~summit to sea~ 2900mの稜線から海抜0mの日本海へ! ー 準備編 ー
こんにちは!諏訪展示場の横地です。
今年のお盆休みは最大9連休とのことでしたが、台風や南海トラフ地震への警戒など少し落ち着かいない状況でもありました。
みなさんはどんなお盆休みを送りましたか?
横地はもちろん山に登っていました!
特に今年は登山のテーマを「縦走」としていましたので、とても重要な時期でした。
昨年と同様に、今年もお盆休みの大縦走の様子を3回に分けて当ブログでご紹介していきます。
今回は準備編としまして、縦走計画の概要や持って行った荷物のご紹介などをしていきたいと思います。
~今回の行先は...~
毎年お盆休みの縦走は半年以上かけて計画し、準備を進めていますが、今年の行先は割とすんなり決まりました。
昨年末に100回記念の特別企画でフォレストコーポレーションの山好き社員たちにお勧め名山を紹介してもらいましたが、その中で松本支店斎藤が北アルプスの「栂海新道」を紹介してくれました。
その後話を聞くと、海がゴールでとても楽しかった!とのこと。
気になって調べてみるとなんとも面白そうなコース!
これは行くしかない!ということで今年は3泊4日で北アルプスの栂海新道を歩いてきました。
~コース概要~
今回の栂海新道縦走登山の概要はこんな感じ!
【日程】8月12日~15日
【行程】1日目:栂池高原(長野県)~白馬大池~白馬岳~白馬頂上宿舎
2日目:白馬頂上宿舎~白馬岳~雪倉岳~朝日小屋
3日目:朝日小屋~朝日岳~サワガニ山~栂海山荘~下駒ケ岳~白鳥小屋
4日目:白鳥小屋~坂田峠~入道山~親不知(新潟県)
【天気】1日目:晴れ(眼下に雲海)
2日目:曇り→小雨
3日目:小雨→曇り
4日目:曇り→晴れ
【総距離】49.3㎞(1日目:9.7㎞、2日目:12.4㎞、3日目:18.1㎞、4日目:8.8㎞)
【合計歩行時間】29時間45分
【消費カロリー】9289㎉
栂海新道とは、北アルプスの朝日岳から日本海の親不知(おやしらず)まで、新潟県と富山県の県境に沿う稜線を繋いだ北アルプス最北部にある登山道です。
小野健氏を中心に、地元山岳会の有志たちが3年かけて切り拓いた登山道で、コース上には2つの無人小屋があります。
朝日岳から歩けば基本的には日本海まで下りですが、稜線に忠実に切り拓かれているためアップダウンが激しく、夏季での縦走は飲み水の確保も大きな課題となります。
昨年と歩いた距離はほぼ同じですが、上記の理由とテント泊での決行も相まって、過去最高にキツイ山行でした。
~持ち物紹介~
今回は小屋泊ではなく、テント泊のため普段よりも荷物が多く、重い!
持って行ったものはこんな感じです。
食糧はこの写真を撮影した後に増やして、合計6食分を持っていきました。
重さは計っていませんが、10㎏以上はありました。
ちなみにザックは60ℓのサイズを使用しました。
今回は天気が微妙だったため濡れても良いように着替えは多めにしました。
水については途中3か所、水場に立ち寄り補給をしましたが、結果的に不足することはなかったです。
それでは次回から山行の様子を2回に分けてご紹介します。
栂海新道は登る方が少ないルートで、ネット上の情報も少ないため、これから栂海新道を計画している方の参考にしていただければ幸いです。