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北アルプス屈指の岩稜帯を臨む「西穂高岳」

公開日:2022/05/21(土) 更新日:2024/01/18(木) 横地の山ブログ安曇野・松本

 

こんにちは!諏訪展示場の横地です。

GWも明け、いよいよ梅雨入りが間近になってきました。

奄美地方では梅雨入りが宣言され、本州にも梅雨前線が迫っているようです。

ここ最近はとても暑い日が続き、諏訪展示場の庭ではシャクナゲが咲き始めました。

山の上でも雪解けが進み、夏に向けて期待が高まります!

 北アルプスでも雪が溶け、歩きやすくなったとのニュースを聞き、先日北アルプスの西穂高岳に登ってきました。

今回は西穂高岳の基本情報と現在の登山道の様子を書いていきたいと思います。

 

~西穂高岳ってどんな山?~

西穂高岳は長野県と岐阜県の境にある北アルプス穂高連峰の山です。

標高は2909mで、花の百名山に指定されています。

1970年に新穂高ロープウェイが開業し、それまでは上高地から1日以上かけて登っていた西穂高岳ですが、開業後は約30分で標高2100m地点まで行くことができるようになり、日帰りでの登頂も可能になりました。

稜線上にある西穂山荘から西穂高岳までには、西穂独標ピラミッドピークチャンピオンピークなど13の岩峰があり、アップダウンを繰り返しながら、頂上を目指します。

独標までは歩きやすいため、初心者の方でも楽しめます。

しかし、独標から先はグリップの効く岩場が続くものの、すぐ横は切れ落ちた崖となっていますので、初心者の方のみでの登頂はお勧めしません。

 

~登山道の様子~

①西穂口~西穂山荘

ロープウェイを降りてから西穂山荘までは樹林帯が続きます。

樹林帯の中にはまだまだ雪が残っており、軽アイゼンなどがあると便利でしょう。

写真では分かりづらいですが、かなりの急登でした!

②西穂山荘~西穂高岳

稜線上には雪はほとんどなく、完全に夏道でした。

ただし、浮石が多い登山道ですので、ヘルメットを装着し万全の態勢で登ったほうが良いでしょう。

山頂からは、東に槍ヶ岳や奥穂高岳、ジャンダルム、西には乗鞍岳や焼岳など北アルプスを代表する山々を眺めることができました。

カメラには収めることができませんでしたが、雷鳥の姿も見られました。

 

~北アルプス登山の注意点~

これからの時期、初心者の方も登山にチャレンジしてみようという方も多いでしょう。

登山に興味を持っていただけることはとても嬉しいことですが、登山をするにあたって注意すべきことはたくさんあります。

私なりに簡単にまとめてみましたので、参考にしてみてください。

①早出早着が原則

北アルプスなど標高の高い山では、午後になると気温が上がり積乱雲が発生し、天候が崩れやすくなるそうです。

また、山の日没は早く、日没後の行動は危険です。

午後の早い時間に山小屋に着けるように出発も早い時間にしたほうが良いそうです。

②自分に合った行先を選ぶ

北アルプスは魅力的な山が多いです。

SNSにも素敵な写真が多く挙げられていて、自分もそんな景色を見たい、撮影したいと考える方も多いでしょう。

しかし、現実はそんなに甘くありません。

初心者の方がいきなり標高の高い山に行けば高山病のリスクもありますし、岩場に慣れていなければ滑落の危険性もあります。

まずは初級レベルの山から経験を積んで、段々とレベルを上げていくことが良いかと思います。

山の情報については、ネットで調べたり、登山用品店で店員さんに聞いてみたりするのも良いでしょう。

ちなみに、行先を選ぶにあたってこちらもぜひ参考にしてみてください。

信州 山のグレーディング

そうは言っても、やはり北アルプスは魅力的です。

皆さんもぜひ遊びに来てください!

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