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【100回記念特別企画】山好き社員が選ぶ 信州おすすめ名山5選

 

こんにちは!諏訪展示場の横地です。

突然ですが、「横地の山ブログ」は今回の記事で投稿100本目となりました!

思い返せば3年前、「信州の山紹介をしてみたら?」という社長の一言で始まった当ブログ。

たくさんの方にご愛読いただきここまで続けることができました。本当にありがとうございます。

引き続き信州の山の魅力を発信し、信州に遊びに来るきっかけとなるように書き続けていきたいと思います!

 

さて、そんな記念すべき今回の記事は特別企画と題しましてフォレストコーポレーションで働く山好き社員5名がおすすめする信州の山をご紹介します。

いつもは横地目線で山の紹介をしてきましたが、たまには横地以外の社員の目線で選んでも面白いかなと思い、今回の企画を思いつきました。

それぞれの思い出エピソードやおすすめスポットも書いています。

もちろん最後には横地のおすすめ名山も書いていますので、最後までご覧ください!

 

~今回の推薦者はこちら!~

今回はフォレストコーポレーションで働く5名の方にご協力いただきました。

全員山好きは共通していますが、歩いたり、走ったり、山スキーをしたり楽しみ方が違うので色んな視点で選ばれていて、個性が出ていました。

では推薦者のご紹介です! 

 

エントリーNo.1:「山の楽しみ方は無限大」軽井沢支店 柄澤(からさわ)

新潟県出身で、3歳の頃から父親に連れられ山に登るという英才教育を受けてきた柄澤。

現在は登山のみにとどまらずハイキング山スキーなども楽しむ生粋の山好き。

北アルプスなど王道の山を好みがちな横地からすると、信州の自然を知り尽くしたプロフェッショナルな存在。

家族連れや初心者の方にも参考にしていただけそうな5座を選んでくれました。

 

エントリーNo.2:「山に生きる男」松本支店 斎藤

フォレストコーポレーションで山好きというと横地が注目されがちですが、実は登山歴約13年の大ベテランの斎藤。

山にいる時間がとにかく好きで、北アルプス長期縦走県境ロングトレイルにも挑戦しています。

登山に関する知識や経験が豊富で、横地が密かに憧れる存在でもあります。

まさに「山に生きる男」という感じがして格好いい!

 

エントリーNo.3 :「山に登ると聞いて、ちょっとびっくり」松本支店 山岸

普段はデザインなどの提案をするコーディネーターとして繊細なお仕事をしている山岸も実は山好き。

山に登ると聞いたときはちょっと意外でしたが、山の話が合うようになり横地も嬉しく感じます。

登山歴は浅いそうですが、だからこそ初心者の方や女性には参考にしてほしい山が選定されました。

 

エントリーNo.4 :「山は歩かず、走るもの!」本社 唐澤

女性社員2人目の推薦者は大工職の唐澤。

普段から力仕事をこなす、令和を生きる強き女性社員です。横地とも同期で、たまに会えば山の話に花が咲きます。

彼女はスパルタンレースをやっており、大会参加のために体重制限をするほどストイックなタイプ。

走れることを前提とした山が選ばれましたので、トレイルランニングをやっている方必見です。

 

エントリーNo.5 :「信州の自然に魅了された大阪人」松本支店 山田

最後は大阪出身の山田。大学進学をきっかけに信州へ。

大学時代から調査で登山をするなど山好きの片鱗は見られていましたが、入社してから横地によって山の世界に引き込まれ、すっかりハマったようです。

去年は槍ヶ岳、今年は剱岳に挑戦し、着実に登山経験値が上がっています。

登山の世界に連れ込んだ身としては嬉しい限り。

 

では、ここから5人がそれぞれ選んだ5座(合計25座)をご紹介していきます。

~柄澤が選ぶおすすめ名山5選~

美ヶ原高原(王ヶ頭)

松本市に聳える高原で、日本百名山でもある美ヶ原

晴れれば北アルプスから南アルプス、御嶽山、浅間山、八ヶ岳まで360°パノラマを楽しめます。

柄澤はお子様とも一緒に登っているようです。

 

②黒斑山(浅間連峰

東信エリアの地形の成り立ちを一望出来る山。

浅間山方向には切り立った断崖絶壁があり、元々富士山のような美しい成層火山が爆発してできた馬の蹄の形をしたカルデラを望める。

「10万年を回想しながら子供と登山を手軽に楽しめる。」とのことですが、楽しみ方がすごい通!

 

③破風山(毛無峠)

大正時代に硫黄を採掘していた場所で、精錬時に出る亜硫酸ガスですっかり禿山になりハイマツと露出した土が荒涼とした風景を作り出しています。

当時は2000人を超える人が住んでいた集落の残骸も残っており歴史と自然を垣間見ることが出来ます。

帰りは万座温泉や高山村方面に下ると山田温泉に立ち寄れるなど、下山後も楽しめます。

 

④木曾駒ケ岳~空木岳(中央アルプス)

柄澤は学生時代に夏山、冬山(雪崩の調査)で楽しんだ山だそう。

ロープウェイで千畳敷カールまで上がることができるため、夏は特に観光客も多い山域。

宝剣岳は岩山で難易度が高いですが、木曽駒ヶ岳であれば子供と一緒に楽しめます。

柄澤のおすすめは、山小屋で宿泊し、御嶽山に沈む夕日と南アルプスから昇る朝日を眺めること。(来年絶対行きます!)

 

⑤乗鞍高原・乗鞍岳

まだ乗鞍スカイラインがマイカー規制かかる前にツーリングで乗鞍岳に登頂して以来、足繫く通っているそう。

フォレストコーポレーションで働く野崎と一緒に春スキーを計画して道なき雪道をひたすら歩いて滑って楽しんでいるようです。

夏は当然雪がなく、とても歩きやすいので初心者の方や家族連れにも本当におすすめの山です。

↑山スキーの大先輩野崎(左)とそれに続く柄澤(右)

 

~斎藤が選ぶおすすめ名山5選~

①美ヶ原高原(王ヶ頭)

やはり人気の美ヶ原高原。山好きな人は霧ヶ峰よりも美ヶ原を好む傾向にあるのかもしれません。

松本駅を降りて正面に聳える印象が強いですよね。

トレーニングでもよく登るらしく、中央分水嶺トレイルをはじめとしたコースがたくさんあることが魅力らしいです。

 

②守屋山

地元では結構有名らしい、諏訪大社の御神体ともいわれる山。

冬の時期でも登りやすく、頂上からはアルプスや八ヶ岳が見られる人気の里山。

麓の神長官守矢資料館(じんちょうかん もりやしりょうかん)は一見の価値あり、とのことです!

 

③裏銀座縦走路(北アルプス)

今年の夏、横地が斎藤と遭遇したコースです。

水晶岳~三俣あたりは黒部源流の山奥感がたまらない!

最後上高地に下りると一気に観光客が増え、斎藤はちょっと優越感を感じるそうです。

その気持ちとても共感できます!登山あるあるかもしれません。

 

④栂海新道(北アルプス)

長野県からスタートし、新潟県の日本海 親不知まで続く北アルプスの縦走路。

「海なし県民としては、最後日本海に到着した時の興奮は忘れません」とのこと。

その感動を味わいたい!共有したい!

↑ゴールの瞬間に感極まる奥様

 

⑤信越トレイル

日本のロングトレイルを代表する全長110㎞の人気コース。

斎藤は8日間かけて踏破したそう。

自然だけでなく、歴史や文化も感じながら歩けるため飽きずに楽しめるようです。

 

~山岸が選ぶおすすめ名山5選~

①飯縄山

長野市の北部、戸隠地域に鎮座する飯縄山。

山岸が登山にハマるきっかけになった山。当時一緒に仕事をしていたチームメンバーと登りに行ったそうです。

色々話しながら登り、帰りの温泉でも語らう

自然の中だからこそ吐き出せる本音もあったのかもしれませんね、、

 

②乗鞍(北アルプス)

柄澤は山スキーヤー目線で選んでくれましたが、登山としても手軽に3000mが楽しめると大人気の百名山

危険箇所もなく、初心者でも楽しめることがおすすめポイント。

現地ガイドが高山植物などを教えてくれるツアーも大人気です。

 

③木曾駒ケ岳(中央アルプス)

麓からロープウェイが通っており、気軽にアクセス可能な木曾駒ケ岳。

冬山初心者にも実は人気で、アイゼンやピッケルの訓練講習会がよく行われています。

山岸は残雪期登山として初めて挑戦したのが、この木曾駒ケ岳だそうです。

 

④唐松岳(北アルプス)

北アルプスのステップアップにちょうど良いとされる唐松岳。

中腹あたりには八方池という池があり、これを目的に登る人も多いです。

晴れていれば白馬三山(白馬岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳)が水面に映ります。

山岸はいまだにベストな状態は見れていないそうです。(↑写真は横地撮影)

 

⑤硫黄岳(八ヶ岳)

八ヶ岳南部に位置し、爆裂火口が見どころの硫黄岳。

今年の夏、信州コンシェルジュ活動の一環で赤岳鉱泉小屋に取材に伺い、その翌日に登りました。

当日の写真や様子はこちら!https://www.instagram.com/p/Cxtrwr8BHL5/?hl=ja&img_index=4

赤岳鉱泉名物のステーキは絶品だそうですよ!(横地も行きましたが、翌日予定がありステーキは食べずに泣く泣く下山、、、)

 

~唐澤が選ぶおすすめ名山3選~

①守屋山

コースが複数あり、登山としても満足できますが、唐澤はトレイルランのトレーニングとしても良い負荷で登ることができるのでお気に入りの山だそうです。

コースは地面が土のため個人的には足への負担が少なく走りやすいとのこと。

トレランをやる方はぜひ登ってみてください。

 

②唐松岳(北アルプス)

北アルプスの中でも入門の山として人気の唐松岳がまたも選ばれました。

晴れていると景色が最高で、ハイマツの緑がとても映えてカメラ好きにはもってこい!

唐澤が登ったこの日は、帰り道に天気が崩れ寒くて急いで下山したそう。北アルプスあるあるですね。

 

③硫黄岳(八ヶ岳)

こちらも山岸と被りました!不動の人気硫黄岳です。

この山のコースは地面が土ではなく砂利や石、岩が多く足への負荷が多くかなり疲れた印象。笑

山頂からの景色は、今までとは全く違う感情が湧いてきて山の壮大さと共に恐怖も感じた登山。

この日も残念ながらガスが湧いてきてしまったそうで、「いつも登山に行くと、登りは快晴で景色も気温も最高だが、一度は必ずガスってしまうのが私の登山みたいです。」とのコメントいただきました。

 

~山田が選ぶおすすめ名山5選~

①将棋頭山(中央アルプス)

将棋頭山(しょうぎがしらやま)は中央アルプスにある隠れ名山。

小黒川から比較的短時間で稜線まで出られ、そこから見渡す中央アルプスの峰々、特に駒ケ岳が絶景。

必死に一つの山を登った先にまだまだたくさんの山がある事に感動したそうですよ。

 

②蓼科山(八ヶ岳)

山田が装備を整えて初めて一人で登った山。

登山口から山頂までの距離が短く八ヶ岳デビューにはピッタリ!

登山口から山頂までの距離が短く、短時間で樹林帯からガレ場(岩場)へ抜けられ、そういった景色の変化が面白いです。

 

③赤岳(八ヶ岳)

またも八ヶ岳から推薦されました。

八ヶ岳連峰最高峰の赤岳

槍ヶ岳登頂のためのトレーニングとして登った赤岳は、コースタイムが長く険しさを感じたものの、丸一日八ヶ岳を感じながら登ったことでより八ヶ岳に愛着が湧いたそう。

沢沿いに赤岳鉱泉まで歩く南沢コースもお気に入りのポイント。

 

④涸沢カール(北アルプス)

山ではありませんが、紅葉の名所として有名な涸沢カール

氷河によって削られた深い谷が特徴的な地形がみられます。

山田も紅葉を見にテント泊で登ったら、翌日まさかの雪景色に一変!貴重な北アルプスの初冠雪に立ち会えたそうです。

 

⑤槍ヶ岳(北アルプス)

昨年横地と一緒に登った槍ヶ岳

八ヶ岳の赤岳や山梨県の乾徳山で鎖や岩場のトレーニングをしてきましたが、やはり緊張感のある山行でした。

連れて行った横地も山田が無事登頂できるか内心ハラハラドキドキ...

下山後に感想を聞いてみると、「山頂を目指す人たちとの一体感があって、見ず知らずの人達と同じ景色を見ながら感動できた!」と喜びを語ってくれました。

↑意外と余裕そうな山田

 

番外編:剱岳(北アルプス)

山田から信州の山ではないが、どうしてもこの山は推薦したい!と熱望されたのでここでご紹介。

今年の夏に横地と登頂した富山県の剱岳

一般登山道としては国内最難関であり、多くのアルピニストの憧れでもあります。

山頂からは富山湾から富士山まで日本列島を見渡すことができました。

横地も登ったことがなく、果たして登れるものかとドキドキしていましたが、結果的には最高の山行になりました。

ここでは語り切れないので、また今度詳しくご紹介します。

 

~横地が選ぶおすすめ名山5選~

ここまで5名のおすすめの山をご紹介してきましたが、最後は当ブログの投稿主横地のおすすめの山をご紹介します。

どの山にしようかめちゃくちゃ悩みましたが、色々なレベルの方に参考にしていただけそうな5座を選びました。

①霧訪山

全国的にはあまり有名ではないですが、現在人気が高まっている山です。

昨年の信州里山総選挙で1位となったこの霧訪山は、とにかく景色が素晴らしい!

しかも1時間ほどで登れてしまうので、初心者でも安心です。

信州の里山半端ない!と思い知る名山です。

 

②槍ヶ岳(北アルプス)

やはり外せない槍ヶ岳

個人的には単体の山としては一番好きな山でもあります。

「何人たりとも寄せ付けない!」みたいなあの見た目と迫力は何度登っても魅了されます。

 

③仙丈ケ岳(南アルプス)

荒々しいイメージの槍ヶ岳とは正反対で、「美しい」という言葉がピッタリな仙丈ケ岳。

花崗岩による白い地質となだらかな山容から、南アルプスの女王と呼ばれ、高山植物も豊富なんです。

標高は3000mを越えますが、意外と登りやすいのでステップアップしたいという方にはおすすめです。

 

④鷲羽岳(北アルプス)

前回の記事でもご紹介した鷲羽岳。

斎藤が選んだ裏銀座縦走路の途中にあり、周囲の山とは一線を画すようなどっしりとした見た目が格好いいです。

1泊以上でないとたどり着けない秘境感もたまりません。

 

⑤八ヶ岳連峰

八ヶ岳は山脈の総称であり単体の山ではないのですが、南北で植生や地質が全く異なり、その違いを楽しめるという意味で八ヶ岳全体を最後に選びました。

詳しくは第1回目のブログをご覧いただきたいのですが、簡単に言うと、北八ヶ岳はなだらかで苔むした森が広がる南八ヶ岳は標高が高く険しいイメージです。

語り始めると止まらなくなるのでこの辺にしておきますが、色々な楽しみ方ができることが八ヶ岳の最大の魅力だと思います。

 

~100本を振り返って~

さて、当ブログ史上最も長く、内容の濃い回となりましたが、皆さんいかがでしたか?

3年半続く「横地の山ブログ」は100本目を到達しましたが、実は信州の山の魅力はまだまだ書き足りません。

そもそも信州には866もの山があると言われ(武内正著『日本山名総覧』による)、当ブログではその10%ほどしかご紹介できていません。

もっと皆さんに信州の魅力を知ってもらいたいし、自分自身信州のことを深く知りたいと思っていますので、まだまだ書き続けていきます。

そしてブログだけではなく、YouTubeでも「よこちの山歩道」として新たに企画がスタートしていますので、そちらもぜひご覧ください。

これからも「横地の山ブログ」をよろしくお願いいたします。