こんにちは!諏訪展示場の横地です。
ついに梅雨が明けました!
平年より短い梅雨でしたが、雨量はしっかりあったようです。
いよいよ夏本番ということで、横地は必死に体力づくりをしています。
お盆休みの縦走登山を中心に、高山の日帰り登山などなかなかハードなシーズンなので、体力づくりは必須となってきます。
6月には体力づくりと低酸素状態での体慣らしのために、中央アルプスは空木岳から檜尾岳まで一泊二日で縦走してきました。
今回はその山行の様子をご紹介します。
~空木岳ってどんな山?~
空木岳(うつぎだけ)は、駒ケ根市と飯島町、大桑村の境にある標高2,864mの中央アルプスの山です。
中央アルプスのほぼ中央に位置しており、木曾駒ケ岳までの稜線を縦走するコースが人気です。
駒ヶ池から登る池山尾根ルートが最もメジャーですが、このコースは登り約7時間半、下り約6時間とかなりハードなロングコース、、、
しかも標高差が2,000m近くあり、コースのほとんどが樹林帯歩きのため精神的にも堪えるんです。
そんな空木岳の稜線上には花崗岩が表出しており、ハイマツとのコントラストが美しい!
山頂からは木曾駒ケ岳まで続く美しい稜線や御嶽山、南アルプスを望めます。
~今回の縦走コース~
今回は一泊二日で空木岳から檜尾岳までを縦走しました。
工程はこんな感じ↓
1日目: 6:38 登山口 ⇒ 9:13マセナギ ⇒ 10:30ヨナ沢の頭 ⇒ 11:44駒石 ⇒ 12:18駒峰ヒュッテ ⇒ 12:25空木岳 ⇒ 13:39木曾殿山荘
2日目: 4:20木曾殿山荘 ⇒ 6:21熊沢岳 ⇒ 7:30檜尾岳 ⇒ 9:23赤沢ノ頭 ⇒ 10:17檜尾岳登山口 ⇒ 11:31空木岳登山口
本当は木曾駒ケ岳まで縦走したかったのですが、この日はロープウェイが運休だったため、檜尾尾根で下山しました。
木曾殿山荘は営業前のため、無料開放されている食糧庫をお借りし寝泊まりしました。
小屋泊装備でしたが、それでもザックは5キロ以上あって、なかなかきつかったです。
~山行の様子~
今回の池山尾根コースは8割くらいが樹林帯歩き。
序盤からそこそこの登り。
こちらはギンリョウソウ。なんとも不気味な見た目です。
池山小屋分岐に到着。ここには水場がありました。久しぶりの小屋泊装備で予定よりも水の減りが早かったので、助かりました。
マセナギを過ぎると傾斜がきつくなり、階段も出てきます。大地獄、小地獄という痩せ尾根も通過するので、慎重に。
空木平分岐を過ぎるとようやく森林限界。目の前に空木岳が見えました。
気持ちの良い稜線を歩いていくとあっという間に山頂!
空木岳から木曾殿山荘は基本下りなのですが、かなりスリリングな岩場が連続する難コース。
ようやく宿泊地木曾殿山荘に到着。
木曾殿山荘のすぐ近くにツキノワグマがいました!こちらに近づいてくる様子はなく、黙々とご飯を食べていました。
2日目。この日も行動時間は長いため、日の出より早く動き始めました。
東川岳で朝日をお出迎え。いきなりの急登に寝起きの体が悲鳴を上げます。
ここからはひたすらアップダウンのある稜線歩き。地味にキツイ、、、
ようやく檜尾岳に到着。眺めの良い稜線とはここでお別れ。あとはひたすら樹林帯を下ります。
無事登山口まで下りてきました。ここからはひたすら車道を歩きます。
駐車場に到着!さすがにヘロヘロでした、、、
~万全の準備で山に行こう!~
最近山開きをした富士山では事故が相次ぎニュースになっています。
また全国的に熊の出没が増えているようで、山に入る際は要注意です。
これから登山客が増えて、そういった事故はより多くなるでしょう。
山の中では何があっても自己責任ですので、私たちは万全の準備をしたうえで自然の中に入らなければいけません。
もちろん準備をしたからと言って100%事故に遭わないわけではないですが、少しでも事故のリスクを排除することが登山をする上でのマナーだと思っています。
楽しいだけがレジャーじゃない!ということを胸に、今年の夏も全力で信州の自然を楽しみたいと思います。
緑心地良い信州でお待ちしております!