ヴィンテージな部屋に憧れている人は多くいますが、どうやってコーディネートすればいいのかわからなくて諦めていることがよくあります。
ではヴィンテージに関する情報や、ヴィンテージな部屋を作る際に必須となるインテリアなどについて、解説していきます。
実際に自分の部屋をつくりあげていく際の、参考にしてみてください。
目次
ヴィンテージな部屋って何?
ヴィンテージとは元々ワインの価値を示すための用語ですが、そこから派生して時間をかけて良さが増した品物のことを指すようになりました。
アメリカの関税法では製造されてから30年から99年経過したものをヴィンテージと定義しています。
時間の経過によってうまれた新品には出せない異質な風合いによって、ヴィンテージは消費者に愛されています。
ヴィンテージインテリアとは古いアイアンや古材など、使用感のある家具でコーディネートするスタイルのことを指します。
ヴィンテージスタイルと一言でいっても、アメリカンヴィンテージスタイルやヨーロッパヴィンテージスタイルなど数多くの種類があります。
最初にスタイルを決めておかなければ、ぶれてうまく行かない恐れがあるので注意してください。
ヴィンテージと他のデザインの違い
ヴィンテージと同じように古いデザインを表す言葉に、レトロ・アンティーク・ユーズド(USED)などがあります。
これらはとても似た言葉なので、間違えやすいです。ここではその言葉を1つ1つ解説していきます。
レトロ
ヴィンテージと似た言葉にレトロがあります。
レトロは回顧を意味するretrospectiveが省略された言葉です。その言葉の中には復古調・懐古的といった、過去を懐かしむような意味合いが含まれています。
現代を生きている人が懐かしいと感じるような、古いもののことをレトロと呼びます。
1000年以上前に制作されたもののことはレトロとは呼びませんが、最近作られたものであってもレトロの対象になります。
このようにヴィンテージと違い、レトロは具体的な制作年代を表す言葉ではないので判別が難しいです。
アンティーク
ヴィンテージが30年から99年までに製造されたものを指すのに対して、アンティークは100年以上経過した製品のことを指します。
その他の違いとしては、ヴィンテージがギターやジーンズといった実用性の高いものを対象としているのに対して、アンティークは古美術品や骨董品といったような芸術性の高いものが対象になります。
また英国ではデザインの歴史を継承しているものなら、たとえ100年が経過していなくともアンティークと呼ばれているので注意してください。
ユーズド(USED)
ユーズドという言葉は中古品という意味です。ですからユーズドという言葉の中に、アンティークやヴィンテージという言葉が入ってしまいます。
ただユーズドにはアンティクやヴィンテージと違い、中古品であれば年数や芸術性は一切問われないという特徴があります。
新品でないならすべてがユーズドなので、他の言葉よりも範囲が広いです。
またユーズドの品物は新品よりも価格が下る場合もあるので、比較的に手に入れやすくなります。
ヴィンテージからの派生スタイル
ヴィンテージは時代とともに様々なスタイルを派生させてきました。
ここではその中からいくつかのスタイルを紹介していきます。自分でスタイルを取り入れる際の、参考にしてください。
フレンチヴィンテージ
フレンチヴィンテージは清楚な白を基調に、レースやアンティークなどを使用したインテリアが特徴になります。
フレンチヴィンテージスタイルを取り入れるためには、インテリアをホワイトトーンに統一するといいでしょう。
すべての家具を白で統一すれば、フレンチスタイルにより近づくことが可能です。
ヴィンテージのミシンやデスクなどを添えればさらに雰囲気も上がります。
フレンチヴィンテージのインテリアにはボタニカル柄が合うので、小物として置くことがおすすめです。
アメリカンヴィンテージ
アメリカンヴィンテージは、古い木材やレザー製品などをインテリアに取り入れたスタイルが特徴です。
レザーの製品は使えば使うほど艶が出てくるので、ソファーなどに取り入れると効果的です。
アイアンと古材を組み合わせて空間を設計すれば、インダストリアルな雰囲気を出すことができます。
床に古材を使えばさらに味が出てくるでしょう。
アメリカンヴィンテージ家具といえばイームズチェアなので、リビングなどに置いておくだけで効果的です。
北欧ヴィンテージ
最後に北欧ヴィンテージを紹介します。
北欧ヴィンテージは温かみがあるスタイルなので、日本の住宅にも馴染みやすいところが魅力です。
部屋を北欧ヴィンテージにしたいのなら、北欧出身のデザイナーの家具や小物を取り入れてみることをおすすめします。
また多種類のカラーをコーディネートすることでより、北欧ヴィンテージの雰囲気に近づけることができるでしょう。
ヴィンテージな部屋を作る時に適切なインテリア
ここではヴィンテージな部屋を作る際の、インテリアの選び方を紹介していきます。
照明の選び方
ヴィンテージインテリアにあう照明としては、インダストリアルな雰囲気のあるものがおすすめです。
フィラメントが見える 電球形やガラスシェード、ワイヤーフレームタイプの照明を選ぶといいでしょう。複数個吊るしておくことで、さらにヴィンテージインテリア感を上げることが可能です。
電球の色はオレンジ色のものを選ぶのがおすすめです。オレンジ色の電球の光はダークトーンの家具をより際立たせる効果を期待できます。
カーテンの選び方
濃いブラウンやブラック、ネイビーのようなダークトーンのカーテンが、ヴィンテージインテリアには合うでしょう。
部屋自体が暗い印象なら、カーテンはナチュラルなものやウッドブラインドにすると映えます。
ウッドブラインドはスペースを取らないのでお勧めできるアイテムです。
またヴィンテージインテリアには大きな柄のカーテンやストライブ柄のカーテンが合うので、覚えておくといいでしょう。
ラグの選び方
ヴィンテージインテリアのラグには、シンプルなタイプだけでなく、ベイズリー柄やヘリボーン柄などを選ぶのもおすすめです。
また部屋に高級感や重厚感を与えたいのなら、クラシカルなウィルトン織ラグやキリムラグを配置するといいでしょう。
ラグの多くはヴィンテージ家具と相性がいいので、様々な組み合わせを試してみるのもおすすめです。
壁紙の選び方
壁紙は部屋の多くの部分を占領するため、部屋の印象を左右してしまいます。それだけ重要な要素なのですが、実際に壁紙を選ぶときには床やドアノブ等との組み合わせが重要になります。
例えば床のカラーが茶色系なら壁紙はグレーで統一する、赤系ならばベージュの壁紙にする、黒系ならば白の壁紙にするなどです。
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まとめ
ヴィンテージに似た言葉として、アンティークやユーズド、レトロなどがあります。
ヴィンテージとアンティークは年数によって定義されていますが、レトロやユーズドは年数に関わらない基準で定義されている言葉です。ヴィンテージスタイルと言っても、現在では様々な派生スタイルが生まれています。アメリカンヴィンテージスタイルや北欧ヴィンテージスタイルなども、その中に含まれています。
自分の目指す部屋のスタイルをはっきりさせてコーディネートしていくことで、お気に入りの空間を作り上げることができるでしょう。