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別荘購入で後悔しやすい人の特徴とは?理由と購入前に確認すべきことを5つご紹介

公開日:2021/03/24(水) 更新日:2022/11/28(月) 移住トレンド

別荘で緑を愛でる家族

静かな山の中で休暇を過ごしたり、南国でビーチを満喫したり。

一度は「別荘ライフ」に憧れを抱いたことのある人も少なくないのではないでしょうか。

そんな憧れの別荘ライフ。
でも、後先考えず行動してしまうと後悔につながりません。

今日は、そんな別荘を購入したあとに多くの人が陥りやすい後悔や、注意すべきことについてまとめていきます。
別荘の購入を検討している人も、将来購入したいと思っている人も、是非参考にしてみてください。

 

INDEX

 

 

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別荘購入のメリット・デメリット

別荘購入のメリット

今も昔も変わらず、別荘をもつ人の最大の目的は「非日常でリフレッシュする」ことでしょう。
都会の喧騒を離れ、山あいや海沿いなどの自然豊かな環境に別荘地が多いのも頷けます。

ホテルなどの予約の手間なく、思い立った時にすぐ利用できるのも、別荘を所有するメリットですね。
建物の外装・内装・インテリアまで、すべて自分好みの調度品に囲まれて過ごせる喜びも、別荘ならでは。
別荘に着替えなどの荷物を保管しておけば、旅行よりも身軽に訪れることができます。

また、感染症が流行した際には、首都圏からの避難場所としても別荘が重宝されました。
災害時など万が一の時に、メインの自宅以外に居住先があるというのは大きな安心材料になります。

 

別荘購入のデメリット

多くのメリットを享受できる一方、デメリットになるのは何といっても「維持管理」です。

自宅と別荘の二つの不動産を所有することになるため、管理の手間は二倍。
建物や敷地のお手入れは日常的にこまめにできれば大きな負担にはなりませんが、年に数回しか行かない別荘では大掃除や草取りで休日がつぶれてしまうことにもなりかねません。
別荘地では、専門のメンテナンス業者と提携しているケースも多くありますが、管理の手間が減る一方で費用はかさみます。

また、不動産を所有していると、固定資産税や住民税といった税金もかかり、自宅と別荘の二軒分の費用が課税されることになります。

 

 

別荘の購入で後悔しやすい人の特徴

別荘購入は「建てた後」のことをしっかりとイメージしておくことが大切です。
そのため、こういったことに目を背けていると、後悔につながってしまうことがあります。

ここでは、別荘購入後に後悔に陥りやすい人の特徴をご紹介していきます。

別荘に憧れる夫婦

憧れが先行している

「静かな山の中で非日常を味わいたい」「海沿いの別荘でマリンスポーツを心ゆくまで楽しみたい」など、別荘への憧れや購入理由は人によって様々。

しかし後先考えず自分の理想だけが先行してしまい、具体的な費用や利用頻度などに目を向けていないと、購入後に「思っていた生活と違った」「予想よりも使用しなかった」といった後悔につながりかねません。
理想を追い求めるだけではなく、購入後のプランをしっかりと見通しておく必要があります。

 

維持管理費を認識していない

別荘購入の際にかかる物件価格や初期費用のみならず、購入後も、維持費や修繕費など様々な費用が発生します。
こういった費用に目を向けていないと、思わぬ出費が後悔につながりかねません。

購入の前に、別荘を所有することで発生する維持管理費や税金、修繕費などにかかってくるお金について十分にシミュレーションしておく必要があります。

 

 

別荘購入で後悔しやすい点

豪華な別荘の外観

利用頻度

別荘は、自宅と離れた所に所有するもの。
そんな別荘へ行くには、交通費はもちろん、往復の時間も必要です。

そのため別荘購入を検討する際は「年に何回程度利用したいか?」「自分が年をとったあとも利用するのか」など、将来を見据えて冷静に考えてみることがまず大切です。

よくある購入後の失敗例としては、「子供が巣立ってから足が遠のいた」「年をとって移動が億劫になった」などが挙げられます。

 

利便性

別荘をもつなら、できる限り人里離れた静かなところがよいと思う方もいると思います。

そういった人気のない場所では、日常を忘れてゆっくりできるといったメリットの反面、近くにお店がない場所も多いためちょっとした買い物にでるのにもかなり時間がかかってしまうなど、不便に感じることもあります。

またこういった商業施設の問題だけではなく、怪我をしてしまった時などの緊急時に医療機関が近くにない、といった問題が発生する場合があります。
そのため、購入前に、周囲の環境はしっかりとチェックしておきたいところです。

 

費用

別荘は本体を購入しただけで終わりではありません。

その後の維持管理費や、本体価格以外の修繕費やリフォーム代、初期経費などさまざまなお金の面に目を向ける必要があります。

特に購入後でも、電気水道光熱費などのライフラインの費用はもちろんのこと、毎年の固定資産税などの税金にも目を向ける必要があります。
こういった費用をあらかじめ認識していないと、購入後に予想外に出費が増えて後悔につながることがあります。

別荘費用を計算する人

 

 

部屋別のリフォーム価格相場

格安物件はそのまま利用できない

中古で物件を購入する際、中にはとんでもなく格安な価格で売りに出されている物件に目を疑う場面も少なくありません。

中には100万円台の価格で売りに出されるような物件もあるため、容易に手に入れやすいというイメージをもたれる方も居ると思います。
しかし、こういった物件は、建物のあちこちで修繕や改修が必要になる可能性が高く、リフォームなどの修繕費が必要になる場面が多々あります。
そうならないためにも、格安物件の裏には必ずこういった問題が潜んでいるといった注意をあらかじめ持っておきましょう。

ここでは、戸建て住宅の箇所別にリフォームの価格相場を掲載しておきます。是非、参考にしてみてください。

  • キッチン取替工事:40~100万円
  • 浴室:80~100万円
  • トイレ(和式から洋式):25~40万円
  • トイレ(洋式から洋式):15~25万円
  • 給湯機:12~20万円    

参考:すまいステップ

 

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別荘の購入の前に確認すべきこと

別荘を購入した後に後悔につながらないよう、ここではあらかじめ確認しておくべきポイントを6つご紹介します。
是非、参考にしてみてください。

別荘のリビングと吹抜け

①初期費用

別荘購入の際は、物件価格以外にも様々な初期費用がかかります。
ここではどんなものがあるか、具体的に紹介します。

  • 仲介手数料 : 物件を購入する際、不動産会社に払う費用です。物件価格によって手数料乗全額は異なりますので、あらかじめチェックしておきましょう。
  • 不動産取得税 : 不動産取得の際に発生する税金です。原則、【土地と建物の評価額×4%】の費用がかかります。
  • 不動産登記費用 : 新たに所有する物件の所有者や、どの金融機関からお金を借りているのかなどを、新しく登記するために必要な経費です。司法書士に頼む場合や、自分で登記申請を行う場合で金額は異なります。

他にも、消費税や登録免許税、印紙代など様々な費用がかかります。

 

②維持管理費

別荘の購入後に、建物を維持管理するための費用が必要であることも忘れてはいけません。
水道光熱費や建物の修繕費はもちろん、固定資産税や住民税といった税金も毎年かかってきます。
また、年に数回のみの利用の方は、別荘を管理してくれる業者に管理をお願いする場合があります。

そういった費用をすべて合わせると、年間で最低でも50万円ほどが必要となります。

 

③立地

別荘は、できる限り普段の生活とは離れた場所に所有して、非日常を楽しみたい、と思う方も多いでしょう。

しかし、本拠地である自宅からあまりに遠いと、自然と行くのが億劫になって足が遠のいてしまうといった例も少なくありません。

そういった事態に陥らないよう、あらかじめ負担にならない距離や交通費などをシミュレーションしておきましょう。

 

④設備

中古の物件を購入する場合、物件の状態を注意深く見ておく必要があります。
購入後に欠陥が見つかっても、自分で直さなければならないケースになることも多いので、契約が成立する前にしっかりと目でみて不動産会社と交渉しておきましょう。
また、水道管の状態や床下の状態など、目には見えない所にもしっかりと注意しておく必要があります。

購入前に設備状態についてく隈無く把握しておくことが大切です。

 

⑤管理状態

中古物件の購入の際は、それまでの管理状態についてチェックしておく必要があります。
特に長らく買い手がついておらずしばらく管理下になかった物件などは、至る所に不具合が生じている可能性があります。
そのため、物件を管理していた業者や不動産会社などに、それまでの管理状態についてしっかりと聞いておく必要があります。

 

 

別荘購入で注意したいこと

せっかく憧れの別荘を手に入れても、後悔してからでは後の祭り。
そんな状態にならないために、ここでは購入の際に注意しておきたいポイントについていくつかご紹介します。

別荘購入の注意点をチェックする男性

遠くはなれた場所だと利用しなくなるケースも

自宅から別荘までの距離があまりにも離れていると、年を重ねるにつれてだんだんと訪れるのが面倒になってしまうケースも多々あります。

購入初期のころは頻繁に利用していても、数年後に全く利用しなくなってしまっては宝の持ち腐れ。
そうならないためにも、自分にとって負担のない距離や利用頻度をあらかじめ考えておくことが必要不可欠です。

 

再建築不可物件の可能性

中古の別荘を購入の際は、その物件が「再建築が可能かどうか」について認識しておく必要があります。
新しい物件には少ないですが、築年数の経っている物件には、再建築のできない物件が数多く存在します。
そのため、そういった物件は自然災害などで万が一倒壊してしまった場合、再建築することができずに利用価値のない土地のみを所有し続けることになってしまいます。
こういった土地でも、毎年税金はかかってくるため、「負動産」として所有し続けることになってしまいます。
そういった事態に陥らないためにも、あらかじめ「再建築可能な物件か」はチェックしておきましょう。

 

通常の住宅ローンは利用できない

生活の拠点となる「自宅」を購入する際は、住宅ローンが組めるのが一般的です。

しかし、別荘は「住宅」としての扱いにはならないため、通常の住宅ローンは利用できません。
そのため、別荘購入の際、ローンを組みたい方は、「セカンドハウスローン」を組む必要があります。
セカンドハウスローンは、ある程度の資産をもっている人や、「年収500万円以上」といった高い返済能力を持つ人であれば、比較的審査が通りやすいといったメリットがあります。
しかしその一方で、そもそもの審査の基準が高かったり、通常の住宅ローンに比べて金利が高いといったデメリットがあります。特に住宅ローンは近年1.0%以下の場合が多いですが、セカンドハウスローンは金利が1.0~4.0%になることが多いです。
そのため、別荘購入のためにローンを組みたいという方は、あらかじめセカンドハウスローンについてしっかりと認識しておきましょう。

また、別荘購入でも利用できる住宅ローンとして「フラット35」があります。
従来の住宅ローン金利で利用することができるので、審査基準が厳しく金利も高いセカンドハウスローンを無理に利用するよりも、良い条件で資金計画をすることができるかもしれません。
フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供するものであり、複数の金融機関で取り扱われています。
それぞれ金利条件などが異なってきますので、具体的には担当スタッフに相談してみましょう。

 

人気物件でない限り売却しにくい

購入後に別荘への足が遠のき、売却に至るケースも多いです。
そのため、購入時はその後の売却について考えが至らないことも多いですが、子供が大きくなった場合や年をとった時のことを考えておくことも重要です。

特に現在は空き家や中古別荘が増えており、軽井沢などの人気エリアの物件以外は、売りに出しても買い手がつかない場合が多いです。
そのため、いざ手放したくてもなかなか売却できずに、維持費のみが毎年かかる状態になってしまうケースも多々あるのが現状です。

 

 

別荘購入でかかる税金

不動産取得税・登録免許税・消費税

別荘購入時に一度だけ必要になるのが「不動産取得税」で、土地と建物それぞれに課税されます。
売買から半年~一年後に納税通知書が届き、納期は都道府県によって異なります。

また、所有権保存登記や移転登記に課される流通税である「登録免許税」も必要です。
建物購入については「消費税」も通常の商品購入と同様に課税されますが、土地購入では消費税は非課税になります。

 

固定資産税

別荘を購入したあと、不動産を所有していることで課税されるのが「固定資産税」です。
地方自治体に収める地方税であり、市町村が定めた固定資産税評価額をもとに毎年納付することになります。
税率は、固定資産税評価額の1.4%です。

 

都市計画税

「都市計画税」も固定資産税と同じく、不動産の所有者に課せられる地方税です。
ただし、所有する別荘の所在が都市計画区域内である場合に課税されるものです。地方にあって都市計画区域外の場合は課税されませんので、詳しくは各自治体で確認しましょう。

 

住民税

「住民税」とは、市町村によって賦課徴収される都道府県民税・市区町村民税の総称です。
通常の住民税は、一律の課税金額となる均等割と、所得に応じて金額が決まる所得割を合わせた課税額になります。
ただし、別荘の場合は本拠地以外になりますので、一律負担の均等割だけを支払う義務が生じます。

 

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まとめ

別荘の購入で陥りやすい後悔や注意点をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

注意点や先の見通しをしっかり把握していれば、楽しい別荘生活を送ることは十分可能です!
楽しい別荘ライフを手に入れるためにも、今日の注意点を是非参考にしてみてください。

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