こんにちは!諏訪展示場の横地です。
街なかでは稲刈りが終わり、朝夕が涼しい秋の風が吹いています。
特に信州は朝夜が冷え込み、エアコンを使わなくても過ごせる気候となっています。
山の上でも紅葉が進み、これからの季節がより楽しみです。
紅葉が終われば北アルプスなどの高山帯はあっという間に冬に入ります。
そうなる前にどうしても行きたい山がある!ということで北アルプスに行ってきました。
今回ご紹介するのは北アルプス最高峰の奥穂高岳です。
~奥穂高岳ってどんな?~
奥穂高岳は北アルプス南部に位置する標高3,190mの日本百名山。
北アルプスで最も高い奥穂高岳は、国内第三位の標高を誇ります。
「穂高」と名の付く山はこの周辺に4つありますが、今回奥穂高岳を登頂したことで残りは北穂高岳のみ。
来年行ければ“穂高岳”コンプリートです!
さらに、今回の奥穂高岳登頂で、横地の日本百名山登頂状況は50座目となり、ようやく折り返し地点でした。
~奥穂高岳のコースは?~
奥穂高岳へ至るルートは5つあります。
①上高地コース コースタイム:約9時間
日本最大級の野営場涸沢カールを通るルートです。
最もメジャーで歩きやすいルートで、涸沢カールで1泊し、翌日奥穂高岳を目指すルートが一番歩きやすいです。
②岳沢コース コースタイム:約8時間
こちらも上高地を起点とし、岳沢、吊尾根を通るルートです。
岳沢小屋から一気に標高を上げ、吊尾根では高度感ある岩稜帯を歩きます。
前穂高岳もセットで登れる人気コースです。
③大キレットコース コースタイム:約7時間(槍ヶ岳から)
地図上では一般登山道とされることが多いですが、難易度はかなり高めのコース。
特に南岳~北穂高岳は鎖や梯子の連続で、踏み外せば谷底。
毎年事故が発生するため、経験者でないとおすすめできないコースです。
④白出沢コース コースタイム:約9時間
岐阜県の新穂高温泉から登るマイナールートです。
登山口から山頂まで標高差が約2,000mあるので、健脚向け。
日帰りで奥穂高岳に登る強者もいるようです。
⑤西穂高岳コース コースタイム:約9時間
奥穂高岳へ至るルートの中では最難関。
特に西穂高岳からジャンダルムを越えるポイントが核心部です。
難易度が高いからこそ憧れる登山者は多いようです。横地もいつかは登りたいです。
~奥穂高岳の魅力とは~
今まで奥穂高岳は他の山から眺めてばっかり。それでもゴツゴツした山容に魅力を感じていましたが、今回実際に登ってみて改めて奥穂高岳の魅力に気づきました。
①山頂からの絶景
奥穂高岳の山頂からの展望はとても良く、北アルプスの山々はもちろん、富士山や南アルプス、八ヶ岳、白山などが臨めます。
特に槍ヶ岳へと続く岩の稜線や西側に聳えるジャンダルムなど、日本を代表する岩稜帯の景色は圧巻です。
ジャンダルムは横地の憧れの山ですが、間近で見るのは初めてで、とても迫力があり、異様な雰囲気さえ感じました。
②スリル満点の岩稜帯歩き
奥穂高岳へのルートは5つありますが、いずれのルートでも岩稜帯を歩きます。
特に槍ヶ岳方面からの大キレットと、西穂高岳からジャンダルムを越えるルートは難易度が高いです。
ジャンダルムからのルートは一般登山道ではなく、バリエーションルートと呼ばれ、より岩場での登攀技術を問われます。
しかし、そんな大変な思いをした分だけ山頂に着いた時の達成感は大きいものです。
③豊富なルート
先述したように奥穂高岳へ至るルートは5つあります。
自身の経験や技術度に合わせてルート選択ができるため、登山計画も立てやすいです。
横地は今回上高地から涸沢カールを経由するルートで歩きました。
今度はジャンダルムや大キレットを通るルートで登りたいなと思います。
~百名山制覇への道はようやく折り返し地点に~
今回の奥穂高岳で横地の百名山カウントは50座/100座となりました。
ちょうど50座目が北アルプス最高峰というのも感慨深いものです。
北アルプスに初めて登ったのが5年前。
そこからたくさんの山に登り、3年前からは縦走も始めました。
まだまだ登ったことのない山はたくさんありますが、これからは単体で登ったことのある山々を稜線で繋げて自分の地図を広げていきたいと思います。
見たことない景色を見るのはもちろん楽しいですし、山と山を稜線で繋げるのも楽しい。
登山の世界って本当に深いですよね。
もっともっとその深い世界にハマっていきたいと思います。