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本棚のある家づくり!実例と本棚を置く際のポイントを解説

公開日:2023/03/02(木) 更新日:2023/03/02(木) 家づくり

本棚のある家づくり!実例と本棚を置く際のポイントを解説

読書や漫画本がお好きな方にとって本棚はなくてはならないものですよね。
一見シンプルな本棚ですが、設ける場所や見せ方によってはインテリアにもなります。ここではおしゃれな本棚がある家の実例をご紹介しています。様々なアイディアや工夫がありますので、ぜひ家や部屋を作る際の参考にしていただければと思います。

 

 

目次

 

 

 おしゃれな本棚がある部屋の実例をご紹介

 

壁一面の本棚

壁一面本棚の家

二階まで続く壁一面の本棚が圧巻です。お気に入りの本やおもちゃのディスプレイとしても活躍。

 

壁に埋め込んだ本棚

畳の共有スペースに設けた本棚

共有スペースに設けた本棚。三方塗りまわしとし、壁に埋め込みすっきと見せます。お気に入りの本を選んで畳で読書の時間。

 

廊下の壁一面の本棚

二階廊下に作り付けた本棚

二階の廊下をファミリースペースとして広くとり、設置した本棚。大容量の収納力があります。

 

吹き抜けの腰壁を本棚に

吹き抜けの腰壁に設けた本棚

吹き抜けの腰壁を本棚としました。一部をカウンターとして使うことができ、様々な用途に活用できる共有スペースとなっています。

 

踊り場の本棚

階段を上った先の本棚

階段の踊り場を少し広くとり作り付けた本棚。可動棚はしまう本やCDにぴったりの高さに合わせることができます。階段に座って読みふけってしまいそう。

 

リビングの一角の本棚

リビングの一角の本棚

リビングの一角に棚を設置しました。本だけでなく、小物の収納としても。籠やボックスに入れればおしゃれな見せる収納に。

 

本でいっぱいの二階共有スペース

二階廊下一面の本棚

二階の大部分を本棚が占めます。カウンターやテーブルを据えて書斎のような空間に。

 

漫画本をすっきり収納

共有スペースに作り付けた本棚

二階共有スペースに趣味の漫画本をすっきりと収めました。明るく開放的な空間で読書が捗ります。

 

書斎の本棚

畳書斎の本棚

畳の掘りごたつ式書斎。二辺の壁に本棚を造り付けました。天井まである本棚は収納力抜群。

 

カウンターと組み合わせた本棚

書斎のカウンターと組み合わせた本棚

大屋根の屋根勾配に合わせた斜天井が落ち着く書斎。カウンターと本棚は作り付けたもの。造作ならではの隙のないぴったり感が気持ちいいですね。

 

 

家に本棚を置く際のポイントは?

読書好きな方や、仕事柄多くの本を保管している方にとって、本棚は住居の中で大きくスペースをとるものです。設置してから後悔がないようにしたいですよね。

ここでは家に本棚を置く際のポイントを詳しく解説していきます。

本棚の設置を検討中の方は参考にしてみてください。

 

本棚・搬入経路・設置場所のサイズを確認する

家に本棚を置く際には、まず本棚・設置場所・搬入経路のサイズを確認しましょう。

本棚は製品によって寸法が大きく異なります。

収納したい本が全て収まるか、棚の高さが本のサイズにあっているかを確認して適切なサイズの本棚を選びましょう。

設置したい本棚のサイズが決まったら、設置場所に入るかどうか計測しておきます。

設置場所に入ったとしても本棚のサイズが大き過ぎると、部屋に圧迫感を与えたり、採光に差し支えたりすることがあります。そんな時は、バランスも考慮して本棚のサイズを小さくするか設置場所を変更するなどの対処が必要です。

せっかく購入した本棚が搬入できないということが無いように、事前に搬入経路のサイズも確認しておきましょう。

 

設置場所に注意する

大切な本を良い状態で保管するために、本棚の設置場所に注意しましょう。

具体的には、日光が直接当たらない場所や結露の心配がない場所が適しています。

なぜなら、長時間紫外線に当たることは本の日焼けや色落ちの原因となります。また、湿度や結露の影響でページにシミができてしまうからです。
新築の家はしっかりとした湿気対策が施されていますが、それでも窓の側は湿気が溜まりやすいので避けた方が良いでしょう。
本を守るためには、日当たりの良い場所を避け、外部に面していない部屋の中心となる壁に沿って本棚を設置するのが望ましいです。

スペースの関係で上記の設置場所の確保が難しい場合は、重要な書籍だけでも別の場所に収納することをおすすめします。

 

収納する本の量とサイズを把握する

収納する本の量とサイズを把握することは、本棚のサイズや設置場所を決めるための重要なポイントとなります。

特に本のサイズは、種類によって大きく異なるので棚の高さが合わなかったということがないように把握しておきましょう。

以下、一般的な本のサイズをご紹介します。

 

大きな画集・グラフ雑誌            257×364mm

写真集・美術全集                 210×297mm

週刊誌・一般雑誌            182×257mm

学術書・文芸雑誌・総合雑誌・教科書   148×210mm

単行本                                                           150×220 mm

文庫本                                                           105×148mm

新書本・漫画の単行本                                  103×182mm

 

今後、本が増える予定があるなら収納力に余裕のある本棚を選ぶと良いでしょう。

 

地震対策を行う

日本は地震が多い国です。本は思いのほか重いので、落ちてくると大怪我や避難の妨げになります。
いつ来るかわからない、大きな揺れに対応できるように地震対策を行いましょう。

具体的には、本棚が倒れてこないように固定し、本棚から本が落下しないように対策します。
本棚の転倒防止アイテムとして、突っ張り棒タイプの固定具やジェルマットなどがあります。いずれもホームセンターなどで簡単に手に入るので、ぜひ取り入れてみてください。
本の落下防止には滑り止めテープを活用しましょう。
また、辞書などの重たい本は下段に収納し、上段には出来るだけ軽いものを収納するのも有効です。

家具は背が高く奥行きが狭くなるほど転倒の可能性が高くなるので、背が低く扉付きの本棚が安心ですよ。

 

 

備え付け本棚のメリット・デメリットについて

メリット

本を沢山所有しているのなら、リフォームや新築を建てる際に、備え付け本棚を造作するのもおすすめです。備え付け本棚のメリットをご紹介するので参考にしてみてください。

 

空間を有効に利用できるため、収納力がアップする

備え付け本棚なら、壁や階段下のデッドスペースなど空いているスペースに最適なサイズで棚を造ることができるので無駄な空間をあけることがありません。そのため収納力を高めることができます。

設置スペースや本棚、搬入経路の寸法を気にする必要がないので既製品を購入する時のような手間もかかりません。

 

本棚分の積載荷重を加味して設計されるので、安全性が高い

1ヶ所に沢山の本を収納する場合、床が本棚と本の重さに耐えられるのかといった心配が出てきます。床が沈んだり、最悪の場合には床が抜けてしまうことも……

しかし、備え付け本棚ならもともと本棚分の積載荷重を加味して設計されるので、後から本棚を置くよりも安全性が高いといえます。

 

部屋と調和し、理想のインテリアに

部屋に調和する色や素材の棚を造れるのも備え付け本棚のメリットです。

インテリアに統一感があることは、おしゃれな部屋づくりにとって重要なポイント。

家具の色を揃えるのは意外と難しいのですが、備え付け本棚なら設置する部屋とのコーディネートが可能なので、統一感のあるおしゃれな部屋が叶います。

また、大きすぎて圧迫感がある、動線の邪魔になるといったことも防げますよ。

 

デメリット

ここでは備え付け本棚のデメリットをご紹介します。

 

簡単に移動できない

備え付け本棚は、床や壁、天井などに固定されているため簡単には移動できません。移動や撤去をするとなると工事が必要になり、その分費用もかかります。

ライフスタイルの変化に応じて模様替えや、家具の買い替えをしたいとお考えの方には向いていないでしょう。

ご自身が年齢を重ねた時、お子さんが成長した時など長期的な目で見た時に備え付け本棚と置き家具どちらが最適なのか考える必要があります。

 

既製品より費用がかかる

備え付け本棚は、色や素材、サイズを自由に決められ部屋にぴったりの本棚が造れるのが魅力ですが、既製品の本棚よりも費用が高くなる傾向があります。

使用する素材や、工事内容によって費用が変わってくるので、事前の打合せでは予算についてもしっかり話し合うことが大切です。

家を建てるときに備え付け本棚に費用をかけ過ぎて、他の部分を諦めるということが無いようにしたいですね。

 

必要なサイズの見極めが難しい

簡単に増やしたり減らしたりできない備え付け本棚だからこそ、設計を行う時に収納したい本の量を把握し必要な本棚のサイズを見極める必要があります。

小さく作り過ぎると、所有する本を全て収納できず部屋が散らかり、他に本棚を置くことになってしまいます。反対に、収納力が高ければ安心だろうと大きな本棚を作れば、その分部屋が狭くなってしまいます。

設置してから後悔しないためには、本棚のサイズの見極めが重要になります。

 

 

備え付け本棚のアイデアをご紹介

圧巻!壁一面に本棚

そばに置いておきたい本が沢山ある、という方には壁一面を本棚にしてしまうのがおすすめです。

備え付け本棚なら、置き型の本棚では難しい天井にまで届く壁一面の本棚を実現することができますよ。
壁一面にお気に入りの本が並ぶ様子は圧巻!本好きな方には夢のような空間ですよね。
収納に余裕を持たせて空白を作ったり、本の並べ方にリズムをつけたりすることでおしゃれな印象になります。
本だけでなく雑貨なども合わせて、飾るように収納を楽しんでください。

 

本棚でひとつの部屋を仕切る

作り付けの本棚を、部屋の間仕切りのように設置するというアイデアもあります。間仕切りと収納、1つで2つの役割を担うので空間の有効活用になりますよ。

例えば、寝室と書斎など用途によってひとつの部屋を本棚で隔てることで気分の切り替えにもなり、在宅ワークにおすすめの間取りです。その他、備え付け本棚でリビングとスタディコーナーを仕切るといった実例もありますよ。

採光や通気性に不安がある場合は、背板がないオープンタイプの棚にすれば解消されます。

 

壁の厚みを利用した本棚

壁の厚みを利用して本棚を埋めるように設置すると、部屋の広さに影響を与えることなく収納場所を確保することができますよ。

階段の下など、家の構造上出来てしまうデッドスペースが使えるのもメリットです。
壁の中にある柱の関係などで奥行きは取りづらいですが、雑誌や絵本など見せる収納に最適です。個性的な壁になり、部屋をおしゃれに見せてくれるインテリアとしても素敵です。

子どもの手の取りやすい高さに設置すれば、自然と本と触れ合う機会が増えそうですね。

 

 

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まとめ

意外とかさばり、重量もある本。家を新築する際には本の収納も忘れずに考えなければなりません。
本棚には造作と既製品があります。それぞれのメリット・デメリットがありますので、ご自身に合った本棚を検討してみて下さいね。
また、本棚を設置する際のポイントや工夫もご紹介しました。
設置の仕方によってはインテリアや間仕切りとしても活用できる本棚。
実例写真も参考に、おしゃれで使い勝手の良い本棚を考えてみてください。

 

 


 

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