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北アルプス屈指の岩稜帯が迫る「前穂高岳」

公開日:2023/07/17(月) 更新日:2024/03/29(金) 安曇野・松本横地の山ブログ

 

こんにちは!諏訪展示場の横地です。

猛暑が続く今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

梅雨明け前のこの時期からこの暑さだと、夏本番はどうなってしまうのか少し心配でもあります。

一方で夏山シーズンが始まり、全国各地の山で山開きがされているようです。

北アルプスをはじめ、2500m以上の高山の夏は短いので、今年もできるだけたくさん登ろうと計画中です。

そんな2023年シーズン開幕戦として前回「蝶ヶ岳」の記事を書きましたが、やはり高所の空気の薄さに体を慣らしたい!

ということで先日北アルプスは「前穂高岳」に登ってきました。

 

~前穂高岳ってどんな山?~

前穂高岳は、北アルプス南部にある標高3,090mの山です。

北アルプスには名前に「穂高」と付く山が4座(奥穂高岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳)あり、前穂高岳は3番目の標高です。

私は昨年西穂高岳に登っていたので、穂高岳2座目でしたが、岩稜帯歩きを楽しめることが一番の魅力だと思います。

ルートにもよりますが、鎖や梯子を使って岩場を登っていき、山頂からはどこまでも続く北アルプスの稜線を望むことができます。

前回蝶ヶ岳から見た奥穂高岳や槍ヶ岳も迫力がありましたが、前穂高岳からは目の前に奥穂高岳がそびえているため、圧巻の景色です。

 

~上高地からスタート!~

今回は上高地から岳沢経由のコースを日帰りで登りましたが、標高差が1500m近くあることと、標高が高く高山病になりやすいため、1泊以上での行程をおすすめします。

上高地からは約6時間のコースタイム(往復約10時間30分)、途中には岳沢小屋があり宿泊可能です。

上高地に到着したのが6時半、最終便が16時55分なので、コースタイム通りだとギリギリになる、結構攻めた行程でした。

上高地バスターミナルから河童橋を経由し、岳沢湿原を過ぎたところに登山口があります。

前日にこの辺で熊の目撃情報があったので今回は熊鈴をつけて登りました。

 

しばらくはなだらかな樹林帯歩きです。途中に天然クーラーなるものがありましたが、これが本当に涼しかったです。

 

しばらく歩くと視界が開けました。ここで岳沢に合流です。上高地がもうあんなに下に見えます。

 

スタートから1時間45分、岳沢小屋に到着。テラスからはここまで歩いてきた岳沢や上高地が見えています。

ここから一気に標高を上げていくので、しばし休憩。

 

岳沢小屋をスタートしてまもなく、とんでもない急登が始まりました。

 

ここで初めての梯子が登場。ほぼ垂直ですが、慣れていれば問題なし。

 

雷鳥広場というポイントまで登ってきました。ここまでくるとさすがに空気が薄く、体も動かなくなってきます。

 

10時48分、紀美子平に到着。前半飛ばしたせいでバテバテ。だいぶペースを落としてしまいました。

山頂まであと30分!最後の登りです。

 

11時30分、山頂に到着!

奥穂高岳から槍ヶ岳にかけてのゴツゴツした岩がカッコイイ!同時に山頂についた方は涙を流していました。

 

~辛いけど登る価値あり!~

今回は日帰りということもあり、かなりきつかったです。

翌日は筋肉痛で動けなくなるほどに、、、

それでも山頂からのあの景色は一生忘れることはできないと思います。

写真でお伝えできないのが残念ですが、一見の価値ありです。

登山をされない方でも上高地から前穂高岳は見えますので、ぜひ遊びに来てください。

 

※登山をする場合は、登山装備をそろえ、登山計画書の提出は必須です!

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