食でつながる、スパイスキッチン
須坂市M様/ご夫婦2人
エリア別|長野エリア
選びたいのは、使い込むほどに味わいを増すヴィンテージもの。得意料理は、スパイスから調合する一期一会のカレー。そんなこだわり派の若夫婦が建てた、経年変化とオリジナリティを楽しむ自然素材の家。
自慢のキッチンでふるまう手料理に仲間が集まる、M様邸を訪ねます。
20代半ばのマイホーム計画
奥様
20代半ばで結婚した当初から、マイホームを建てる考えを2人とも持っていました。家賃にしても、住宅ローンにしても、同じように月々支払うのなら持ち家にお金をかけたいと。
ご主人
「無垢の床」を第一条件に、住宅公園を巡りました。新築の家をいくつも見学すると、本物の木の純粋な匂いか、新建材のイヤな臭いか、はっきり分かりましたね。
素材感が好みのビルダー数社のなかで、工房信州の家の決め手は企業とスタッフへの信頼です。アフターメンテナンスの体制が整っていて住んだ後も安心なことと、資金不安に対して明確なマネープランを示してくれたこと。完成宅だけでなくリアルな顧客の声を知りたかったので、同世代のオーナーさんが住む入居宅を案内してくれたことも安心材料でした。
テーマは「食でつながる」
ご主人
私は料理が好きで、家族や友人を招くことも好きなので、家づくりで大切にしたテーマは「食でつながる」でした。
さっそくホームパーティーを開いて、大人10人と子どもたちが集まりましたが、オープンなキッチンとつながる開放的な空間で賑やかに楽しめました。仲間からは「木の匂いがいい!」と好評でした。
延床30坪のわが家ですが、広がり間取りだから本当に広さを感じます。築70年ほどの実家が昔ながらの田の字間取りで、つながりのある空間で育ったので、とても居心地がいいです。
奥様
土間サロンも段差のない設計なので、さらに広々と感じられますね。冬には薪ストーブ前の床と土間のあいだに寝ころんで、ゴロゴロとくつろぐのが定位置でした(笑)。これからの季節は、フラットにつながるウッドデッキも活躍しそうで楽しみです!
リビングとの段差がないウッドデッキはひとつながりに使えて、暮らしの幅が広がる。 |
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階段上り口にある書斎コーナーは、北窓からやわらかな光が入る。空間のアクセントにもなる縦格子の目隠しで、北欧インテリアに和のテイストをプラス。 |
使い込むほどに価値を増す
ヴィンテージのような家
奥様
アパートで暮らしていた頃は、休日は「出かけなきゃもったいない」という気持ちに急かされていましたが、この冬は「家であったまっていよう」が週末の合言葉!家で過ごす時間がとても楽しいので、充実したおうち時間を過ごしています。
ご主人
好きな北欧インテリアやキッチンツールが映えるような空間デザインなので、季節に合わせてレイアウトを変えて楽しんでいます。小物を選ぶときにも、使い込むほどにわが家のオリジナルになり価値が増すようなものを大切にしているので、まさにそんな家になって嬉しいです。
ダイニングに3灯並べたゴールデンベルは、建築家アルヴァ・アアルトがレストランのためにデザインしたもの。無塗装の真鍮は年月を重ねて酸化し、その風合いを深めていく。 |
ソファは60年代北欧デンマーク製のヴィンテージもの。 |
薪ストーブは、北欧ノルウェーのJOTUL(ヨツール)をセレクト。クラシカルな佇まいながらもスタイリッシュなデザイン性の高さが決め手。 |
もともとお持ちだったドイツの鉄製フライパンを中心に、魅せるキッチン収納。使い込み古びていくほど、わが家らしく育っていく。 |
印象的なムササビランプは、KIYATAの手彫りの木工作品。高崎市の販売会まで足をのばした、奥様こだわりの一品! |
デザイン性の高い造作洗面台は、ランタン型のモザイクタイルでアンティークな装いに。ブルーグレーは家全体のテーマカラーでもある。 |
ニッチ棚や飾り棚をあちこちに設けた。気分やシーズンに合わせて装いを変えていくのも楽しみ。 |
岡澤良充
何気ない雑談から、”料理” ”アウトドア”などのキーワードが挙がり、M様が大切にされる暮らしのポイントが見つけられたので、迷いのない提案ができました!
Data
建設地/須坂市
竣工/2019年1月
敷地面積/65.32坪
延床面積/30.42坪
営業/岡澤良充
プランナー/片桐寿美
コーディネーター/織部聖奈
施工/脇坂奈緒
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