別荘の購入を目標にしたことはあるでしょうか。
別荘を実際に建てる場合には、考えることがたくさんあります。
そもそも、別荘は自分たちのライフスタイルに向いているか?という疑問もあるかもしれません。
今回は、別荘を購入する場合のメリットとデメリットを紹介していきます。
実際の購入手順についても説明しているので、気になる方は参考にしてみてください。
INDEX
別荘の種類とは?
一口に、別荘と言っても、住まいの形によって購入方法などが大きく変わります。
そのため、以下に主なタイプの別荘を説明するので、自分には何が合っているかを見つけてみましょう。
一戸建てを別荘として購入する
別荘と聞いて、まず思い浮かべるのが一軒家でしょう。
つまり、戸建ての別荘の場合ですが、これには、中古の別荘と新築の別荘を購入する場合が考えられるでしょう。
中古の別荘では、特に木造建築が多い傾向にあります。
そのため、より質の良い別荘を見極めるには、築年数や構造材の状態をよく確認しておく必要があります。
例えば、シロアリは木を腐敗させる害虫ですが、この構造材がシロアリ被害にあっていないかを調べておくことをお勧めします。
後から家の劣化に気づくと、リフォーム費用が別で必要になってきます。場合によっては新築とそう変わらない費用になるので、注意が必要です。
新築の場合には好きな間取りやデザインで一から計画することができますが、建てる場所を検討していく必要があります。
特に、土地を選ぶ際には、傾斜地できるだけ避けるなどの気配りが必要です。
中古の別荘と比べると、費用がかかるでしょうが、自分好みのデザインにするなどの醍醐味が新築にはあります。
自分でプロダクトマネージャーなどを雇っておくことで、よりスムーズに別荘の注文をすることができます。
建築士や工務店を一から選択することもできるので、実際に建築士が手がけた家を見てみましょう。自分の好みのデザインに近い家なのかどうかを確認できるでしょう。
リゾートマンションを別荘として購入する
戸建ての別荘との違いは、共用で使用できる設備が多いというのがリゾートマンションの特徴でしょう。
例えば、大浴場やフィットセスルームなどが考えられます。
個人が用意するには莫大なお金がかかるものが手軽に利用できるのが、リゾートマンションのメリットでしょう。
実際にリゾートマンションを購入する際には、メンテナンス制度が整っているマンションを選択することが肝心です。
別荘購入のメリット・デメリットとは?
別荘購入のメリット
別荘購入のメリットは、自分が望んだ環境が手に入るということでしょう。
仕事で、ある場所に勤務し続けなければならない時は自分の望む場所でなくても、その通勤圏内に住居をもたなければなりません。
しかし、別荘を持っていることで、夏休みなどの大型連休を活用して自分に最適な環境で楽しむことができます。
これは、仕事をリタイアした後のセカンドライフの拠点にもなるでしょう。
そのため、今後の自分の生活をより良いものにするための家が別荘と言っても過言ではありません。
別荘は、レジャー目的で購入することが大半ですが、他にも役割があります。
例えば、大きな災害が発生した際に、避難場所として活用をすることができるでしょう。
特に、小さな子供や高齢者がいる家族の場合には、何かあった際に、別荘に集まることができます。
このように安心して今後の生活をしたい場合にも別荘は最適です。
別荘購入のデメリット
多くのメリットがあるとは言うものの、別荘にもデメリットは存在します。
例えば、維持費が多くかかることが考えられます。
「別荘」と言うだけあって、二つの家が同時に存在していることになります。
頻繁に訪れるなら、少しずつ掃除をすると言うこともできるでしょう。
しかし、年に数回訪れる場合が多いのが別荘とも言えます。そのため、業者に維持管理を任せる場合も想定しなければならず、維持費用と合わせて計画しておくのが良いでしょう。
別荘にかかる費用
別荘は、家だけにお金がかかるわけではなりません。
一括で支払うことができれば問題ないでしょうが、ローンなどを組む場合もあるでしょう。
メンテナンス費用もかかってくるので、具体的に何に費用がかかってくるのかを細かく説明していきます。
別荘購入・メンテナンス費用
不動産購入時の初期費用では、仲介会社が入った場合は仲介手数料が必要です。
仲介手数料は代金の3%と60,000円を足した金額であることが一般的です。
また契約時には、印紙税と手付金が必要です。
この物件を購入するという意思を確認する契約で発生するのが手付金で、売買代金の1割から2割を支払います。
印紙税は不動産売買契約書、住宅ローンの金銭消費貸借契約書や建物建築請負契約書(新築の場合)などの文書を交わすときに発生する費用です。
ローンの支払いは、手付金を払って物件購入後に分割で支払う形になります。
不動産を所有しているときに継続的に書かる費用として、まずは火災保険が必要です。
緑豊かな林のなかに建てた別荘は別荘らしいシチュエーションでとても素敵ですが、最悪の場合、山火事などで家が被害を受けることも考えなければなりません。
また、毎年課税される固定資産税もかかり、課税標準額の1.5%が必要です。
メンテナンス費用として、湿気のある場所に家がある場合には、換気扇を常に回しておく必要があるでしょう。
その際には、換気扇で使用する電気代が必要になります。
また、寒冷地に別荘がある際には水抜きが必要で、業者に依頼をする際には依頼費用が必要です。
上下水道でも、基本使用量は定額でかかります。
そのため、光熱費は基本的にかかるものだと考えておいた方がいいでしょう。
別荘購入に使えるローンとは?
一般的な住宅では住宅ローンが使えますが、別荘ではセカンドハウスローンを使うことになります。
金融機関がローンの審査をしますが、審査は住宅ローンよりも厳しめです。
なぜなら、別荘は複数所有の物件になるため、買主は住宅ローンとセカンドハウスローンの二つのローンを返済することが見込まれるからです。
また、住宅ローンに比較して金利も高めに設定されています。
しかし、旅館時事業用に使用する物件は審査が通りやすくなる可能性があります。
金融機関の支店が違うだけでも、審査の厳しさが変わったりするので、審査を通しやすくする余地はあると言えます。
別荘購入の手順
一般的な別荘購入の流れは、インターネットなどでの情報収集から始まります。
ここで、気に入った物件や土地などを決めていくことができます。
別荘を専門に建てている会社では、内覧会でモデルハウスを見学することもできます。
そこで実際に生活した時の感覚を掴むことができるでしょう。
物件の内容や条件に納得がいけば、手付金を支払って契約を決めることになります。
取扱業者によっては値引き交渉もできますが、人気の物件は値引き交渉が難しくすぐに無くなってしまうこともあります。
契約段階では、手付金を支払ってローンの審査が降り次第、引き渡しに入ります。
この手順は、土地購入と中古別荘の場合です。
新築別荘の場合には、建築会社と連絡を取り合ったり話し合いを進めながら、家づくりをしていくことになるでしょう。
別荘を購入する際の注意
別荘がいくら綺麗な景色がある場所でも、アクセスが不便だと多くの維持費が必要になります。
その結果、アクセスしにくい場所が原因で別荘離れが進み、別荘自体の必要性が薄れてしまう可能性があります。
また、中古別荘の中には、一度解体をしてしまうと再建築ができないケースがあります。
これは、不動産会社のスタッフからも説明があることですが、念のため中古別荘を考えている際には頭の片隅に入れておきましょう。
また、再建築できないものは安く売り出されていることが多いので、その点も注意しておきましょう。
エリア別・別荘のメンテナンス方法
雪がたくさん降る地域で別荘を建てる・購入する場合は、家の屋根の形を傾斜がついたものにすると良いでしょう。
傾斜がつくことで、雪が溜まっても、自然に落ちていくので安心です。
雪が自然に落ちる場合は、落ちる場所が隣の住宅などに影響しないように家を設計する必要があります。
海が近くにある家では、潮風の影響で錆ができにくいように素材をこだわる必要があります。
例えば、鉄骨は塩水で錆びやすいのでできるだけ避けることになります。
メンテナンスとしては、真水で外壁を洗って錆を防ぐなどの方法が考えられます。
山地の場合では、木材がシロアリにやられないように床下の換気を徹底します。
さらに、湿気対策で常に換気を心がける必要があるでしょう。
別荘は使い方次第で上手く活用できる!
別荘の購入を考える時には、将来的に長い目で見て、今後どういった役割で別荘を活用するかを考えてみることがおすすめです。
今後に別荘を十分に使用できるなら、セカンドライフとしての需要も出てきます。
また、自分達が住まなくなったとしても別荘を宿泊施設として貸し出す方法も存在します。
これは、使わない物件を最大限に活用した資産運用方法と言えるでしょう。
上手く別荘を使いたい場合には、専門の方に相談することで悩みも一気に解決できます。
そのエリアの地域特性や別荘需要に詳しい地元のビルダーなら、リアルな情報が得られて頼りになります。
一度その土地のビルダーに話を聞いてみてはいかがでしょうか。
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