こんにちは!諏訪展示場の横地です。
お盆休みが明け1週間ほどが経ちました。
今年は3年ぶりに行動制限のない夏休みということで、帰省や旅行などを楽しんだ方も多いのではないでしょうか?
ここ信州にも多くの観光客が訪れ、善光寺や松本城などの観光地は賑わっていたようです。
私もお盆休みを利用して北アルプスは後立山連峰を縦走してきました。
そこで今回は「後立山連峰縦走登山」の様子を書いていこうと思います。
~縦走登山の概要~
コース:1日目)扇沢登山口(大町市)→爺ヶ岳→鹿島槍ヶ岳→八峰キレット→キレット小屋
2日目)キレット小屋→五竜岳→唐松岳→不帰ノ瞼(かえらずのけん)→天狗ノ頭→天狗山荘
3日目)天狗山荘→白馬鑓ヶ岳→杓子岳→白馬岳→小蓮華山→白馬大池→白馬乗鞍岳→栂池高原
日程:8/10~12(二泊三日)
総歩行距離:約39.3㎞
累計消費カロリー:約13000㎉
今回の縦走登山は、大町市の扇沢登山口から白馬村の栂池高原まで、約40㎞とかなり長い距離のコースでした。
天気はあまり良くなかったですが、とてもハードな行程だったため、三日間で約4㎏体重が落ち、見事に夏の短期ダイエットに成功しました(?)
各日の行動記録は前編、後編に分けて記事に書いていきたいと思います。
~コースのポイント~
今回のコースのポイントは、何と言っても「八峰キレット」と「不帰ノ瞼(かえらずのけん)」です。
この2つは「日本三大キレット」に数えられており、日本国内でも有数の難所です。
そもそも「キレット」とは、山の尾根がV字型に切れ落ちている箇所を指します。
その中でも難易度の高い「大キレット」「八峰キレット」「不帰ノ瞼(不帰キレット)」の3つのキレットは、「日本三大キレット」と呼ばれ、すべて北アルプスにあります。
初めてのキレットにして三大キレットのうち2つのキレットを越える今回のコースは自分にとってもチャレンジでした。
~登山の様子~
それではここから、山行の様子を書いていきたいと思います。
2日目以降は次回の「後編」で書いていきます。
【1日目】
朝5時に扇沢を出発し、まずは稜線上にある種池山荘を目指します。
▲7月に登った時はまだ雪があった登山道も、8月となれば高山植物が咲いていました。
爺ヶ岳から先はいよいよ未踏の地。期待が高まります!
▲鹿島槍ヶ岳山頂はすでに雲の中。ここまでは難なく来れました。
▲鹿島槍ヶ岳北峰から先はいよいよ八峰キレット。ここからはヘルメットを着用。緊張感が高まります。
▲しばらく歩くと眼下に今夜宿泊するキレット小屋が見えてきました。あそこまで一気に下ります。
前方の五竜岳は雲の中…
▲核心部に近づくにつれ鎖が出てきました。
写真では伝わりづらいですが、ここの鎖は10mほどをほぼ垂直に下りました。
▲ついに核心部に到着。梯子を渡って、登って、下って。あまり恐怖は感じず、あっさり通過できました。
▲無事キレット小屋に到着です。ずっと緊張感があったので精神的にも疲れました。
八峰キレットはやはり三大キレットに数えられるだけあって、緊張感があるコースでした。
ただ三点支持でゆっくり歩けば問題なし。
手足の置き場もしっかりあるのでキレットとしては割と歩きやすいのかも、というのが正直な感想です。
キレット小屋は古き良き山小屋という感じで、とても快適に過ごせました。
2日目、3日目は次回の記事で書いていきます。お楽しみに!