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テレワーク場所のメリット・デメリットとは?最適なスペースを選ぶポイントをご紹介

公開日:2022/01/08(土) 更新日:2022/02/04(金) 企業別荘(サードオフィス)

多くの企業がテレワークを導入するようになり、社員の居住地制限を撤廃する企業なども登場してきました。

働く場所を自由に選ぶことができるようになれば、今まで長距離通勤を余儀なくされてきた人も、オフィスとは遠く離れた地方に暮らしながら仕事をする選択肢が選べるようになります。

しかし、設備が整ったオフィスとは異なり、テレワークでは思いのほか仕事の効率があがらないという声を聞くことがあります。
ここでは、テレワークに最適な場所について、少し考えてみることにしましょう。

 

INDEX

 

 

テレワークの場所を選ぶポイント

テレワークの場所を選ぶポイントは、いくつかあります。
ここでは、代表的な3つについてみてみましょう。

 

集中できる場所であるか?

まず、ひとつめは「集中できる場所であるか。」という点です。

学生の勉強にも言えることですが、人によって、集中できる環境は様々です。
例えば、小さな音ひとつでも集中が途切れてしまう人もいれば、音楽や人の気配など、なにかしらの音が聞こえていないと落ち着かないという人もいるでしょう。
また、飲み物を飲みながら、リラックスして作業にのぞんだほうが効率が良いという人もいれば、口に物を入れないほうが集中できるという人もいます。
自分の性格をふまえて、生産性が上がる場所を選ぶということは、大切なポイントです。

 

かかるコストは?

ふたつめは、「コスト」です。

コワーキングスペースやホテルのテレワークプランを利用すれば、オフィスと同じくらい快適な環境で仕事をすることができますが、それなりに費用がかかります。
食事代などもあわせると、仕事をするたびに数千円単位、下手をすると万単位でお金を払うということになり、何のために仕事をしているのかわからなくなってしまいます。
このため、自分が出せる金額の上限を決めたうえで、テレワークの場所選びをすることをおすすめします。

 

セキュリティ環境は?

最後のポイントは「セキュリティ」です。

最近では、無料Wi-Fiを完備している商業施設や飲食店が増えていますが、それらがすべて安全とは限りません。なかには、利用をすることで、情報を盗み取られてしまうようなケースもあります。
無料だからと安易に利用するのではなく、セキュリティ面に問題がないことを確認してから利用するようにしましょう。
モバイルWi-Fiや、スマートフォンのデザリング機能を活用するのもおすすめです。
また、仕事中のパソコンが他人から見えてしまうような、オープンな場所での作業も控えたほうがよいでしょう。

 

 

テレワークができる場所のメリット・デメリット

テレワークを行う場所は、自宅から公共の場まで多種多様。
ここでは具体的なテレワークの場所ごとに、メリット・デメリットと必要になる費用についてまとめます。

 

テレワークを自宅で行うメリット・デメリット

テレワークを自宅で行うメリットは、なんといっても、場所や移動に費用がかからないことです。
パジャマやリラックスウエアなど、他人がいる場所ではちょっと…というファッションでも仕事をすることができるのは、非常に魅力的といえます。

ただ、自宅の場合、オンとオフの区別をつけにくいというデメリットがあります。
仕事に行き詰ってしまった場合など、「仕事が気になってゆっくり休むことができない。」「作業を切り上げるタイミングがつかめず、ダラダラと仕事をしてしまう。」という経験をした人も多いのではないでしょうか。

 

テレワークをレンタルスペースで行うメリット・デメリット

マンションや企業、商業施設などの空きスペースを1日単位で借りるレンタルスペースは、近年テレワークの場所としても利用される機会が増えています。
数百円から2000円程度と、比較的安価で利用ができます。
場所によっては、スクリーンやプロジェクターなど、ちょっとした会議にも使うことができる機器が完備されていて、非常に仕事がしやすい環境が整っています。

しかし、多くの施設は事前登録制となっており、掃除や利用時間に対して細かなルールが設定されている場合が多いといわれています。
このため、ふと思い立っての利用がしにくく、また作業時間も、後片付けを見込んでの時間配分が必要になるというデメリットがあります。

 

テレワークをサテライトオフィスで行うメリット・デメリット

企業によっては、本社から離れた場所に仕事をするためのスペース(サテライトオフィス)を設けているところがあります。
仕事に必要なものはすべてそろっているため、本来の勤務場所に近い環境で仕事ができるというのは、大きなメリットです。

ただ、大手企業であれば自社専用のサテライトオフィスが用意されていることが多いのですが、企業によってはレンタルスペースなどを利用し、複数の企業が合同で利用するような場所になっていることもがあります。
この場合、自社にいるときと同じように資料を広げたり、パソコンの画面を表示したままにして席をはずすという行為は、情報漏洩につながるリスクがあります。
セキュリティに細心の注意を払って過ごさなくてはならない点はデメリットと言えます。

 

テレワークをカフェで行うメリット・デメリット

カフェでテレワークをすると、飲食をしながら仕事ができるというメリットがあります。
利用料も飲食代のみです。
最近では、電源が完備されていて、長時間の利用も歓迎というところも増えていますので、テレワークには非常に便利な場所といえます。

ただし、人によっては、話し声や雑音が気になって集中できないといったデメリットがあります。

 

テレワークをカラオケ店で行うメリット・デメリット

日中の時間帯に数百円程度で利用できるカラオケ店も、テレワークの場所としては便利といえます。
個室になっているので、人の目を気にせず作業ができるというメリットもあります。

ただ、完全防音というわけではありませんので、周囲の音が気になって作業ができないというデメリットがあります。

 

テレワークをコワーキングスペースで行うメリット・デメリット

他人とスペースを共有して仕事をするコワーキングスペースは、1日1000円~3000円程度と比較的安価に利用ができます。
仕事に必要な機器類はほとんどそろっており、異業種間の交流ができるというメリットがあります。

ただ、基本料金ではオープンスペースしか利用できず、個室やブースは別途料金がかかるといったデメリットがあります。

 

テレワークを図書館で行うメリット・デメリット

図書館は基本的に無料で利用できるため、場所にお金をかけずにテレワークをしたい人にはとても便利な施設といえます。
周りに人がいる環境でありながら、カフェなどと比べて静かに過ごせますので、仕事に集中できる環境です。

ただし、公共施設のため、電源は確保できないことが多く、長時間の利用はできないというデメリットがあります。
また、電話やオンライン会議などで声を出す業務には向いていません。電話がかかってくるたびに場所を変えなければならないので、一人での作業に集中したい業務のときに図書館を利用するのが良さそうですね。

 

テレワークをビジネスホテルで行うメリット・デメリット

ビジネスホテルは、今や宿泊目的だけではなく、デイユース用途も増えてきました。
最近では1日数千円~10000円程度のテレワークプランを取り扱うビジネスホテルも増えています。
個室になっており、静かなので集中しやすいといったメリットがあります。

ただ、本来は休憩する場所のため、デスクが仕事向きではなかったり、ベッドに横になってしまうと仕事にならないといったデメリットもあります。

 

テレワークをマンスリー・ウィークリーマンションで行うメリット・デメリット

家具家電付きで、1日から借りることができるマンスリー・ウィークリーマンションも、テレワークには最適な場所といえます。
個室のため、情報漏洩などにも気を遣わずに作業ができるというメリットがあります。

ただ、料金が1日2000円から15000円程度と、場所によっては少々費用がかかるというデメリットがあります。

 

 

リモートワークを行う際に準備すると良いもの

次に、リモートワークを行う際に便利なグッズを紹介します。
オフィスのように環境が整えられた場所ばかりではないからこそ、仕事がはかどるグッズをご自身で用意しておくことが、テレワーク成功の秘訣です。

 

折り畳みデスク

自宅でリモートワークを行う場合、仕事専用のデスクを準備できるのが一番ですが、場所もとるので難しいという人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが、折り畳みデスクです。使わないときはコンパクトにたたんで、部屋の隅に置いておくことができるので、非常に便利です。
また、使わないときは収納家具として使うことができるタイプのものも登場しています。
値段も10000円程度と、非常にリーズナブルです。

 

ヘッドセット(ヘッドホン)

これをつけていると、Web会議の聞こえやすさが格段に違います。
また、こちらからの雑音をシャットアウトする効果もあります。
特に自宅でのリモートワークの場合、生活音が入ってしまったり、騒音で相手の声が聞き取れないといったことがありますので、ひとつ用意しておくと非常に便利です。
値段は、良いものになると10000円以上になりますが、安いものだと2000~3000円で手に入ります。

 

ポータブルディスプレイ

ノートパソコンを使ってリモートワークをするという人が多いと思いますが、画面が小さくて作業がしにくいというデメリットがあります。
そんな時に便利なのが、ポータブルディスプレイです。
USBなどで簡単に接続でき、デュアルモニターの環境を作ることができますので、作業効率のアップを期待することができます。
10000円台から20000円台のものが多いですが、安いものならば、10000円を切る値段で手に入れることができます。

 

 

まとめ

コロナ禍をうけてテレワークが一気に普及しましたが、適した場所や環境を模索している方も多いでしょう。
テレワークは、仕事をする場所を選ばない反面、たとえ仕事には不向きな場所での作業でもオフィスで作業をしているときと同等の成果を求められます。
テレワークだからこその作業効率アップを目指して、個人個人の特性に合った良い環境づくりをしたいものですね。

せっかく好きな場所で仕事ができるのですから、できるだけテレワークの作業効率を上げることができるよう、自分に合った作業環境をみつけましょう。

 

 


 

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