こんにちは!諏訪展示場の横地です。
突然ですが、皆さんは高山植物をいくつ知っていますか?
私は、山好きをアピールしておきながら高山植物の名前をほとんど知りません。
しかし、今年の夏は高山植物を愛でながら登山をしたい!
そこで今回は、私自身の勉強もかねて高山植物の紹介をしていきたいと思います。
~高山植物とは?~
高山植物とは、一般的には森林限界より高い場所に生息している植物を指します。
しかし、森林限界は地方によって標高が変わるため、北アルプスの標高2500m付近で見られる植物が北海道の平地で見られたりします。
ちなみに各地方の森林限界は下記の通りです。
・北海道の利尻島:標高約500m
・北海道の大雪山や日高山脈:約1000〜1500m
・東北地方:約1600m
・日本アルプス中央部や富士山:約2500m
~代表的な高山植物~
①コマクサ
通称「高山植物の女王」
高山植物のなかでも特に名前が知られているのが、このコマクサという花。
5~7月に高山帯でピンクの特徴的な形をした花が咲きます。
八ヶ岳の硫黄岳付近の群生地ではとても珍しい白いコマクサを見ることもできます。
②ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲは、黄色の花を咲かせるユリ科の花です。
長野県内では、霧ケ峰に群生地があります。
③ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲは、亜高山や高山の草地や岩場に密集して生えています。
スイセンによく似ていて、白い花が特徴的です。
④ウルップソウ
ウルップソウは花の形が特徴的で、見分けがつきやすい植物です。
円柱形の花穂に青紫色の花弁がついていて、高山の景色に映えます。
~高山植物は登山の楽しみの一つ!~
高山植物と言っても、霧ケ峰や乗鞍岳のようにだれでも簡単に見に行くことが出来ます。
カメラをお持ちの方であれば、写真を撮りながら、スケッチがお好きな方はスケッチしながらと、高山植物を通して登山をより一層楽しむこともできます。
皆さんも梅雨が明けたらぜひ鑑賞しに出かけてみてはいかがでしょうか!