こんにちは!諏訪展示場の横地です。
すっかり寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私が住む八ヶ岳の麓の茅野市では、朝は氷点下になることが増え、車のフロントガラスが凍る時期となりました。
2023年も残り1か月ですが、今年もたくさんの山に登ったなぁと振り返り始めている横地です。
2023年の振り返りはまた後程記事にしていきたいと思います。
今回は8月の北アルプス縦走の際に登った「鷲羽岳」をご紹介します。
~鷲羽岳ってどんな山?~
鷲羽岳(わしばだけ)は富山県と長野県の境にある北アルプスの山です。
日本百名山にも選定された鷲羽岳は、北アルプスの中央部にあるため登山口からの距離があり日帰りでは登れません。
最寄りの登山口からでも10㎞以上あり、一泊以上で登ることしかできません。
鷲羽岳の名前の由来は山の斜面を見たらわかります。
どうですか?鷲が羽ばたいているように見えませんか?
この模様が格好良くてずっと見てみたいなと憧れていました。
また、北アルプスの中央部に位置することで、山頂からは南部の槍ヶ岳や燕岳、北部の立山連峰まで見渡すことができます。
前日に登った薬師岳や、この日の朝通ってきた黒部五郎岳もしっかり見えていました。
~鷲羽岳へのコース~
①新穂高温泉コース
こちらは岐阜県の新穂高温泉からアクセスするコース。
鷲羽岳への最短ルートですが、それでも約11時間かかりますので、よほどの健脚でなければ途中の双六小屋や鏡平小屋に宿泊し、二日目に鷲羽岳にたどり着くのが無難です。
途中に通る双六岳は天空の滑走路と呼ばれるポイントもあり、常に槍ヶ岳が見えている魅力的なコースです。
②折立コース
今回歩いたコースが、富山県の折立登山口からのこのコース。
太郎平小屋に宿泊し、二日目に鷲羽岳へ登頂しました。
難所はないですが、とにかく距離が長いため体力勝負のコースでした。
日本最後の秘境と言われる「雲ノ平」も立ち寄れるため、行きは黒部五郎岳経由で、帰りは雲ノ平経由というコース設定も可能です。
③裏銀座縦走コース
こちらは長野県の高瀬ダムから始まり、鷲羽岳や槍ヶ岳を経由して上高地に下りる、北アルプスの中でも屈指の人気を誇る縦走路です。
スタートからいきなり北アルプス三大急登のひとつであるブナ立尾根を登るハードコース。
烏帽子岳や槍ヶ岳では鎖や梯子も登らなくてはいけないため、岩場の技術やルートファインディングの経験も問われます。
~三俣山荘も大人気~
鷲羽岳直下にある三俣山荘は今若い登山者に大人気!
言わば「北アルプスの渋谷」です。
働くスタッフには若い女性もおり、受付で登山者がナンパするのはよく見る光景。
おしゃれなカフェもあり、夜にはビデオ鑑賞会も開催されます。
最近では大町市に「三俣図書館」というカフェをオープンし話題となりました。
また、伊藤新道開通プロジェクトも手掛け、登山界では常に注目の的となっています。
~秘境だからこそ憧れる~
今年ついに憧れの山頂に立てたわけですが、次は違うコースで登りたい!とさらに憧れが強くなってしまいました。
同じ山でも見る角度や登るコースによって感じる印象は異なりますので、また違った鷲羽岳の表情を来年ゲットしに行こうと思います。