こんにちは。
松本展示場の西川です。
私は昨年8月から安曇野で工房信州の家生活をしています。
そろそろ入居して1年経つので、実際の暮らしぶりを紹介できればと思います。
今回は「薪の準備について」
個人的な感想・経験になりますが、少しでも参考になれば幸いです。
■薪の調達について
私はストーブを購入した薪ストーブ屋さんから、
広葉樹の原木(2〜3mほど)を5トン、9万円で購入しました。
(1シーズンで5トン使うと聞いたので。実際の使用量は下の方で紹介します。)
量はこのぐらいです。
これをチェーンソーで玉切り(40cmぐらいに切ること)にして、斧で割って
をひたすらやりました。
全てを薪にするまでにかかった時間は、50時間ほどかかった気がします。
斧で割るのはサクサク行けるのですが、チェーンソーがなかなか難しくて…
私は森林科学科を卒業した者としてチェーンソーを使うことへの憧れや、
今後もきっと使うだろうという点も踏まえて、チェーンソーを購入し、原木買いも選びましたが
正直5トン全てを薪にするのはめちゃくちゃ大変でした。
薪作り積極的にやっていくぜ!という方以外は、
玉切り状態もしくは既に薪になっているものの購入をオススメします。
ちなみに安曇野市周辺の
玉切り状態での販売価格は5トンで130000円ほど
乾燥薪だと、軽トラック1杯(400kgほど)で30000円弱です。
※上記の金額は広葉樹で、あくまで参考価格です。
もっと安いところも高いところもあり、配送料がかかってくるケースもあります。
■河川伐採木の無料配布について
お金をかけて購入する木もあれば、市町村で無料配布をしてくれる木もあります。
主に冬ですが、月に1〜2回ほど県内の川にて伐採木の無料配布があります。
事前告知無く、県のHP上に開催日と場所が記載され、
自由に取りに行くことができるというものです。
基本的には8時半から配布スタートですが、8時半に行くと既に大渋滞です。
市内全ての軽トラックが集まっているのではないかと思うほど渋滞します。
約1m程に切られているので、1人で行っても問題なく積むことができます。
ただ、家に帰ってから玉切りが必要になるので
無料配布を狙っていく方は、チェーンソーが必要になると思います。
■使用量について
実際の薪の使用量は、1.5トン程でした。(なので、実質27000円ぐらいです。)
建築時に出た端材を最初に使っていたので、想像より少なく済みました。
薪ストーブの使い方としては
12月〜3月末まで使い、
平日は朝と晩の1回ずつ、休日は朝、夕、晩と計3〜4回ほど焚きます。
幅32cm奥行き50cm高さ35cmこの箱が1日分の薪量でした。
まとめ
初めて薪ストーブがある冬を過ごしましたが、暖かさは間違いなかったです。
「このぐらいの温度をキープしてください」というストーブ屋さんの教えの通り焚くと暑過ぎる程でした。
薪の調達については、原木から1シーズン全ての薪を用意しようと思うと
なかなか体力も時間も使うなと感じました。(もちろん楽しいですが!)
玉切りされた薪を買ったり、既に乾燥した薪を買ったり、
市町村の無料配布から少し持ってきたり、
何か1つにこだわるのでは無く、時間や体力と相談して
複数の選択肢を組み合わせるのが、大事ではないでしょうか!
また、市内をドライブしているとネットには載っていない薪販売をしている看板などを見かけます。
そういうのを見かけると掘り出し物を見つけた時のような興奮があります。
あとは、庭木を切っている家だったり、解体している現場だったりと
薪になる材料をもらえそうな現場を目撃するとワクワクします。
そんな感じで、暖を取る以外にも生活の楽しみが増えるのは薪ストーブの良さの一つだと感じています。
では、今回はここまでとさせていただきます!