こんにちは!諏訪展示場の横地です。
先日長野県でも梅雨明けが発表されました。
今年はしっかりと雨が降った印象の梅雨でしたが、休みの日には晴れることが多く雨で登山を中止することが少なかったです。
おかげで今年の夏に向けた体力づくりが順調に進み、お盆休みを利用した長期縦走が実現できそうです。
そんな体力づくりの一環として先日南アルプスは甲斐駒ヶ岳に登ってきました。
初めての甲斐駒ヶ岳でしたが、見どころがたくさんある山だったので今回ご紹介していきたいと思います。
~甲斐駒ヶ岳ってどんな山?~
甲斐駒ヶ岳は長野県伊那市と山梨県北杜市の境にある標高2,967mの南アルプスを代表する名峰です。
日本百名山にも数えられており、南アルプスでは仙丈ケ岳と並んで日帰りができる山として人気があります。
甲斐駒ヶ岳は主に花崗岩でできており、山頂付近は夏でも雪が降ったように白く、その美しさも人気の理由です。
ちなみに甲斐駒ヶ岳の隣にある栗沢山は「南アルプスの天然水」のCMで宇多田ヒカルが登っていた山として、山好きの中で人気があり、SNSでは甲斐駒ヶ岳をバックに天然水のペットボトルを映した写真を投稿するのが一時期ブームとなりました。
最もメジャーなコースは北沢峠からのルートですが、山梨県側から登る黒戸尾根は日本三大急登にも数えられるほどの上級者向けのコースです。
今回は北沢峠から登り、下りは仙水峠を経由するコースで登ってきました。
~北沢峠からクライムオン!~
まずは伊那市長谷の仙流荘から南アルプス林道バスに乗車し、北沢峠を目指します。
平日なのにバス停には長蛇の列ができていました。コロナ禍が明けてから登山ブームが起きていますが、それを象徴する景色でした。
北沢峠に着くと甲斐駒ヶ岳方面と仙丈ケ岳方面とでコースが分かれます。今回は甲斐駒ヶ岳方面へ。
序盤は樹林帯の登りが続きます。ここで足を慣らして後半の登りに備えます。
1時間ほど歩くと双児山に到着。甲斐駒ヶ岳に向かう登山道が見えています。
駒津峰に到着。甲斐駒ヶ岳が目前に迫ります。思った以上に白く、ゴツくイケメンでした。
駒津峰から約40分。ここからいよいよ岩場に取り付きます。鎖が何か所かありましたが、難易度は低く慣れている方はスイスイ登れそうです。
岩登りが怖い方は避けるルートもありますので、そちらを通ると良いと思います。
山頂に到着!山梨県側は残念ながら雲がかかって何も見えませんでしたが、長野県側はなんとか仙丈ケ岳が見えていました。
晴れていれば南アルプスの稜線が見えていることでしょう。
帰りは駒津峰から仙水峠へ一気に下ります。途中で甲斐駒ヶ岳を振り返るともう雲の中に隠れていました。
仙水峠からは緩やかな下りが続きます。仙水小屋を過ぎると沢に合流。とても涼やかで気持ち良く歩けました。
長衛小屋を過ぎたらゴールはすぐそこ。この日は臨時便のバスも出ていて、下山後すぐに乗車出来ました。夏の間は臨時便が多く出ているようです。
~夏は登山に出掛けよう!~
街中では災害級の暑さが続きますが、山の上では20℃くらいの過ごしやすい気候がほとんどです。
また高山植物も楽しめるため夏の登山はおすすめです。
もちろん登山ほど本格的でなくてもハイキングができる場所が長野県にはたくさんあります。
ぜひ夏の旅行で信州へお越しください!お待ちしております。