こんにちは!諏訪展示場の横地です。
秋も深まり、街中でも街路樹などの紅葉が見られる時期になりました。
山の上では雪が降り始め、北アルプスなどの高山を登る季節も終わってしまいました。
今年は北アルプスを中心に3,000m級の山をたくさん登り、様々な動植物に出会い、様々な景色を見ることができました。
さて、そんなこともありまして、改めて北アルプスってどんなところか調べてみたら、とても奥深い場所だったので、今回の記事に書いていきたいと思います。
最後にはおすすめの北アルプスの山も書いておきましたので、最後までご覧ください。
~北アルプスってどんなところ?~
北アルプスは、長野県、岐阜県、富山県、新潟県の4県にまたがる飛騨山脈のことを指します。
北アルプスという名前は小島烏水という登山家によって名付けられました。
多くの登山者の憧れであり、まさに聖地ともいうべき山域となっています。
山脈の最高峰は、標高3190mの奥穂高岳で、日本第3位の標高を誇ります。
ほかにも槍ヶ岳や剱岳、白馬岳など日本を代表する山がそびえます。
全体的に標高が高く険しい山が多いため、初心者の方は敬遠しがちですが、実は初心者の方でも登れる山がいくつかあります。
初心者の方にもおすすめの山は後半に書いていきます。
~北アルプスができるまで~
北アルプスは火山活動と断層運動の複合的要因によって形成され、その始まりは約270万年前まで遡ります。
形成の過程は大きく2つの段階に分けることができます。
第一段階 約270万~150万年前
北アルプス付近の地下に巨大なマグマ溜まりができます。
このマグマ溜まりによる浮力で地表が持ち上げられ、標高1000mほどの高地を形成します。
その後各地で噴火活動が活発化し、マグマが噴出していきます。
第二段階 約130万~現在
この時期は地表の隆起が開始します。
約100万年前をピークに急激な隆起が起こり、3000m級の山々が形成されました。
この時点で現在の北アルプスにほぼ近い標高になっています。
その後、風雨などに浸食され、白馬岳や槍ヶ岳など険しい岩肌に形成されました。
~北アルプスの形状~
一言に北アルプス(飛騨山脈)と言っても、いくつもの山脈や主稜線が集まって大きなY字型になっています。
主な山脈としては、剱岳・立山などの立山連峰、鹿島槍ヶ岳や白馬岳などの後立山連峰、槍ヶ岳や奥穂高岳などの槍穂高岳連峰、常念岳や燕岳などの常念山脈などです。
下から見ると手前の山脈しか見えませんが、山の上に登ってみるとまるで毛細血管のように山々が連なっています。
どこまでも続く稜線は本当に魅力的です。
一度や二度登っただけでは語りつくせない、それが北アルプスの最大の魅力であり、多くの登山者があこがれる理由でしょうか。
~おすすめの山・スポット~
①絶大な人気を誇る「槍ヶ岳」
まずは大人気の槍ヶ岳。私も大好きです!
北アルプスで2番目の標高で、名前の通り、尖った形が特徴的です。
諏訪支店がある茅野市からもはっきりとその形を確認できます。
頂上直下の登りははしごや鎖が連続し、難易度高めですが、頂上に立った時の達成感は半端ないです。(語彙力…)
②初心者の方でも登りやすい「燕岳」
安曇野市の燕岳は地元の中学生が学校登山で登ります。
山小屋で一泊する行程なら初心者の方でも安心して登れます。
稜線上は花崗岩の削れた白い砂で覆われており、どの山とも違う独特の景色が広がります。
まさに「北アルプスの女王」の名に相応しい光景です。
③岩と雪の殿堂「剱岳」
富山県にある剱岳は、国内の一般登山道の中で最も難易度が高いといわれます。
頂上付近は鎖が連続してあり、「カニのヨコバイ」「カニのタテバイ」というポイントが最難関になっています。
この険しい山容は氷河によって削られできたもので、現在もその一部の氷河が現存していることでも知られています。
私はまだ登ったことがありませんが、今年登った後立山連峰からの剱岳の山容がとても印象的で、来年にはチャレンジしてみたいと思っています。
~まだまだ魅力たっぷりの北アルプス~
今回は北アルプスの基礎知識ということで、形成の歴史や形状などを書いていきました。
自分自身知らないことが多くあり、より北アルプスの魅力にはまってしまいました。
また来年、雪が溶けたらたくさん登って、北アルプスの魅力を皆さんにお届けしていきたいと思います。