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【年末登山】世界遺産 熊野古道を歩く旅

公開日:2025/01/11(土) 更新日:2025/01/11(土) 横地の山ブログ

 

明けましておめでとうございます。

諏訪展示場の横地です。

本年も「横地の山ブログ」と「よこちの山歩道」をよろしくお願いいたします。

 

今回の年末年始は「奇跡の9連休」ということで、いつもよりゆっくりできた方も多いのではないでしょうか。

横地も山はもちろん、実家に帰省してゆっくりしてきました。

今回は毎年恒例の年末登山遠征について書いていきたいと思います!

 

~今回の行き先は...~

毎年恒例のこの遠征、行き先を選ぶうえでの条件は以下の4つ。

①なるべく雪の少ない地域(主に西日本)

②行ったことのない地域、山域

③長距離ドライブが楽しめること

④観光も楽しめるコース

昨年は初めて四国地方の山に登ったのですが、登山ばかりでほとんど観光をしなかったことが反省点でした。

そこで今年は少し旅の要素も取り入れたプランを計画したい!

ということで決まった行先は、和歌山県

なぜ和歌山県かというと、まずは行ったことが無いから。そして何よりも以前から気になっていた熊野古道があるから!

 

~熊野古道とは~

熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、那智大社、熊野速玉大社)へ通じる参詣道の総称。

一部の参詣道や社寺が2004年に世界文化遺産に登録され、今では国内外から多くの観光客が訪れるスポットです。

実は横地は大学で世界遺産の研究をして、世界遺産検定2級を所有する世界遺産マニアなのですが、学生時代からこの遺産が気になっていました。

そして今回、念願かなって行くことができたのです。

熊野古道と言っても範囲は広いので、今回は那智大社から熊野本宮大社を目指すコースを1泊2日で歩きました。

 

~熊野古道の行程~

1日目:自宅⇒大門坂(那智勝浦町)

2日目:那智大社⇒大雲取越⇒小口

3日目:小口⇒小雲取越⇒請川⇒熊野本宮大社⇒熊野速玉大社⇒新宮駅

4日目:新宮駅⇒大門坂⇒自宅

 

初日と最終日は移動だけ。トレッキングしたのは2~3日目でした。

大雲取越えは標高差約900mの峠越えで、熊野古道屈指の難ルート。

距離にして約33㎞を歩きました。

 

~旅の様子~

1日目

自宅から約600㎞、大阪経由で初の和歌山県へ。

登山口のある大門坂で車中泊して初日は終わりです。

2日目

いよいよ熊野古道へ。

まずは那智大社を目指して大門坂を歩きます。ポスターなどで良く見る、雰囲気のある石畳の道です。

那智の滝に到着。ここでまさかの雪!和歌山は降らないものだと勝手に思っていたので驚きました。

その後も雪は降り続け、道はすっかり真っ白に。

ずっと整備された道が続くので、標高差はあっても意外と歩きやすかったです。

大雲取越え最後の越前峠を越えて、小口という集落へ下ります。

今回のお宿は廃校を再利用した小口自然の家。お風呂もあってとても快適でした。

3日目

朝から心地良い晴れ空。とても良いコンディションで小雲取越に臨めました。

スタートから約3時間で今日イチの絶景ポイント百間ぐらに到着。

その後は美しい杉林をダラダラ下りて、

予定より早く請川集落に下りてきました。ラーメン屋の横に出てきます。

ここから熊野本宮大社まで約3㎞の車道歩き。

そしてついにゴールの熊野本宮大社!鳥居が大きい!

熊野本宮大社からバスに乗って熊野速玉大社にも立ち寄りました。これで熊野三山コンプリート!

4日目

下山後は新宮駅近くのホテルに宿泊し、翌朝電車とバスで大門坂に戻り、車を回収。

和歌山観光をしながら帰路につきました。

 

~2025年のテーマは...~

毎年決めている山のテーマですが、今年は「テント泊」になりました。

自分の衣食住すべて背負って歩いた栂海新道の感動が忘れられず、今年はいろいろなところへテントを持っていきたいなぁと思っています。

そしてそこで見たもの、感じたものを皆さんにも当ブログを通じてお伝えしていきたいと思います。