薪ストーブ 炉台の汚れ落とし

薪ストーブをお使いの皆さん

 

気を付けて使っていても、汚れてしまう炉台・・・

本体や煙突は掃除してキレイになっても、炉台のスス汚れがどうしても取れない!

と時々ご相談をいただきます。

灰やススはとても細かくなるため、レンガや十和田石などの小さな穴に入り込んでしまい、

なかなか拭いても取れません。

薪ストーブは、一年中メインの空間にあるのでなるべくキレイにしておきたいですよね。

 

お手入れにいいものがないか探してみたところ、こんな商品を見つけたのでご紹介します!

「レンガクリーナー」(RUTLAND社製)

薪ストーブは欧米のものがほとんどですが、

こちらも海外で薪ストーブ専用アクセサリーを多く取扱っているメーカーです。

 

その実力やいかに・・・展示場で実験をしてみました。

MADE IN USAなので強い薬なのでは…という先入観と英語の注意書きが読めないのとで、

なんとなく怖かったので念のためゴム手袋をして作業しました。

使い方はとても簡単でした。

気になる汚れを水で少し濡らしてから、スプレーしてゴシゴシして洗う…

キッチンやお風呂の掃除と変わらないですね。

 

少しにおいはしますがそこまでツンとはこず、作業しているうちに素手で触ってしまっても特に手も荒れず。

(個人差はあるかと思います)

周りの木部にうっかり薬剤がつくこともありましたが、すぐ拭き取って変色することもなかったので、

思ったほど気を使わなくても大丈夫でした(^^)

 

そして、結果は・・・

結構キレイになりました。

黒いスス汚れはもちろんですが、右側の白っぽくなっていたところも本来の石の模様がくっきり出てきました。

 

今回は、十和田石で効果がありましたが、タイルでキレイになった実例を紹介している薪ストーブ屋さんの

ホームページもありました。(名前にも入っている肝心のレンガはまだ実験できていません…)

 

輸入品のため、主に薪ストーブ用品を取り扱っているネットショップなどから購入するのがいいと思いますが、

2500~3000円程度とお値段は少しします。

 

 

ふだん手軽にできる手入れとして、一番良いのはズバリ「掃除機で吸う」

ほうきで掃くとスス跡が伸びたり、濡れた雑巾で拭くと汚れを広げてしまう恐れがあります。

 

表面のススや細かい穴に入ったススも、掃除機で汚れをなるべく上に吸い出すのが理想的です。

※ただしススが詰まりやすいので、ふだんの掃除機とは別にもう一台用意があると尚よいです。

 

掃除機では取れない、しみ込んだ汚れはどうしたら・・・?

薪ストーブ屋さんに教えてもらった方法としては、

「弱酸性のハンドソープを布にとってトントンと叩き出す」

というのも有効なようです。

 

実際にこちらも試してみました。

地道ではありましたが、ハッキリした濃い汚れは薄くなりました!

何度か繰り返すとより薄くなりましたが、3回以上やっても効果が薄かったです。

この方法では、これが限界かもしれません。

 

まだまだ研究中なので、今回ご紹介した方法がベスト…とはまだ言い切れないところですが、

お困りの方はぜひ試してみてください!

 

【 2018.9.4 追記】

 先日、お客様のお家で炉台のレンガにススを落として拭いた跡が濃く残ってしまって… というご相談を受けて、

 先にご紹介しました、レンガクリーナーを試してみました。

 目立たないところで最初に試しましたが、名前の通りレンガは問題なく使えたので、ガンガン使ってみました。

 あきらめていた濃い~~汚れも完全とはいきませんでしたが、作業を繰り返すことでかなり軽減されます。

 目地のところもだいぶ薄くなっています。

 汚れても落とせるんだ!と思うと、薪ストーブの扱いも少し気が楽になりますね◎