こんにちは!上田展示場の小林です。
いきなりですがみなさんは「日本遺産」をご存知でしょうか?
ユネスコが認定を行う「世界遺産」は有名ですが「日本遺産」はあまり知らない方も多いかもしれません。
今回は「日本遺産」についてと上田市の日本遺産に登録されたスポットを紹介します。
※写真は信州の農業遺産を巡る旅HP上田市塩田平のため池
【目次】
日本遺産とは『地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」に認定するとともに、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図るもの」(上田市HPより引用)だそうです!
要するに、文化財+ストーリーを登録する制度です。世界遺産とは異なり無形の文化財や文化財を取り巻く歴史やストーリーも含め登録しようという取り組みなんです。
長野県では今回ご紹介する上田市の他にも棚田が有名な「月の都千曲」(千曲市)や木曾檜で知られる「木曽路は全て山の中」(木曽町、木祖村他)、日本の中でも古くから栄え、歴史ある町「星降る中部高地の縄文世界」(茅野市、富士見町他)などが登録されています。
それぞれにストーリーがあり、登録されたスポットでは寺社仏閣やそのスポット独自の風景も楽しむことができます。
実際に見て楽しむ観光としてだけでなく読み物としても楽しめます。
※写真は千曲市姨捨の棚田 信州千曲観光局HP
登録された上田市のストーリーは『レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」~龍と生きるまち信州上田・塩田平~』です。
かっこいい!
龍と生きるまちというところがかっこいいですね。
ストーリーの概要を簡単に説明します。
〈ストーリー〉
『塩田平は古来「聖地」として、多くの寺社仏閣が建てられている。上田市別所温泉は日本最古の温泉地として知られる。
「国土・大地」を御神体とする「生島足島神社」、「大日如来・太陽」を安置する「信濃国分寺」は1本の直線上に並びレイラインを繋いでいる。
夏至と当時に鳥居の中を太陽の光が通り抜ける。』
上田市、別所温泉は信州の鎌倉と呼ばれるほどにその歴史は古いです。北向き観音堂、三重塔などの寺社仏閣があり、中国からも学僧が訪れていたといいます。
○写真は安楽寺八角三重塔
信濃国分寺駅のすぐ近く、国分にある信濃国分寺は奈良時代に仏教によって国を治める鎮護国家の動きのひとつとして創建されました。
○写真は信濃国分寺本堂
生島足島神社は生島大神と足島大神の2柱を主祭神としています。生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と生きとし生けるものに満足を与える「足島大神」を祀っています。武田信玄や真田昌幸もその加護を受けようと参拝、祈祷したと伝えられています。
○写真は生島足島神社
そんな歴史に彩られたまちとその中の寺社仏閣が一直線に並んでいるというのもロマンを感じます。
わたしはこの中でも特に生島足島神社が好きです。パワースポットとしても知られ、奉納された御塩と御米をもらうこともできます。
何よりも池の上に浮かぶ真っ赤な橋と本社が異世界のような神聖な雰囲気をまとい厳かな気分になります。
その歴史的な背景を知ってからスポットを巡るだけでも何倍も楽しくなるような「日本遺産」。ぜひ、上田市にお越しの際は上田城だけでなく、塩田平まで足を運んでみてください!
いかがでしたか?
日本遺産のタイトルには「龍と生きるまち」ともあります。この龍と生きるまちの部分については次回ご紹介いたします。
次回のブログを読んでいただければ、上田市の塩田平と水・大地・太陽・そしてため池・龍が1直線につながると思います。
更新までしばらくお待ちください。
好きな真田十勇士は「三好青海入道」上田展示場の小林がお送りしました。
次回もお楽しみに!
私たちは設計士や施工管理士といった建築のプロでありながら、全社員が「信州コンシェルジュ」として豊かな信州ライフをサポートしていきます。
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