インテリアや家具で人気の北欧デザイン。
シンプルで飽きがこず、かつおしゃれで使い勝手の良いデザインはどんな家にも合いやすく魅力的ですよね。
ここではキッチンに焦点を当てて北欧デザインを取り入れるコツやポイントをご紹介します。北欧風キッチンの事例もご紹介しますので、参考にしてくださいね。
目次
- 北欧風キッチンとは？特徴は？
- 北欧風キッチンを作るための色や素材の選び方
- 北欧風キッチンにおすすめの配色パターンは？
- 北欧風キッチンを彩るインテリアアイテム
- おしゃれな北欧風キッチンのアイデア事例5選
- 家づくりについて相談会で聞いてみよう
- まとめ
北欧風キッチンとは？特徴は？
全体的に、シンプルな作りになっているのが北欧風キッチンの特徴です。
広々とした空間と、落ち着いたカラーで統一されたデザインになっており、圧迫感がなく飽きのこない作りになっています。白色を基調に、はっきりとしたカラーをアクセントに取り入れているご家庭も多く、そこで暮らす方の個性が感じられます。
また、家具類やキッチンアイテムは、使いやすく上質なものを取りそろえることが多いようです。
厳しい寒さが長く続く北欧では、自宅に居る時間を快適で楽しいものにするためにさまざまな工夫がされています。キッチンがおしゃれでほっとできる空間になっているのも、こういった背景があるのが理由です。
北欧風キッチンを作るための色や素材の選び方
おしゃれに仕上げるために、覚えておきたいポイントについてご紹介します。おしゃれな北欧風キッチンにするために、色使いや素材選びにコツがあります。
ベースにはナチュラルカラーを選ぶ
北欧風のキッチンにするには、色遣いが大切です。
ベースカラーは、白色やベージュなどナチュラルなものを選ぶのがポイントです。壁や天井など広い面積にこういったカラーを取り入れると、お部屋が広く見えます。
アクセントカラーを考える際も、ほとんどのカラーが組み合わせやすいので、その点も良いところだと言えるでしょう。また、床やキッチンアイテムなどの色と調和しやすいので、全体的にまとまって見えます。
落ち着いたカラーを選ぶことで、長くそこに居ても疲れにくくリラックスできます。
テイストに関わらず、清潔感を保ちたい場所であるキッチンに、白色はぴったりのカラーだと言えるでしょう。
アクセントカラーは明るい色に
全体的に落ち着いた色でまとめられたキッチンに、アクセントカラーを取り入れることで、おしゃれ度はぐんとアップします。アクセントカラーに決まりはありませんが、明るめの色を選ぶと個性を活かした魅力的な空間にできます。
北欧風キッチンには、アースカラー呼ばれる優しいカラーが似合います。
落ち着いたマット感があるグリーンやカーキ、ブルーなども、アクセントカラーとして好まれます。もっと目立つ色を選びたいという方は、レッド系やイエロー系も良いでしょう。
選ぶ際は、ショッキングカラーではなく、スモーキーカラーのほうがまとまって見えます。
アクセントカラーは、壁紙の一部分に取り入れることもできますが、食器やお鍋などの調理器具に取り込むことも多いようです。あまり広い面積に取り入れてしまうと、場合によっては派手すぎたり北欧風キッチンとかけ離れてしまったりするので注意が必要です。
木目調を使うのもおすすめ
北欧風キッチンでは、白色以外に木目調も多く見られます。
木目調はナチュラルな印象を与えてくれるほか、おしゃれな雰囲気にしてくれるといった良さもあります。カラーの取り入れ方にあまり自信がない方でも取り入れやすいので、迷った時は選んでみてはいかがでしょうか。
広い面積に木目調を取り入れるのも良いでしょう。部分的に使いたい方は、収納棚を木目調にしたり、木材のテーブルやイスを合わせてみたりするのもおすすめです。
システムキッチンの中にも木目調のものがありますので、こちらを設置するのも良いでしょう。また、かごやキッチンアイテムのなかにも木材を使ったものがありますので、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
北欧風キッチンにおすすめの配色パターンは？
色の組み合わせが上手であれば、センスが良いキッチンに仕上げることができます。おすすめの配色パターンをご紹介します。
白色とパステルカラーと木目調
ベースに白色を選び、かわいらしいパステルカラーとナチュラル感がある木目調でまとめています。
清潔感とナチュラル感がある、明るい雰囲気が感じられる素敵な空間になります。あくまでベースを白色にすることが、北欧風キッチンにするポイントです。
木目調にもいろいろな物があります。木目調を取り入れる場合は、床のテイストとマッチするものを選びましょう。こうすることで、センス良く見えます。
白色とグレー
グレーも、北欧風キッチンによく用いられているカラーです。
洗練された雰囲気のキッチンにしたい方は、グレー系を取り入れたコーディネートを検討してみてください。白色をベースにして、グレーや淡い色のグレーなどを上手に取り入れてみましょう。
たとえば、天井と壁を白色にして、システムキッチンや照明、レンジフードなどをグレー系でまとめます。また、イスなどもグレーで統一してみても良いでしょう。
モノトーンと木目調
シックな大人の雰囲気にしたい方は、全体をモノトーンでまとめてみるのも良いでしょう。
白い天井と壁に、食器棚や収納棚などをすべてブラックで統一します。また、システムキッチンもブラックを選んでみても良いでしょう。
ただし、モノトーンだけでまとめてしまうと、重く感じられる場合もあります。木目調のテーブルや食器棚などをうまく取り入れるようにすれば、ほどよく軽さが生まれるほか、明るさもプラスされます。あくまでも、広い面を白色にするのがコツです。
北欧風キッチンを彩るインテリアアイテム
インテリアアイテムを上手に取り入れるのが、キッチンを素敵に見せるコツだと言っても過言ではありません。細部まで、こだわりが感じられる空間にしましょう。
照明
是非、キッチンにマッチする照明を選んでみてください。北欧風キッチンではペンダントライトもよく見られ、慎重に選ぶ方が少なくありません。素材、シェードの形、設置場所などによっても雰囲気が大きく異なります。
壁紙（クロス）
はがせる壁紙であればDIYで簡単にリフォームができます。賃貸でも可能なので試してみてはいかがでしょうか。また、一部分だけに、タイルを貼るのも良いでしょう。アクセントカラーとして、かわいいタイルを取り入れるのもおすすめです。
キッチンマットやラグ
全体的に控えめのカラーでまとめられたキッチンに、ビビットカラーのキッチンマットやラグを取り入れるのもおすすめです。ファブリックであれば、目立つカラーを選んでも違和感がなく素敵に見えます。
植物
キッチンに植物を置くだけで、さわやかな印象になります。お好きなお花を飾ってみましょう。ポイントは、花瓶選びです。キッチンの配色に合わせて選んでみてください。迷う時は、ベースカラーに合わせたり、アクセントカラーとして目立つ色を選んだりすると良いでしょう。透明ガラスもおすすめです。
観葉植物
大きめの観葉植物を飾るのも良いですし、小ぶりのものを複数置くのもおすすめです。作業の邪魔にならないサイズを選んでみましょう。グリーンは、どんな配色のキッチンにも合わせることができます。
キッチン扉
システムキッチンを選ぶ時は、キッチン扉や取っ手のカラーや素材にも注目してみましょう。そこから、キッチン空間の作りを考えていくこともできます。取っ手が木材のものあるので、木目調を取り入れた配色にしたい方は選んでみてはいかがでしょうか。
おしゃれな北欧風キッチンのアイデア事例5選
グレーでまとめたキッチン
キッチン背面のグレーのアクセントウォールが印象的なキッチン。
キッチン家電や冷蔵庫もグレーとマットなブラックで統一したことで、シックなテイストになりました。
コンロ脇にはライトグレーのタイルを貼り、おしゃれな見た目と手入れのし易さを両立しました。
重くなりがちなカラーも、ベースとなる板張り部分が明るさと抜け感を出しています。
天井の間接照明やダイニングのペンダントライト、手元を照らすダウンライトなど各所にバランスよく配置された照明も洗練された空間作りに一役買っています。
木目がベースのキッチン
ホワイトと木目を基調としたキッチンです。
ホワイトの壁やキッチン天板、冷蔵庫は清潔感のあるホワイトを。天井やキッチン本体、背面収納には木目を採用。
面積の大きな場所をホワイトと木目としたことで、どんなものも馴染む柔らかなベースが出来ました。
キッチン背面の壁にはベージュのタイルを貼りました。主張は抑えつつも、立体感と質感、照らし出す間接照明がアクセントとなっています。
天板に置いたグリーンや鮮やかな花が映える、ナチュラルな空間です。
シンプルな壁付けキッチン
無駄をとことん省いた壁付けキッチン。
もともと北欧のデザインはシンプルかつ機能的なものになっています。
壁、天井は塗り跡の陰影が味わい深い珪藻土と漆喰で仕上げました。床の無垢材と合わせたキッチン本体の扉はこだわり部分。
コンロ回りはホワイトのタイルに目地もホワイトとし、空間に溶け込む配慮を。
住まう人の快適さを追求し、素朴で流行り廃りのない、経年変化を楽しめるようなコンセプトが北欧デザインに通じる素敵な家です。
小物が魅せるキッチン
キッチン背面をライトグレーのアクセントウォールとしています。淡いカラーは彩度の高いカラーがポイントの北欧キッチンツールを寛容に受け入れます。
背面の飾り棚にはお気に入りのカップや小物が。籠やフラワーベース、元気な差し色のファブリックなど温かみのある小物達がキッチンをおしゃれに格上げしています。
木製の造作収納やペンダントライトも北欧インテリアによく合いますね。
モノトーンキッチン
光沢のあるブラックの面で揃えたキッチンと背面収納。空間がぐっと引き締まります。
ホワイトの壁、天井とのコントラストがスタイリッシュです。
無垢材の床がモノトーンでクールな空間を程よく中和し、柔らかさとほっとする落ち着きをプラスしています。
広くゆとりのあるキッチンは余白があり洗練された印象に。作業もしやすく使い勝手の良いキッチンです。
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まとめ
北欧風キッチンについて写真を用いてご紹介しましたが、お気に入りのイメージは見つかったでしょうか？
キッチンは使う素材やカラーによって様々なテイストを作ることが出来ます。
北欧風のデザインにするには、ベーシックなカラーにアクセントカラーを取り入れると素敵です。またキッチンツールやグリーンなど好みの小物で華やかさをプラスしても良いでしょう。
一方で落ち着いたカラーでまとめるのもひとつの案です。
予め事例などで好みのテイストを見つけて、イメージを膨らませておくとバラバラな印象になってしまうのを防ぐことが出来ます。
素敵な北欧風キッチンができるといいですね。