けずに平坦な壁に仕上げたものです。
シンプルな壁にしたいという人や、壁にスクリーンを投影させたい人などから人気があります。
シンプルな出来の分、塗りの良し悪しが出やすい壁であるのも特徴です。

 

吹きつけ仕上げ

吹きつけ仕上げとは、その名のとおり珪藻土を壁に吹き付けてつくる壁の模様のことです。
コテや刷毛を使用しないため、細かな凹凸を壁の模様にすることができます。

 

 

珪藻土と漆喰の壁材の違いは?

珪藻土を塗る左官職人

自然素材の壁材で、珪藻土と並んで人気なものに漆喰があります。
どちらも塗り壁で、見た目も似ていますが、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。さっそくみていきましょう。

 

珪藻土の壁材のメリット・デメリット

珪藻土のメリットは、耐火性や吸水性、保湿性、調湿性、撥水性などさまざまな面で優れた効果を発揮することです。

これだけ多くのメリットがあるため、珪藻土は住宅の壁材としてぜひおすすめしたい素材です。
とくに、家の劣化につながる最大の原因として湿気がありますが、珪藻土は室内の余分な湿度を吸収してくれるため、劣化を防ぐことができます。
それだけでなく、室内が乾燥している時には保持していた湿気を放出してくれる作用を持っているため、機械の力を使うことなく、自然に湿度を調節することができます。
具体的には、湿度40%を境に吸湿・放湿を半永久的に繰り返します。吸湿量としては6畳間の壁に厚さ3mmで珪藻土を塗ると、なんと一升瓶1本近くの水分を吸収できると言われ、調湿効果としては備長炭の4~6倍もあるようです。

こうした機能面だけでなく、珪藻土は好みに応じて色づけすることもできるため、自分の好きなカラーで部屋をコーディネートすることができ、デザイン面でも人気があります。

一方、デメリットとしては、乾燥によってひび割れを起こすことがあるという点が挙げられます。
ひび割れが起きると、傷が目立つだけでなく、壁材がぽろぽろと剥がれ落ちてくるため掃除の手間がかかります。
壁材が剥がれてしまった場合は、上から固化材を塗って傷を目立たなくさせることができます。

 

漆喰の壁材のメリット・デメリット

珪藻土と漆喰の最大の違いは、原料の違いにあります。
珪藻土が植物プランクトンを由来としているのに対し、漆喰はサンゴ礁からできた石灰に由来しています。
奥行きのある白色が特徴的で、空気中の二酸化炭素と反応して固まっていく特徴があります。

漆喰の壁材をよく見かけるのは、日本のお城です。
漆喰には経年変化がほとんど見られず、耐久性の高い素材で外壁にも使われます。また燃えにくいという特徴を持ち、建築基準法で不燃材料として認められています。

つるりとした綺麗な質感で長期的に安定して同じ色合いを楽しみたい方には漆喰がおすすめです。
デメリットとしては、職人の手で塗っていくため、一般的なビニールクロスなどに比べて工期が長くなり、工費も割高になることが挙げられます。

 

 

珪藻土と漆喰の仕上がりの違いは?

珪藻土と漆喰の材料や効果の違いについて見てきましたが、仕上がりの違いはあるのでしょうか。壁は部屋の中でも面積が広いので、わずかな質感の違いが部屋の印象を変えます。

 

珪藻土

珪藻土壁拡大

珪藻土はざらざらとした粒感が見えるのが特徴で、陰影が出るため温かみがあります。跡をつける仕上げやカラーバリエーションなどデザイン性の高さもポイントです。

 

漆喰

漆喰壁拡大

一方で漆喰はつるつると滑らかな質感が特徴で、白さが際立ちます。洋風やモダンな家との相性も良く、様々なテイストにマッチします。

 

 

家の壁を珪藻土にする方法と費用は?

家の壁を珪藻土にする方法には、主にどのような方法があるのでしょうか?
ここでは、代表的な3つの方法をご紹介しますので、自分にあった方法を探してみてください。

 

塗り壁の施工を行う会社に依頼

珪藻土の壁にする方法の一つ目は、塗り壁の施工を行う会社に依頼することです。
珪藻土は塗り壁であるため、左官職人の手でひとつひとつ塗り上げられ、仕上がりの美しさや模様は職人の技術によって大きく変わります。

これから新築住宅を建てたいという方で、珪藻土の壁にしたいという方は、信頼できる腕のよい職人さんが施工してくれる会社を選ぶようにしましょう。
実際に、展示場やモデルハウスを見学して壁のパターンをみたり、スタッフの方に直接聞いてみるのもおすすめです。

 

自分でDIY

珪藻土の壁を、自分で塗ってDIYするのもおすすめです。
全ての壁を自分で塗るのは大変ですが、壁の一部を自分で塗ることで、家に思い出もできるうえ愛着も湧き、世界でひとつだけの壁に仕上げることができるでしょう。
壁紙の上からローラーなどで塗ることができる珪藻土材も市販されていますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

 

珪藻土壁紙を使用する

珪藻土の塗り壁は、ひとつひとつ手作業で仕上げていくため、工期や費用も高くなりがちです。
もっと手軽に珪藻土の壁を楽しみたいという方には、珪藻土壁紙もおすすめです。パルプ、寒水石(大理石)、蛭石、オガクズといった素材を下地として、珪藻土のコートを施した壁紙です。
珪藻土の塗り壁に比べて費用もかなり安く抑えられるほか、工期が短縮できるといったメリットもあり、手軽さを重視するならおすすめしたい選択肢のひとつです。

 

 

珪藻土のおしゃれな家にするポイント

せっかくなら珪藻土の機能性を活かしつつ、デザインもこだわった家にしたいですよね。ここでは珪藻土を使ったおしゃれな家にするためのポイントをご紹介します。

 

相性のいいインテリアスタイルで選ぶ

珪藻土は様々なテイストと相性の良い素材です。ここでは4つのスタイルごとに珪藻土を使った事例をご紹介します。

 

ナチュラル

ナチュラルなリビング

温かみのある珪藻土の塗り壁はナチュラルテイストの家と相性抜群。色味の主張を抑え、シンプルな内装にすることで素材が持つ本来の美しさが映えます。経年変化していく無垢材とのコントラストも長く楽しんでいけます。

 

マニッシュ

マニッシュテイストのリビング

ブラックなどダークカラーを取り入れ、空間を引き締めたマニッシュスタイル。アイアンやスチールのスタイリッシュな質感に、職人さんによる唯一無二の手仕事が合わさり洗練された空間となります。ライトに照らされた陰影には他の壁材にない独創性があります。

 

ウッディ

ウッディなキッチンダイニング

床・天井・戸・壁などに木部を多用し、木の温もりが溢れるウッディテイスト。ここでは珪藻土が空間の抜けとして活きます。一部を珪藻土の白い壁とすることで軽やかさが生まれ、圧迫感や閉塞感が減り、広がりを感じることができます。

 

和の部屋

珪藻土のざらざらとした質感や塗り跡が和の素材ともぴったりです。京壁に通ずるところがありつつも、よりライトでモダンな和を表現することができます。和のどんな素材とも調和する珪藻土は万能です。

 

スタイルに合わせて家具を選ぶ

珪藻土はどんなスタイルにも合わせやすい素材です。
特にシンプルなホワイト系のカラーであれば、趣向を凝らしたデザインの家具を受け入れる寛容さがあります。家具はテーブルやソファ、ライトやファブリックなど多岐に渡るため、それぞれにテイストがバラバラだと乱雑な印象になってしまいます。家の建築前にテーマを決め、壁や床、家具も含めトータルコーディネートするとおしゃれな家になりますよ。

ナチュラルなテイストであれば木やアースカラーのファブリックなど、マニッシュはブラックなどダークカラーを取り入れると空間が引き締まります。和は麻や和紙などの素材にこだわると雰囲気が出ます。

 

珪藻土の塗り方・色にこだわる

先の章でご紹介したように、珪藻土はコテの使い方や仕上げに使う道具などにより様々な表情に仕上げることができます。
塗り方により洋風のデザイン、和風のデザイン、ラフな印象など様々なテイストが実現できます。塗り跡がくっきりとした塗り跡はアクセントウォールとして部屋の一部に取り入れても印象的に仕上がります。

また色粉を混ぜることにより様々なカラーを用意することができます。色粉の量により濃さの調節もできるため、淡い色からはっきりとした色まで絶妙なカラーに仕上げることができますよ。寝室はトーンを抑えたカラーにするなど、部屋ごと用途に合わせて変えても粋ですね。

 

 

珪藻土の壁のお手入れ方法について

無垢の家の掃除をする女性

珪藻土の壁が汚れてしまったときには、どのように手入れをおこなえばよいのでしょうか。

まずは、表面についた軽い汚れやシミのお手入れについてご紹介します。
手垢や物がこすれてできてしまった軽い汚れは、消しゴムを使えば簡単に落とすことができます。コツは、力を入れずに軽くこすって消すことです。
また、表面のみに付いた程度のシミ汚れであれば、目の細かいサンドペーパーなどで表面を薄く削るだけで汚れを落とすことができます。

もし、壁にコーヒーや醤油などをかけてしまい汚れが深く浸み込んで締まった場合は、漂白剤を薄めて浸み込ませることで、壁を白色に戻すことができます。
ただし、ここで注意したいのは色味の付いたカラータイプの珪藻土壁の場合です。カラータイプの場合は珪藻土の色素まで脱色してしまわないよう、できる限りサンドペーパーでシミを削り落とし、そのうえで上塗りするのがおすすめです。

 

 

自分でDIYする場合の手順や注意点

ここからは、珪藻土の壁を自分でDIYする際の手順や注意点をまとめていきます。
自分好みの壁がつくれるよう、しっかりとコツや手順をおさえておきましょう。

 

珪藻土塗りに必要な道具・材料

まずは、珪藻土の材料についてです。
用意する珪藻土の種類には練り済みタイプのものと、粉末タイプのものがあります。

練り済みタイプとは、その名のとおり、すでに練った状態で売られている珪藻土のことです。
開封後にすぐに使えるため、手軽に使用できます。

一方、粉末タイプのものは、自分で水を加えて練る珪藻土です。
手間がかかりますが、自分の必要な分だけ作れたり、長期保存ができるため、少量ずつ壁に塗りたい場合などに適しています。
これらはホームセンターやアマゾンなどの通販で仕入れることができます。

珪藻土の材料が準備できたら、道具を準備しましょう。
塗るために必要な道具としては、以下のとおりです。これらの道具は、ホームセンターなどに売っていて、簡単に準備することができます。

  • 珪藻土を練るための道具
    バケツ・水・珪藻土用の容器
  • 珪藻土を壁に塗るための道具
    コテ・コテ版・ヘラ・スポンジ
  • 下地用の道具
    ローラー、下地剤

 

珪藻土DIYの手順

ここからは、珪藻土を実際に自分で塗っていく方法についてご紹介します。

①養生する

まず、珪藻土を壁に塗る前に、他の場所が珪藻土で汚れてしまわないように周りを養生しましょう
。壁の巾木の部分やコンセント・スイッチといった部分にはマスキングテープで養生するのがおすすめです。
また、床にはテープ付きの養生シートを敷くことで、汚れがつくのをあらかじめ防ぐことができます。

②下地処理を施す

珪藻土材や壁の種類によっては、下地処理が必要な場合があります。
そういった場合には、ローラーを使って下地材を全体に塗ります。
塗り終わったら、完全に乾くまで時間をおいておきましょう。

③珪藻土を練る

下地処理がおわったら、粉末タイプの珪藻土を使う場合はここで水を加えて珪藻土を練っておきましょう。
コツは、少しずつ水を加えて練っていくことです。こうすることで、珪藻土材がダマになることなく混ぜることができます。
攪拌機を所有している場合は、そちらを使用して練ると楽に混ぜることができます。

④珪藻土を壁に塗っていく

ここからは、実際に珪藻土を壁に塗っていく作業です。
あらかじめ準備しておいたコテやヘラを使用して、自分好みのデザインに塗っていきましょう。
できる限り、全体が均一な厚みになるように注意して塗りましょう。
デザイン的に二度塗りをしたいという方は、一度目は薄く塗るようにしておきましょう。

⑤二度塗りをする

自分のつくりたいデザインによっては、二度塗りをする必要があります。
二度塗りをする場合は、一度目に塗った場所が乾き切る前に壁を塗るようにしましょう。

⑥乾く前に養生を外す

珪藻土を全体に塗り終わったら、壁が乾く前に養生を外しておきましょう。
乾いたあとで養生を剥がすと珪藻土が剥がれ落ちてしまう場合があるため、必ずこの段階で養生を剥がすようにしましょう。

⑦珪藻土を乾かす

珪藻土は、完全に乾くまでに約2、3日ほどを要します。
乾くまでは表面が柔らかい状態であるため、壁をこすってしまわないように気を付けましょう。
壁に扇風機の風を向けたり、窓を開けて風をあてたりしておくと早く乾くのでおすすめです。

塗りたての珪藻土

 

珪藻土に関する注意点

珪藻土をDIYで塗る際は、いくつか注意点がありますので、しっかりと押さえておきましょう。

まず、DIYで珪藻土を塗った場合、数年後にカビが生えてしまうことがあります。
これは、結合材というつなぎを使用して塗った場合にしばしばみられる現象です。この結合材が合成樹脂など安価な素材で作られている場合、珪藻土の利点である湿度調節をしてくれる穴が埋まってしまい、調湿効果が発揮されなくなってしまうことがあります。
さらに、調湿できる穴をふさいでしまうことで湿気がこもり、数年後にカビが生えてしまう場合があります。
こういった事態に陥らないためにも、結合材を利用する場合はなるべく自然素材のものを利用するように注意しましょう。 

次に、壁を塗るという行為は、思いの外労力がかかり、作業が大変であるという点です。
とくに土壁や砂壁、剥がれかけたクロスの上などに珪藻土を塗る場合は、下地を塗る段階で大変さに気づき、諦めてしまう場合も少なくありません。

こういった事態を避けるために、大がかりな壁を塗る場合はやはりプロの業者や職人に任せるのが得策であるといえるでしょう。
自分で塗りたいという場合も、壁の一部分だけを塗るなどにとどめ、長く住み続ける家であるからこそ、信頼できる業者に頼むことも検討してみてください。

 

 

珪藻土の壁の施工事例

ここでは、実際に珪藻土壁を使った家を見ていきましょう。
珪藻土は塗り方やカラーを変えることが出来ることもメリットの一つです。仕上げ方によってガラッと変わる印象に注目です。

 

マニッシュ1

剣先仕上げの珪藻土壁

キッチン背面の壁を珪藻土のひきずり仕上げとしました。
珪藻土の塗り仕上げの中でも凹凸の大きいひきずり仕上げは照らされると陰影が際立ち、周囲の珪藻土壁とは全く異なる印象を持たせます。

広々としたリビングダイニングキッチンのアクセントとなり部屋全体が引き締まります。

趣味のお酒コレクションを飾り、まるでバーのような大人なキッチンに仕上がりました。

 

マニッシュ2

寝室のグレーのアクセントウォール

寝室の一面をグレーの珪藻土塗りとした例です。͡

彩度の低いカラーと板張りの天井により、落ち着いた寝室となっています。
コテ跡は控えめにつるりとした質感に仕上げ、シャープな印象の間接照明やブラインドとも相まってモダンな印象です。

部屋の一面だけでもカラーを変えるとガラリと印象が変わりますよね。

 

ナチュラル1

珪藻土の天井と壁

リビングダイニングから吹き抜けの全ての壁と天井を珪藻土の塗り放し工法で統一した例です。
空間に切れ目がないため広がりを感じられます。外から入る日の光も反射し、明るくすっきりとした室内空間になっています。
面積の大きい壁や天井が白で統一されているので飽きが来ることなく、どんなテイストの部屋にもよく合います。お好みの家具や小物を置いて部屋をアレンジすることも可能です。

 

ナチュラル2

ナチュラルなリビング

窓は南面に絞り、北側は座卓のダイニングからピットリビングにかけて、連続する大きな壁面をとりました。ホワイトの珪藻土が窓からの明かりを反射し、自然光で明るいリビングです。
座卓やソファはお施主様のこだわりの一品。壁が主張せずキャンバスとなることで、作品が映えます。

 

ウッディ1

ウッディなリビング

板張りの斜天井と迫力のある梁が印象的な平屋のLDK。キッチン周りの家具も木の造作とし、木の温もりが心地よい空間です。
薪ストーブはカラーが美しいクラシックなバーモントキャスティングスのアンコール。焼きレンガの炉台と合わせてペンションのようなインテリアです。壁を珪藻土の塗り壁としたことで、重くなりすぎず空間に抜け感を出しています。

 

ウッディ2

ウッディなリビング

こちらも湾曲した太鼓梁がダイナミックに飛ぶ平屋です。
キッチン背面の壁は外壁に使われるジョリパットを採用し、力強さのあるスタイルとなっています。珪藻土はウッドデッキに面する壁や和室に使いました。窓から見える景色とも相まって広がりを感じることができます。
室内を見る角度によって印象が異なる趣のある家です。

 

和1

土間と和室

和のテイストでまとめた平屋の家。玄関を入るとまず薪ストーブがお出迎え、お客様をそのままおもてなしできる和室へと続きます。壁は全て珪藻土の塗り壁です。クリーム色の珪藻土はホワイトよりも優しい印象で、家具とのまとまりがあります。
コンパクトな平屋では部屋ごとにカラーや素材を分けず、統一することで空間がひと繋がりになり広がりを感じられます。

 

和2

和テイストのLDK

味わいのある和室の柿渋和紙も空間によく馴染んでいます。和室とリビングダイニングが広く繋がっている間取りでは特に、合うテイストの幅が広く適応力のある珪藻土がおすすめです。
また置物や絵画、ファブリックなど小物や家具で遊びたい場合にもぴったり。どんなものとも相性よく、受け入れてくれます。

 

 

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まとめ

珪藻土の壁は家族の健康という面でもメリットが多く、ぜひ住宅に取り入れたい壁の種類です。
ぜひ、住宅の購入を検討されている方は、珪藻土の壁を使った家を検討してみてはいかがでしょうか。

また、長野県で無垢材を使用した新築住宅をご検討の方は、ぜひ私たちフォレストコーポレーションにお問い合わせください。
信州産の無垢材を80%以上使用した工房信州の家を、お客様のご要望に合わせてご提案いたします。
壁はすべて今回ご紹介した珪藻土の塗り壁を使用します。
完全自由設計の家ですので、お客様と一緒に納得のいくお家づくりのお手伝いをさせて頂きます。気になる方は、お気軽にご相談ください。

 

 


 

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