別荘では、慌ただしい日常を離れて、自然の温もりを感じながら、非日常感溢れる憩いのひと時を過ごすことができます。
そのような別荘の中でも、平屋別荘は平屋であるがゆえの様々な魅力があります。
ここでは、平屋別荘の特徴からわかる、おすすめの設備や間取り、そして平屋別荘の事例についてご紹介いたします。
INDEX
別荘を持つメリット・デメリット
別荘を持つメリット
別荘を持つ最大のメリットは、自分が望む憩いの場を自由に作れることです。
自身の通勤や子供の通学の関係で自然豊かな土地に住むことが難しい現代人が、都会の喧騒を忘れて自然の中でひと時を過ごし英気を養えることが、別荘を持つことの魅力です。
場所だけではなく、間取りや設備を自在にアレンジすることが可能であり、同じ自然を味わえるキャンプや貸別荘と比べて、より自分が望む環境を手に入れることができます。
また、使わないときには貸し出すことで、有効活用をしながら賃貸料を稼ぐことも可能です。
別荘を持つデメリット
反対に、別荘を持つデメリットは、多大な費用と手間がかかることです。
別荘を所有する際にかかる費用は主に、初期費用として物件代金や登記費用、火災保険料、水道負担金、固定資産税精算金、不動産取得税などであり、維持費として、固定資産税や住民税などの税金、電気基本料やガス基本料、上下水道料などの光熱費の基本料金、共益施設負担金、管理費、借地料などがかかります。
また、別荘をローンで購入する場合は、融資・事務手数料やローン保証料が加えてかかります。
中古の別荘を購入する場合は、修繕費などがかかります。
庭の手入れや別荘内の掃除、古くなった箇所の修繕などの定期的なメンテナンスも必要になるでしょう。
これらのメンテナンスを怠ると、いざ使おうとしたときに困るだけでなく、売却しようとしたときに価値が下がる可能性が生まれます。
平屋別荘の魅力
平屋別荘は、二階建て以上の別荘に比べて、開放感があり管理の手間が少なく、階段もないため生活しやすいという特徴があります。
階段スペースが必要なく、柱を減らすことができる平屋では、リビングの面積をより広くとることができます。
掃除や修繕の際には、一階での作業のみで完結するため、費用や手間を抑えることが可能です。
また、階段がなく、バリアフリー化できるため、足腰が不自由な年配の方々にとっても過ごしやすい環境を整えることができます。
十分な開放感を確保しつつも、コンパクトで負担が少ないことが平屋別荘の魅力でしょう。
別荘を平屋にする際の注意点
平屋の別荘は、同じ敷地面積の二階建て以上の別荘と比べて、一階のみの床面積は広くとれたとしても、延べ床面積が狭くなります。
そのため、同じ延べ床面積を得ようとした際には、庭を狭めるしかありません。
また、平屋のメリットである開放感をより得ようとした場合は、部屋や柱の数を極力減らすことになりますが、そうするとプライベートな空間の確保が困難になります。
加えて、二階以上の高さがないため日光を室内に取り込みにくいことや高い位置からの景色が見れないなどの特徴があります。
平屋の別荘におすすめの間取り6つ
平屋の別荘を建てる際に重要な事は、それぞれの目的に合わせた間取りを考えることです。
ここでは目的別に、おすすめの間取りの考え方を6つご紹介します。
レジャーを楽しみたい
例えば、レジャーを楽しみたい場合は、エントランスを広くとることやバスルームを外側に設けるなどの工夫をこらした間取りがおすすめです。
開放的に暮らしたい
開放感を得たい場合は、バスルームやトイレ、キッチンなどの生活に必要な設備を一か所に集めることで、リビングを広くとることができます。
景色を楽しみたい
景色をより楽しみたい場合は、四方を見渡せるように部屋や柱を中心部に集めて、リビングや廊下、テラスを外に接するように設置すると良いでしょう。
コミュニケーションを深めたい
家族とのコミュニケーションを重視したい場合は、対面型キッチンがおすすめです。
また、仲間を招いてホームパーティーを開くなら、おしゃれなアイランド型のオープンキッチンにするとみんなで料理を作るのも楽しそうです。
おもてなしの別荘
来客へのおもてなしを重視する場合は、エントランスや来客用の寝室から見える景色にもこだわった間取りがおすすめです。
自然を満喫したい
自然との一体感を感じたい場合は、その敷地の環境に合わせて、間取りを決めましょう。
魅力的な景色がある方向にリビングやテラスを設ける間取りにし、木々や斜面などを生かして中庭や部屋を設置することがおすすめです。
平屋の別荘におすすめの設備5つ
平屋別荘の開放感と居心地を最大限に高めることができる設備をご紹介します。
天窓
天窓は、リビングやお風呂場に取り付けることで、生活の中に青空や星空の景色を取り込むことができます。
また、日光が届きづらい室内にも光を届かせることができるため、照明の利用なども少なくすることができます。
天窓の建築費の相場は、本体価格と施工費を合わせて40万から50万円ほどです。
テラス
広いテラスを設けることで、森林浴を楽しみながら食事を楽しんだり、DIYなどの趣味のためのスペースが生まれます。
加えて、テラスにサンルームなどを設けると雨の時でも安心です。
テラスの建築費の相場は、面積や屋根、囲いなどによって変わりますが、概ね数十万円から計画できます。
テラスや庭へ出る窓や引き戸を端にしまうことができる構造にすると、柱や窓縁に遮られないパノラマを手にすることができます。
中庭
また、床面積が広い平屋別荘では、せっかく自然豊かな土地にいても、建物中心部ではそれを感じることができません。
しかし、中庭を設けることで、建物の中心部でも自然を感じることができるようになります。
暖炉
快適な生活を送るための設備としては、寒い冬に温まれる暖炉がおすすめです。
都会では設置するのが難しい本格的な暖炉を設けることで、別荘をより特別感のある空間へと変えます。
暖炉の建築費の相場は、本体価格と施工費を合わせて数十万円から数百万円となるでしょう。
プライベートプール
庭にプールがあると憩いのひと時にアクティビティを加えることができます。
プールの建築費の相場は、材質や広さ、機能によって異なりますが、概ね数百万円ほどです。
おすすめの平屋別荘事例
安曇野の平屋
田園に囲まれたゆとりある敷地に、コの字型に設計した平屋の家。
中央には中庭を設け、家じゅうどこからでも美しい緑を楽しめます。
リビングは屋根の傾斜に沿った斜天井のデザインで開放的な高さを確保し、梁材が表に見えるようなデザインで美しい木の架構を楽しめます。
南信州の平屋
里山の麓に建つ平屋の家は、周りの風景に溶け込むような素朴な外観デザイン。
大きなウッドデッキを介して、信州の自然をいつでも身近に感じられます。
室内は無垢の木や塗り壁など自然素材にこだわり、この家で過ごすとお子さんのアトピーが改善したとのこと!
まとめ
平屋別荘は、一階のみに全ての設備を設けることで、移動や掃除、管理がとても行いやすい別荘です。
また、階段や柱を減らすことができ、より広いリビングを作ることができます。
加えて、どの部屋であっても、天窓を設けることで、空の景色を感じることができます。
二階以上がないことで、快適で開放的な空間を演出できることが平屋別荘の魅力なのです。
法人で建てるThird office《サードオフィス》という選択!!
長野県の豊かな自然のなか、ペットのお散歩を楽しんだり、広い庭でお子様と遊んだり、家庭菜園に挑戦したり…
大自然の生態系の一部として全身で感じられる長野県の環境には、都会では体験できない非日常の暮らしがあります。
さらには、リゾートホテルや宿泊施設ではなく、戸建て別荘という『家』だからこその距離感が、家族や仲間との深いつながりを育む。
そのような、強いつながりを生むような別荘を、個人だけでなく企業の皆様にもご提供するのが『サードオフィス』です。
豊かな森の中で過ごす |
大切な家族・社員や仲間とともに |
法人別荘という選択は、社員エンゲージメントや節税・資産運用管理だけでなく、経営者様のリフレッシュと関係性の構築をとおして、企業の発展につなげるこれからの時代の新しい戦略基地になるでしょう。
個人ではなく法人で建てる可能性もご検討されてみてはいかがでしょうか!
サードオフィスについて詳しくは【Thirdoffice公式ホームページ】をご覧下さい。
私たちは設計士や施工管理士といった建築のプロでありながら、全社員が「信州コンシェルジュ」として豊かな信州ライフをサポートしていきます。
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