ウッドデッキはなんとなく憧れるけれど、実際どう使うの?と思う方もいますよね。また作ったはいいけれどメンテナンスは大丈夫?と気になることもあるでしょう。
この記事ではウッドデッキの使い方を実例を用いてご紹介します。気になるメンテナンスや設置のポイントも解説していくのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
- ウッドデッキとはどういうものか?
- ウッドデッキを取り入れた間取り例
- ウッドデッキの施工事例6選
- ウッドデッキのメリット
- ウッドデッキのデメリット
- ウッドデッキをマイホームに設置する際のポイント
- ウッドデッキのある家づくりのことならフォレストコーポレーション
- まとめ
ウッドデッキとはどういうものか?
ウッドデッキとは、木材または木材と樹脂を混ぜ合わせた合成木材などで作られた屋外に設置されるテラスのこと。エクステリアの一部として扱われ、ウッドデッキを設置する場合は家本体の建築とは別の工程や工賃となります。
リビングなど室内の床と同じ高さで庭へ続くように設置されることが多く、部屋を開放的に見せたり、屋外でありながらリビングの続きのような場所として自由に活用することができます。
ウッドデッキは住宅の外観を魅力的にするだけでなく、家と庭の間にあるフリースペースとして様々な場面で活躍し、暮らしを豊かにしてくれますよ。
ウッドデッキを取り入れた間取り例
土間サロンとひと続きのウッドデッキ
アーバンアウトドアをテーマに掲げた長野若里展示場。
土間サロンとフラットに繋がる広々としたウッドデッキは市街地の中でアウトドアを楽しむ場としてぴったり。いつもは土間に置いて使うチェアを気が向いた時にウッドデッキに出せば、手軽にアウトドアを日常に取り込むことができます。タープを張れば日陰ができてより居心地の良い空間に。
外で繋ぐ中庭ウッドデッキ
ダイニングと寝室・書斎の間に設けた中庭に、木を囲むように設けたコの字型のウッドデッキ。
外で緩やかに空間を繋げることで視覚的にも物理的にも心理的にも、より一層の広がりを感じられます。
北側の安定した優しい光が降り注ぐここで読書やコーヒータイムはいかがでしょう。天窓から空を眺め、澄んだ空気を吸って仕事の気分転換にも。
リビングが広がるウッドデッキ
リビングのフルオープンサッシを開けるとフラットに繋がるウッドデッキが。
下屋がしっかりと深くかかっているため、まるでリビングが広がったように使うことができます。下屋が夏の強い日差しを遮り、雨の吹き込みを防いでくれるため、使い勝手よく劣化も防いでくれます。山野草が生き生きとした庭と一体感のあるウッドデッキです。
ウッドデッキの施工事例6選
リサイクルウッドパレットを使った自作のウッドデッキ
ダイニングテーブルを置いた土間サロンとフラットに繋がった大きなウッドデッキ。
ご主人がリサイクルウッドパレットを使って自作しました。使用感のあるウッドパレットを塗装すると新品にはない味わい深さが出ています。洗練されつつも力強さのあるインテリアに合ったウッドデッキとなりました。
BBQやダイニング、子ども達や愛犬の遊び場、ご近所さんとの憩いの場と多様な用途に気兼ねなく使える空間です。
眺望を満喫する特等席
山裾に建つ家からは広がる山々や街並みを見下ろすことができます。
リビングに隣接したウッドデッキは南西方向に開け、眺めを堪能する特等席。お酒を片手に夜景を楽しみます。下屋がかかったウッドデッキはリビングの延長として広々と使うことができます。洗濯物を干したり、外遊びや庭仕事の休憩をしたりと実用性も抜群。同じく隣接した土間サロンとも繋げ、外に開けた住空間を自由に
テントの前室のようなウッドデッキ
白木の表情を楽しむクリア塗装の板張りとタープを張ったような屋根の外観が印象的な平屋。
リビングに接続した10畳を超える広々としたこちらのウッドデッキはご主人がDIYしました。リビングの大開口を開ければウッドデッキとひと続きに繋がり、汚れをきにせず愛犬とゆったり遊べる快適空間に。
深い軒にタープをかけ、道路からの視線もカットします。ウッドデッキを作ったはいいけれど視線が気になって上手く使いきれないという家も多いもの。外構やタープなどでプライベート空間にすると存分に使い込めます。
平屋のプライベートデッキ
グレーの塗り壁に木目のアクセントが印象的な外観の平屋。コの字型の外壁の中央に設けたため、道路からの視線が気にならないプライベートなウッドデッキとなりました。軒がかかっているため直射日光を遮り、急な雨の心配も不要。
普段は物干し場として。キャンプギアやチェア、BBQコンロを置けば、アウトドアリビングの完成。
視線の先には広がる庭と家庭菜園が。採れたての新鮮な野菜をBBQで味見する、贅沢な休日の過ごし方ができます。
北アルプスを眺める縁側デッキ
北アルプスの山々を背後に背負う片流れ屋根の家には、縁側のようなウッドデッキを設けました。
リビングからウッドデッキに出ると目が合う雄大な山々に圧倒されます。
庭で薪割りをし、ここから室内に運び込む便利な薪ストーブ導線としても活躍。力仕事の合間に座ってほっと休憩する時間にもぴったりな、あると嬉しいウッドデッキです。
下屋がかかり、土間コンクリートが打ってあるため天気にかかわらずウッドデッキを使うことができ、お手入れの面でも安心です。
外であり中でもあるウッドデッキ
住宅街に佇むモダンな家。外観で目を引くのはブラックの縦格子です。
この格子に囲われ、プライバシーと安全を確保したウッドデッキは子ども達の遊び場。リビングの一角に計画した土間サロンと段差無く繋がり、サッシもフルオープンで大開口です。室内と外が境なく繋がり、広々と遊ぶことができます。
内装に採用したアイアンや土間のタイルと合わせ、カラーをブラックで統一し、シックで落ち着いた空間に仕上がりました。
ウッドデッキのメリット
家の外観をお洒落に見せてくれるだけでなく、様々な用途に活用できるウッドデッキ。
注文住宅を検討している方の中には、ウッドデッキのある家に憧れている方も多いのではないでしょうか。そんなウッドデッキの具体的な用途や、暮らしにもたらすメリットについてご紹介します。
アウトドアリビング・セカンドリビングとして使える
アウトドアリビングやセカンドリビングとして使えるというのがウッドデッキの魅力です。
アウトドアリビングとは、屋外を身近に楽しめる空間のこと。リビングとウッドデッキの高さを合わせるように設置することで、室内のリビング空間とウッドデッキを連続させることができます。
窓を通して見えるウッドデッキによって、リビングがより開放的な空間となるでしょう。玄関を通らなくても外に出ることができ、気軽に外の空気を吸って気分転換をすることも可能になります。
アウトドア用のチェアやテーブルを置けば、アウトドアリビング・セカンドリビングの延長として、外で気持ちよくくつろぐことができますよ。
BBQなど家族と過ごす時間を楽しめる
ウッドデッキがあれば、気軽にBBQを楽しむことができます。
食材や道具を部屋から直接運べるので準備に手間がかからない、移動や場所取りの心配がないなどメリットもたくさん。
遠くに出かけなくても、心地よい風を感じられる開放的な空間で非日常を味わうことができますよ。
他にもウッドデッキに椅子とテーブルを置いてのんびり外の空気を感じたり、お茶を楽しんだりと色々な楽しみ方ができるので、自然と家族が集まり一緒に過ごす時間も増えそうです。
子どもやペットの遊び場として使える
ウッドデッキは、子どもの遊び場やペットの日向ぼっこにも最適です。
リビングからすぐに外に出られるので、公園にいけない日や室内での遊びに飽きてしまった時にもリフレッシュになりますよ。
家の敷地内なので事故の心配もなく、お父さんやお母さんがそばで見守ることができるので、安心して遊ばせられます。夏にはビニールプールを置いて思い切り水遊びをするのもいいですね。
ウッドデッキがあれば遊びの幅が広がり、家でも楽しく過ごすことができますよ。
洗濯物を干すスペースとして使える
日当たりが良く、風通し抜群のウッドデッキは、洗濯物を干すスペースとしても使えて便利です。
特に、洗濯機が1階にある間取りなら、ベランダのある2階まで重たい洗濯物を持って階段を上り下りする必要がなくなるので、家事の効率化にも繋がるのが嬉しいポイント。ウッドデッキに屋根をつければ、急に雨が振り出しても安心です。
スペースがあれば、布団やカーペットなど大きなものも広々と干せてしっかり日光を当てることができます。
テレワーク中の気分転換になる
自宅にこもりがちになるテレワーク。
オンオフの切り替えが難しく、長時間部屋で仕事をしていると集中力が切れてしまうという方も多いのではないでしょうか。
そんな時、ウッドデッキがあればさっと外に出られるので新鮮な空気を吸って、気分転換ができますよ。外の風を感じながらお気に入りのお茶を飲みながら一息つけば、ずっと自宅にいるストレスからも開放されます。
天気の良い日は、パソコンを持ち出して外で作業をするのも心地いいですね。
趣味や一人の時間が充実する
ウッドデッキは趣味や1人時間を満喫するにも、おすすめのスペースです。
室内のリビングだけでなく、外にもリラックスして過ごせるスペースがあれば家族との距離感をうまく取ることができ、読書に没頭したり、美味しいコーヒーを味わったり、自分の時間を過ごすことができますよ。
お家で過ごす時間が多くなった今、誰にも邪魔されない自分だけの時間も大切にしたいですよね。
様々な用途に活用できるウッドデッキは、家族の団欒だけでなく自分の時間も充実させることができるのがメリットです。
ウッドデッキのデメリット
暮らしを豊かにしてくれるウッドデッキですが、綺麗な状態を維持しながら快適に使用するためには知っておくべきこともあります。ウッドデッキの設置を検討する際には、メリットだけではなくデメリットも把握しておきましょう。
定期的にメンテナンスする必要がある
屋外に設置するウッドデッキは、常に雨や紫外線にさらされ、劣化が進行しやすいため定期的にメンテナンスをする必要があります。
使用する木材の種類や、腐食防止加工の有無、塗装によっても耐久性は大きく異なりますが、特に天然木のウッドデッキはこまめなメンテナンスが必須です。
定期的に塗装を施したり、傷みを修繕したり、場合によっては木材の張り替えなどが必要になり、手間や費用がかかります。
デッキ下の掃除が大変
ウッドデッキは、室内の床と高さを揃えて設置されます。そのため、デッキの下に空洞ができ、落ち葉やゴミが溜まりやすくなりますが、デッキの下は狭くて奥まで手が届きづらく掃除が大変です。
しかし、落ち葉などがたまると虫の住処となることもあるので、手入れはこまめに行わなければなりません。掃除がしやすいようにデッキには開口部を設けておくのがおすすめです。
ウッドデッキをマイホームに設置する際のポイント
ウッドデッキをマイホームに設置する際のポイントをご紹介します。機能性や素材にもこだわって、理想のウッドデッキを手に入れてくださいね。
プライバシーが確保できるようにする
せっかく設置したウッドデッキを最大限に楽しむためには、プライバシーを確保することがポイントです。
ご近所や通行人からの視線が気になると、ゆっくりとくつろげません。
道路やご近所からの視線を遮りたいなら目隠しフェンスやパーティションを設置しましょう。お隣の2階の窓が近いなど上からの視線を遮りたいときには、屋根やパーゴラ、オーニングを設けるという方法もあります。
外からの視線が気になりそうな位置を確認して対策しておくことで、ウッドデッキをよりリラックスして過ごせる場所にできますよ。
床下の雑草対策を行う
ウッドデッキを設置すると、日光を遮るため他の場所よりは雑草が生えにくくなります。しかし、ウッドデッキに隙間があるなど施工方法によっては雑草を防げないケースもあります。
ウッドデッキの床下の草むしりの手間を省くためにも、事前に雑草対策を施しておきましょう。
具体的には、ウッドデッキの下に防草シートを敷く、砂利を敷く、コンクリートを打つ、除草剤の使用といった方法があります。それぞれの費用と効果を比較して、ご家庭に合った方法を選んでください。
好みに合わせて素材を選ぶ
選ぶ素材によって、ウッドデッキの仕上がりや質感、耐久性が変わるため、ウッドデッキを設置する際には、使用する素材もよく検討しましょう。
ウッドデッキに適した素材は大きく分けて、自然な木の風合いを楽しめる「天然木」とメンテナンスがしやすく、ささくれの心配がない「樹脂・人工木」の2種類です。
それぞれの素材に価格・耐久性・加工生の面でメリット、デメリットがあるので特徴を比較して好みに合った素材を見極めましょう。
ウッドデッキのある家づくりのことならフォレストコーポレーション
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まとめ
ここではウッドデッキについて解説しました。
実例も多数ご紹介しましたが、ご自身に合った使い方のイメージは湧いたでしょうか。
外ですが、室内のようにも使え、家に居ながら気軽にアウトドアを楽しむことができるウッドデッキ。あると暮らしの幅が広がります。ウッドデッキを設ける位置や下屋の有無などによっても使い勝手が変わるため、計画する際にはどのように使いたいかイメージを持っておくと良いでしょう。素敵なウッドデッキを計画してくださいね。
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