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長野県諏訪市への移住する魅力とは?移住時の注意点やおすすめスポットをご紹介

公開日:2023/04/24(月) 更新日:2023/05/02(火) 八ヶ岳・蓼科・原村・富士見・小淵沢移住トレンド

長野県諏訪市への移住する魅力とは?移住時の注意点やおすすめスポットをご紹介

諏訪湖祭湖上花火大会、諏訪大社、霧ケ峰高原など年間を通じて全国から人々が訪れる諏訪市。古い歴史やきれいな水を使った酒造業、温泉など人々を惹きつける魅力が多くあります。
高原や山々の眺望も美しく、豊かな自然環境を求める方の移住先としても人気があります。ここでは諏訪市の魅力、注意点などについて詳しくご紹介します。移住を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。

 

目次

 

 

諏訪市ってどんなところ?

諏訪市の概要

諏訪市は長野県のほぼ中央に位置し、周囲には北に霧ヶ峰、南東に南アルプス、北西に北アルプスを望むことができます。さらには隣の岡谷市、下諏訪町と諏訪市の2市1町をまたぐように諏訪湖が位置しており、山々と湖に囲まれた自然豊かな環境です。また、諏訪大社や高島城など歴史文化にめぐまれた地域であると同時に、精密機械などのものづくりも発展したまちです。
人口は202341日現在で47,557人。約2万世帯が暮らしています。
東京や名古屋など都市圏からのアクセスも良く、所要時間は東京からは電車・車で2時間ほど、名古屋からは電車・車で2時間半ほどです。

高島城

 

諏訪市の気候について

一年を通した平均気温は12.0℃で、最高気温は33.9℃、最低気温は-8.4℃と年較差は40℃を超えます。平均気温をシーズンごとにみると、春14.9℃、夏22.4℃、秋7.5℃、冬0.9℃となっています。

真夏には最高気温が30℃を超えることもありますが、湿度が低くからっとしているため、過ごしやすいです。
一方冬の寒さは厳しいですが、降雪量はそれほど多くなく、晴天率が高いことが特長です。

 

諏訪市の風土や暮らし

霧ヶ峰の伏流水をはじめ、良質な湧水や地下水が豊富にあることから、酒や味噌などの醸造文化が発展してきました。上諏訪駅前の国道20号には、わずか500mの距離に「諏訪五蔵」と呼ばれる酒蔵が並んでおり、「ごくらくセット」を購入すると酒蔵めぐりを楽しめます。また、諏訪湖の冬の風物詩であるわかさぎ釣りも有名です。

また諏訪と言えば外せないのが御柱祭。1200年の長い歴史がある、7年に一度の諏訪大社の神事です。
数年をかけて準備され、数日間に渡り執り行われるお祭り当日には諏訪地域全域が熱気に包まれます。氏子として参加する地域住民だけでも17万人(新型コロナウイルス流行前は28万人)と地域総出の一大行事が独特の地域性を持たせています。

御柱祭の様子

 

その他の特色

県内屈指の工業地域である諏訪地域は、明治期に岡谷で発達した製糸業にはじまり、現在では精密機械を取り扱う企業が数多く存在します。毎年10月には「諏訪圏工業メッセ」とよばれる工業専門の展示会が開催され、400社以上の企業・団体が集まります。

 

 

諏訪市へ移住する魅力って何?

自然環境や観光資源が豊富な諏訪市ですが、実際に移り住むとどんな暮らしができるのでしょうか。ここでは諏訪市へ移住することの魅力について見ていきましょう。

 

生活の利便性とアウトドア環境のバランスの良さ

市内全域にスーパーマーケットやドラッグストアが点在し、買い物などの日常生活が便利である一方、アウトドアアクティビティへのアクセスも抜群です。
例えば北アルプスの常念岳へは車で1時間、八ヶ岳へは30分と、日帰りで行くことができます。
また、諏訪湖では人気上昇中のカヤックなどのアクティビティを楽しめます。
この日常生活からほど近い距離で四季折々の遊びを満喫できる点は、ほかの地域にない諏訪市の強みといえます。

 

諏訪湖とともにある暮らし

高台にある土地を選ぶと諏訪湖を望む生活ができます。
県内多くの地域でできる信州の山々を眺める暮らしとは異なった、諏訪市ならではの眺望を楽しむことができます。また近年、諏訪湖畔沿いではジョギングロード・サイクリングロードの整備が進み、四季を感じながら運動を楽しむことができます。
ほかにも花火大会や、湖上のアクティビティを目的に観光客も多く訪れるため、一年を通して賑わいがあります。

諏訪湖沿いジョギングコース

 

温泉が身近にある生活

温泉地である諏訪市には各地に共同浴場があります。一般の方も入浴できる場合もありますが、基本的には市内に居住して、温泉組合に加入している人が利用可能です。
また、全国的にも珍しい、個人住宅へ温泉を引くことができるエリアもあります。
日帰り温泉では千人風呂と呼ばれる大浴場が特徴の「片倉館」が有名で、2011年に国の重要文化財に指定されました。
諏訪市へ移住した際には、身近な温泉で日々の疲れを癒すことができることが魅力ですね。

片倉館

 

ものづくり企業への転職

諏訪地域は古くから製糸業や精密機械工業が発展してきた地域です。その名残で現在も諏訪地域は製造業が多くあります。
そして今後も世界に通用する諏訪ブランドを確立しようと、地域の製造業と行政が共に協力し合う体制をとり、学校教育でもものづくりについての授業を行うなど、地域を挙げて製造業の発展に力を入れています。
移住を機に転職を検討されている方、特にものづくり企業への転職を考えている方には最適の地域と言えるでしょう。

 

 

諏訪市に移住する際に気を付けるポイント

諏訪市へ移住する魅力について見てきましたが、実際に移住するとなると気になるのは気を付けるポイントではないでしょうか。事前に知っておくことで安心して移住を検討できますよ。

 

冬の寒さ

諏訪市は標高が高いため冬は寒さが厳しく、1月~2月にかけてはマイナス10℃以下の日も数日あり、諏訪湖が全面凍結するほどの寒さです。
住宅を建てる際には断熱の性能が重要になってきます。とくに断熱材や窓ガラスは家全体の断熱性能に大きく関わり、暖房費にも直結してくるため、住宅会社を選ぶ際には断熱性も考慮するといいでしょう。
寒波が到来する時期は、給湯機や水道管の凍結に注意する必要もあります。

全面凍結した諏訪湖

 

夏の日差し

長野県は避暑地というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし諏訪市は市役所のある平地でも標高が761mと高く、夏の強い日差しには注意が必要です。長野県は日本で一番といわれるほど紫外線量も多いため、屋外で活動する際には日焼け対策をしっかりと行う必要があります。

 

移動手段

他の長野県内地域同様、諏訪市でも車移動が一般的です。
電車はJR中央線が、バスは市内全域を網羅する「かりんちゃんバス(大人150円)」と諏訪湖を一周する「スワンバス(大人150円)」が走っていますが、どちらもそれほど本数が多くありません。
また、自然環境へのアクセスは公共交通機関では難しいところがあります。

場所によっては車が無くても生活が可能ですが、暮らしをより充実させるためには車を持つことをおすすめします。時間の融通が利くところも車移動のメリットですね。スーパーなどの駐車場は平置きで間隔も広いため、運転に慣れていない方でも駐車しやすいですよ。

 

御柱が暮らしの中心に

日本三大奇祭の一つとも言われ、諏訪地域全域が熱気に包まれる御柱祭。観光客も多く訪れ、見ごたえのあるお祭りです。その分、地域住民の思い入れも特別なものがあります。

移住をすると自治会への加入をお願いしています。お祭りは自治会単位でも準備を進めるため、年間を通じて様々な行事に参加するなど都市部とは違ったご近所付き合いがあります。
さらに諏訪地域には古くから御柱の年には結婚してはいけない、家を建ててはいけない等の言い伝えがあります。御柱祭では多くの人をもてなす風習や寄付金のための資金準備が必要だったためと言われています。近年では気にしない人が多くなっていますが、それほど諏訪地域に住む人々にとって誇り高い大切なお祭りがあるという点を覚えておきましょう。

 

 

諏訪市に移住する際に受けられる支援制度

子育て支援制度

諏訪市は子育て支援が充実しています。
保育園の数は公立が13園、私立が2園あり、待機児童の数はゼロです。また、18歳までは「福祉医療費給付金」が受けられ、1つの医療機関での支払い(県内19市の中でも数少ない「入院時の食事代」も全額対象)は1ヶ月上限500円です。
これまでは中学修了時までが対象でしたが、令和54月から18歳までに拡大され、これまで以上に手厚いサポートが受けられるため、子育て世代の方も安心して生活ができます。

 

諏訪市UIJターン就業・創業移住支援補助金

都市圏から移住した方に対する補助金があります。
「諏訪市UIJターン就業・創業移住支援補助金」というもので、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県)、愛知県、大阪府の6つの都府県から移住した方で、補助要件を満たす方に対して、国、県、市が共同で補助金を支給するものです。
補助金額は、単身世帯・2人以上の世帯ともに40万円、さらに18歳未満の子がいる場合は1人につき100万円が加算されます。補助要件に関して、詳しくは市の公式HPをご覧ください。

【参照】諏訪市公式ホームページ

 

空き家・空き地バンク

市内の空き家・空き地を探している方は、「空き家・空き地バンク」を利用すると良いでしょう。

市内の空き家・空き地を売りたい、貸したいと希望する所有者から寄せられた物件情報を、市ホームページにより公開することで、空き家・空き地の利用を希望する方への情報提供を行うシステムです。(引用:諏訪市空き家・空き地バンクについて諏訪市公式ホームページ (suwa.lg.jp)

さらに空き家バンクを利用すると、空き家を購入・賃借した移住者と物件の所有者が支払う不動産仲介手数料の一部を市が負担してくれる制度もあります。(上限5万円、仲介手数料の1/2

 

 

諏訪市のおすすめスポット4選

諏訪湖

湖周約16kmと長野県最大の湖である諏訪湖では、ボートや遊覧船、わかさぎ釣りなど四季を通して楽しめるアクティビティがあります。
また、8月に開催される打上げ数日本一の「諏訪湖祭湖上花火大会」では全国から観光客が集まり、大変賑わいをみせます。
最近では湖に沿ったジョギングロード・サイクリングロードの整備が進んでおり、観光だけでなく住む人々の憩いや健康面でも大きな役割を担っています。レンタサイクルもあるため、自然を感じながら諏訪湖周辺の散策をするのもおすすめです。

諏訪湖新作花火大会

 

霧ヶ峰高原

JR上諏訪駅から車で約30分の距離にある霧ヶ峰高原は、標高1,600mで真夏でも平均気温が24.0℃。
見渡す限りさえぎるものもなく、なだらかな起伏が続く霧ヶ峰高原は、主峰車山から噴出した溶岩でできた広大な高原です。遠くに雄大なアルプス、八ヶ岳、富士山が望める全国屈指のパノラマが楽しめます。
夏はさわやかな風と鮮やかな緑の中、多くの人々がハイキングやグライダー、キャンプを楽しみ、冬はスキーやスノートレッキングができるなど、季節ごとのアクティビティが充実しています。

霧ケ峰高原

 

諏訪大社

諏訪大社は、諏訪湖の南側に位置する上社本宮(諏訪市)と前宮(茅野市)、北側に位置する下社春宮と秋宮(共に諏訪郡下諏訪町)の四社から構成されています。
全国各地にある諏訪神社の総本社であり、国内にある最も古い神社の一つとされています。本殿と呼ばれる建物がないことが特徴で、代わりに上社は御山を御神体として拝しています。上社の近くには諏訪市博物館があり、御柱祭の歴史などを学べるため、併せて訪れてみてはいかがでしょうか。

諏訪大社

 

御柱祭

7年に一度、寅と申の年に行われる御柱祭は、宝殿を造り替え、御柱を選んで山から曳き、境内に建てる一連の神事を指します。
その歴史は古く1200年前にさかのぼり、諏訪6市町村の氏子たちが奉仕する御柱祭は、諏訪の誇り高き伝統文化でもあります。最近では2022年に執り行われ、次回の御柱祭は2028年です。
諏訪市へ移住した際には、ぜひ積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

 

 

諏訪エリアへ移住を検討されている方はこちらもご覧ください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、諏訪市へ移住する魅力や、気を付ける点、支援制度についてお伝えしました。
長野県内各エリアにそれぞれの魅力があり、移住先に悩まれている方も多いと思います。ある程度生活の利便性は求めたい、でも休みの日には気軽にアクティビティに行ける距離に住みたい方に、諏訪市はおすすめの地域です。長期休暇などを利用して「お試し移住」をしてみるのもいいかもしれません。
諏訪市や長野県への移住についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 


 

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