こんにちは!諏訪展示場の横地です。
9月も半ばに差し掛かり、秋の気配を感じるはずが猛暑日が続いていますね。
ここ信州では稲刈りが始まり、トンボがたくさん飛んで秋の気配は感じつつ、気温が高く夏の終わりとは言えない気候です。
今年は秋が来るのか、紅葉が見られるのか心配です。
北アルプスなどの高山に登れる季節も残りわずか、少しさびしさを感じます。
そんなハイシーズンの終わりにガッツリ登ろうと、北アルプスの槍ヶ岳に行ってきました。
山の概要は以前ご紹介していますので、今回は登山の様子を書いていきたいと思います。
~行き先は“日本のマッターホルン”~
槍ヶ岳は北アルプス南部にある標高3,180mの日本百名山。
槍の先のように尖った山容が特徴で、アルピニストたちが憧れる存在です。
横地はこれまで2回槍ヶ岳に登っていますので、今回の山行で3回目。
何度登っても飽きないし、最後の鎖や梯子の連続ポイントはアドレナリンがドバドバです。
今回は「よこちの山歩道」の撮影も兼ねての登山です。(公開時期は未定です!)
~スタートは上高地~
今回も上高地から登る槍沢コースでクライムオン!
上高地は相変わらず観光客などが多いですが、明神まで歩けば登山客だけの静かな山道。
7月の豪雨で登山道などに被害があったようで、大規模な工事をしていました。
横尾からようやく登山道に。しばらくは緩やかな道が続きます。
ババ平からようやく視界が開けてきますが、ガスが多い...
地味に標高を上げているのでちょっと苦しい。今回は過去イチの荷物軽量化に成功したので、背中は軽いのですが、、
天狗原分岐でお昼ご飯を食べていると、通り雨に遭遇。こういう時に折りたたみ傘を持っていると便利ですね。
ようやくグリーンバンドに突入!そして待望の槍ヶ岳が!!
槍ヶ岳はすぐにガスの中に隠れてしまいました。
見えない槍に心中モヤモヤしながら最後の急登を登ります。
大学生くらいの男子集団が元気に登っていて、つられてペースアップ。若者のパワーはすごい!と感じた26歳です。
上高地をスタートして8時間。ようやく槍ヶ岳山荘に到着しました!槍沢は何度登ってもキツイ!
夕食が5時5分の案内だったので、この日の山頂アタックはあきらめて部屋でゆっくり過ごしました。
翌朝は日の出前に起床。皆さん朝が早く、すでに山頂にヘッドライトの明かりが見えました。
日の出見れるかなと期待したのですが、残念ながら雲が厚く見えませんでした。
明るくなってきたので山頂に登ります。
3回目ともなるとなんとなく鎖や梯子の場所や様子を覚えていて、前回よりもスイスイ登れました。
そしていよいよ最後の梯子。垂直に近い角度はドキドキします。
後ろの方に正しい登り方を教えていただきながら、よいしょよいしょ。
6:09 槍ヶ岳登頂!
なんと今回は大キレットを流れる滝雲が見れました!この規模のガスの流れは滅多に見れないのでみんなで大興奮!
昨年歩いた鷲羽岳や双六岳なども見えています。
この瞬間の感動と達成感はどこの山でも感じられない槍ヶ岳特有の感情です。
~改めて感じた槍ヶ岳の魅力~
今回は山歩道の撮影も兼ねての登山として、槍ヶ岳へ登りましたが、槍ヶ岳の魅力にフォーカスしてみると、改めてすごい山だなぁと感じています。
マッターホルンのように鋭く尖る山容や心を癒してくれる高山植物、登頂した時の高揚感、達成感などなど
もちろんそれぞれの山にそれぞれの魅力はあるのですが、槍ヶ岳は特別に感じます。
この感覚は文章や映像ではなかなか伝えにくいところではあるので、皆さんもぜひ槍ヶ岳に登ってみてくださ!