H22年度 日々の出来事
マネージャー 山岸の現場監督日記
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建築中レポート
- 3. 2009年12月26日
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「アンカーボルト」
基礎の上から出ている鉄の棒をアンカーボルトと言います。アンカーボルトは、コンクリートの基礎と木の土台を繋ぐ物で、建物の重さを基礎にしっかり伝える役割、又地震の時に建物が基礎からずれないようにと、とても重要な金物になります。
工房信州の家は、基礎に入れるアンカーボルトの位置を決めています。法に基づく位置はもちろん、土台の繋ぎ目や開口部の下など、1件あたり100本以上のアンカーボルトが使われているんです。
- 4. 2010年01月21日
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先日新築後1年経過したお客様の家を訪ねてまいりました。
住み心地のお話を聞いていたその中で夜寝ているときに木の割れる音がする!そして実際に見える梁が割れている!と、とても心配そうな様子で話が出てきました。こういったお話しはかなりのお客様からお話を聞きます、無理も有りません、私も聞いたことが有りますが木が割れる時の音は寝ていても目が覚める程の音です、そして実際に割れているのですから、、、、。
ご安心ください!これは木材がこの家の環境になじむ中、乾燥によって木の繊維(細胞)が収縮し固まり強度を増していく途中で起こる事です。
そんな話しを常にさせていただきご理解していただいています。
それなら安心!お客様もほっとされます、又その話を聞いて、見えている割れた梁も自然な木の感じで気にならないと言うお話しもいただく事もあります。
木について理解していただける事はとてもうれしく思う中、理解をいただけなければおすすめできないなとも感じています。
- 5. 2010年02月06日
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2月に入って真冬!になりました、今年は暖冬と予想していたのに・・・・・ やはり冬は冬ですね。
さて、工房信州の家の床板は信州材のアカマツとカラマツを張っています、幅も15?の幅広です、こだわりの信州材幅広ですが過去に材料が足らなくなりそうな事がおこりました。アカマツの伐採は木が水を吸い上げる暑い夏を避けて行います、一時期伐採量にも限りがある為私たちは次年度の使用量を予測して伐採します、ですので使用量が伐採量を上回ると無くなってしまいます。無くなった場合はカラマツに替えていただくしか有りません。
写真は床板の抜け節やヤニ袋に木を埋めた物で「埋め木」と言います。製材所では限られた材料を有効に利用しようと職人が一枚一枚「埋め木」を行っています、こうしないとこの板は使えません、この職人技で少しでも貴重な材料を生かす事ができます。
皆さんも床板を見た時にこれが有ったら無垢板だと思ってください、展示場の床でもこの職人技は見られますので是非ご覧ください。
- 6. 2010年02月12日
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ガラの悪そうなおやじ達が集まって何やら良からぬ相談をしている。と言った感じの写真ですが実はこれ「匠の会」の集まり風景です。工房信州の家では2カ月に1度工事に携わる職人さんが集まり情報交換又勉強会を開いています、それが「匠の会」です。この写真は大工さんに集まっていただき施工方法を話し合っている所です。大工さんと言えば職人の中の職人、個人それぞれ良い考えをいろいろ持っています、それを現場に生かすのは当たり前ですが、それでは「工房信州の家」の表情が職人によって変わってしまいます。そこで、この「匠の会」で知恵を出し合いより良い住宅、誰が携わっても間違いの無い住宅を目指しています。「匠の会」は36社10業種のパートナーにより行っています、回数も今回で39回、これからも回数を重ねレベルUPを目指していきます。
- 7. 2010年02月23日
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この写真なんだかわかります?
これはあるお寺の軒裏(屋根の下)の写真です。このお寺は100年程前に建てられた物ですがそれなりの趣きのある外観になっていました、こんなに木の部分が白茶けて腐っているように見えますがこれは雨の吹き込みでシミが出来ている状況です。さて工房信州の家の軒裏も木が見えています、何年か経つと同じように白茶けてきます、お寺ならそれも風格の一つでしょうが住宅ではあまり見栄えのいいものではないでしょう、外観を綺麗に保つには定期的にシミを消していくのですが長い年月放っておくととシミもなかなか取れず費用も予想以上にかかります。きれいな木の家に住むにはやはりメンテナンスもこまめに行う必要があります。お寺の様にはしたくないですね。
- 8. 2010年03月06日
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薪ストーブの焚き方勉強会をしました。使った人ならわかると思いますが使い慣れるまでなかなかうまく火は燃えません、お客様に薪ストーブを提供している私たちですら、実は本格的に燃やした事は数少ないのです。この日は火の着け方からダンパーを開けるタイミング温度管理等専門の方から教えていただきました。そんな中で管理のポイントをいくつか上げておきます。
?ストーブ温度は表面温度200℃又は触媒の温度計500℃〜600℃が目安?乾燥した薪を必ず燃やす?煙突掃除は毎年行うこと。最低限この管理はしましょう。面白がって焚いてストーブ温度を上げると煙突の中でタールが燃えて煙突が高温になりすぎ1シーズンで取り換えになることもあります、また木の扉が曲がり取り替えることも。逆に温度が低すぎると煙突詰まりの原因になるとの事です。薪も濡れていると煙突詰まりの原因になるとの事です。なかなか使いこなすには時間がかかります、がそれだけに人気もあるのでしょう。使いこなすコツはとにかく使ってみてうまくいかない時はストーブを設置したプロに聞く事、その繰り返しですかね、この日の勉強会、私も頭では理解したつもりですがはたして使いこなせるか、、、。