こんにちは!諏訪展示場の横地です。
信州はまだまだ寒いですが、暦の上では立春を迎えました。
信州に住んでいると冬はとても寒く厳しいので、春が来るのが待ち遠しくなります。
さて、今回は久しぶりの「百名山シリーズ」です。
ご紹介するのは東北地方の名峰鳥海山
~鳥海山ってどんな山?~
鳥海山(ちょうかいさん)は秋田県と山形県の境にある標高2,236mの活火山です。
東北地方では燧ケ岳に次いで2番目の標高を誇ります。
冬の雪化粧した山容が富士山に似ていることから出羽富士や秋田富士などと地元の方々から親しまれています。
また、古くから山岳信仰の対象として崇められ、修験道の場となっていた歴史もあります。
現在でも山頂直下や登山道上に神社が残り、歴史を垣間見ることができます。
~鳥海山の魅力~
①豊富な高山植物
鳥海山では4月頃から様々な種類の高山植物が咲き始めます。
その豊富さから花の百名山にも選ばれており、チョウカイアザミやチョウカイフスマは固有種として知られています。
②飽きないコースの多さ
鳥海山には秋田県側に4つ、山形県側に5つの登山道があります。
最もポピュラーなのは秋田県側の鉾立ルートです。
横地が昨年の7月に登った時もこのルートで登りました。
距離は長いのですが、標高を上げるにつれて景色が変わってくるため、最後まで飽きずに歩けました。
~鉾立ルートのご紹介~
登山口からすでに山頂は見えています。なかなか遠い...
石畳の道を少し歩くと巨大な谷が現れました。地球の割れ目って感じで圧巻です。
さらに歩くと高山植物ゾーンに入りました。ニッコウキスゲやハクサンフウロなど色鮮やかな花々が咲き乱れています。
1時間ほどで鳥海湖に到着。お花畑越しの景色は最高でした!
鳥海湖を過ぎるとガツガツ登るゾーン。7月でも雪渓が残っていました。
雪渓を過ぎ、急登を登りきると大物忌神社があります。
最後は岩登り。実に火山らしい光景です。
登山口から約3時間で山頂に到着!薄っすら日本海が見えています。
帰りは外輪山を回って鉾立ルートに合流する道を歩きました。外輪山にも高山植物がたくさん咲いていてこちらもなかなか良い感じでした。
~秋も良いけど夏も捨てがたい東方の山々~
東方と言えば秋の紅葉シーズンが印象的ですが、実は夏の東北地方もなかなか良いものだと最近気づきました。
高山植物は多いし、海からの風は気持ち良い。
長野の山は当然魅力的なのですが、東方の山は違った魅力を持っています。
それに気づいてしまったからには、もう行かない手はない!
今年も東北地方には何度かお邪魔することになりそうです。