住宅展示場の【みくらべ】で“好き”が見つかる!家づくりのアイデアを集めよう【階段編】
日本の戸建て住宅の大半を占める二階建て住宅で、欠かせないものは階段ですよね。
階段は単なる移動手段ではなく、そのデザインは、住まい全体の雰囲気を左右したり、ときに強い印象を与えることも。
今回は「階段」に焦点を当てた、展示場のみくらべポイントをご紹介。機能性と美しさを兼ね備えた階段デザインの魅力をお伝えします!
このコラムをきっかけに、家づくりのアイデア集めをしながら展示場巡りを楽しんでみてください♪
INDEX
階段のデザインは大きく2タイプ
階段のデザインは、ボックス(箱型)階段とスリット階段、大きく2つのタイプに分類できます。
ボックス階段の方が、馴染みがあると感じる方も多いのではないのでしょうか。段板(踏み板)と蹴込板が箱のように組み合わされた形状の階段で、階段下の空間を収納などに有効活用することも可能です。小さなお子様やペットと暮らす家庭では安全性の面でも魅力的ですね。
スリット階段は、「スケルトン階段」や「シースルー階段」などと呼ばれることもあります。手すり壁や段板同士をつなぐ蹴込板がない構造のため、階段の向こうまで視線が抜けるデザインです。異素材を組み合わせることで様々な表現も可能で、開放感を感じられたり、空間の主役になることも多いタイプです。
展示場のスリット階段をみくらべ
続いてはスリット階段を採用している住宅展示場を見比べてみましょう!
【小布施モデルハウス】珪藻土の壁に映えながらも主張しすぎないデザイン。段板はクリの無垢材、手摺の縦桟はアイアン(丸鋼)を使用しています。手摺の笠木にも無垢の木を使用しているので、手に馴染む優しさがあります。 |
【諏訪展示場】側板と手摺にライトグレーの塗装をした軽やかなデザインの階段。大きな北窓からたっぷりと光を取り込む空間に馴染む明るさがあります。勾配を緩くしており、どんな年代の方も上り下りしやすい、優しい設計デザインです。 |
【安曇野モデルハウス】太鼓梁をスライスした段板が個性的な階段です。一段一段、異なる木の表情が面白いですね。大胆な手摺のデザインも目を引きます。 |
展示場の箱型階段をみくらべ
【長野古牧展示場】カラマツ目透かし張りの、美しいアクセントウォールと一体の階段です。またリビングから3段目まではオープンなデザインで、この住まいの階段だけでも様々な表情を楽しめます。 |
【軽井沢展示場】匠の技が光る縦格子。和の情緒と軽井沢という立地にふさわしい上質さが感じられます。ほどよく視線を遮りながら空間の奥行を演出することができます。 |
【上田展示場】階段の踊り場に、吹抜けに浮かぶような書斎を設けました。書斎を個室として独立させるのではなく、家族空間にあいまいにつなげる仕掛けです。1階も2階も見渡すことができる特等席ですね。 |
【長野若里モデルハウス】シンプルな箱型階段ですが、手摺の一部分だけブラックのアイアンを使いました。珪藻土と無垢材の柔らかさの中でアクセントになり、空間が締まります。 |
以上、工房信州の家の住宅展示場【階段みくらべ】をお届けしました。お好みの傾向は見えてきましたでしょうか?
ぜひ、長野県内10か所、実際の住宅展示場を巡りながら、“好き”を探したり、アイデア発見を楽しんでみてください!
\展示場へ再来場で素敵なプレゼントも!/
工房信州の家・展示場巡り