こんにちは!諏訪展示場の横地です。
花粉症の季節になりましたね。
横地は幸いなことに花粉症になったことがないのですが、今年は少し鼻水が出てきていよいよ花粉症になったか?とびくびくしています。
さて、今回も「山の基礎知識」シリーズです。
皆さんが山に興味を持っていただくきっかけになれば幸いです!
~日本にいる動物は哺乳類だけでも100種類以上!!~
日本にはたくさんの動物たちが生息しています。
最近だとニュースでツキノワグマや猪が住宅街に下りてきたとの報道をよく見かけるようになりました。
日本は南北に長いため、様々な気候区分に分かれています。
更には日本アルプスをはじめとした高山帯も多くあり、そういった気候環境によって日本固有の種が多いことも特徴です。
陸に住む哺乳類の約4割、爬虫類の6割、両生類の8割が固有種なんです!
では、日本の山にはどのような動物たちがいるのかご紹介します!
~山で出会える動物たち~
ツキノワグマ
最近増えすぎて社会問題にもなっているツキノワグマ。
昨年目撃したのは一度きりでしたが、足跡や爪痕、糞などは何度か目撃し、より身近な存在になっています。
八ヶ岳はかつては熊のいないエリアと言われていましたが、近年目撃情報が増えてきており、「サル注意!」の看板を「クマ注意!」に変えられている場所も見かけます。
もはや熊鈴だけでなく、クマよけスプレーも必須の時代になりましたね。
カモシカ
生きた化石と呼ばれる国の天然記念物に指定されている貴重な動物。
名前にシカと付きますが、実はウシ科の仲間でおっとりとした性格です。
昨年は一度も出会えなかったのですが、今年はすでに2回も会ってしまいました!
何か良いことあるかな、、、
オコジョ
小さな体につぶらな瞳と大きな耳がかわいらしいめちゃくちゃレアな野生動物。
とてもすばしっこいので、目撃できても撮影はかなり困難!
昨年前穂高岳で出会い、岩から岩へ飛び移る奇跡的な瞬間の撮影に成功しました!
雷鳥
丸々としたフォルムが特徴の雷鳥。
絶滅危惧種にも指定され、国内の様々な機関が保護、繁殖支援をしています。
最近では半世紀ぶりに中央アルプスで雷鳥が発見され、大きなニュースになりました。
長野県の県鳥にもなっており、「雷鳥の里」というお菓子は大人気で県民には馴染みのある鳥です。
二ホンジカ
奈良公園でおなじみの二ホンジカ。
八ヶ岳山麓では増殖しすぎて問題になっており、猟師の育成やジビエ料理の開発に力を入れているようです。
八ヶ岳山麓の別荘地では嫌というほど出会えるので、見てみたい方はぜひ八ヶ岳へ!
~野生動物との共存が至上命題!~
近年、野生動物が人里に下りてきたというニュースをよく聞きますが、そもそもの原因の一つに森林伐採などの人間による活動が上げられます。
普段はあまり出会わない野生動物たちも実は人間のすぐ近くにいることがあり、そんな彼らと共存していく意識が必要なのではないでしょうか。
また、野生動物の息吹を感じるならアニマルトラッキングがおすすめです。
アニマルトラッキングとは、雪上に残された動物たちの足跡や痕跡を探すこと。
雪山ではよく動物たちの足跡が見られますが、どんな種類の動物か、どこからどこへ向かっていったのか調べるのが意外と楽しいのです。
皆さんもぜひ山に入って、野生動物たちに出会ってみてください!