人と家と街
SEASON南原S様邸/ご夫婦2人(『住まいnet信州2022春夏号』掲載記事)
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人と家と街
南と中央の両アルプスを見晴らし、アカマツの平地林に囲まれた高台にその街はあります。
フォレストコーポレーションが手がけたここSEASON南原では、
人々の暮らしと景観が調和して、住む人が四季を感じながら彩り豊かな毎日を過ごしています。
外構などについて建築協定を定めゆったりとした歩道を備えて、この街並みをつくりました。
街も、人や家と共に育ちます。
人々の思いやりにあふれた、周りの自然にやわらかに溶け込む家と街。
人も、家も、木も、虫さえも、みんなこの街の同居人だから……。
11年の時を共に過ごした家族の物語。
景観に配慮した建築条件が街に統一感をもたらし、美しい景観を保っている
Sさん家族がSEASON南原に家をつくり、ここで暮らし始めたのは11年前のこと。
この分譲地が7~8割埋まっていた頃です。
もしフォレストコーポレーションで家を建てるなら、この場所にしようと決めていました。
街全体に統一感があり、「小ぎれいだった」からです。
景観に配慮した建築条件を煩わしいと感じたことはありません。
「そのお宅も同世代で、薪ストーブ率が高いのを見ても、価値観が大きく違わない家族が暮らしていそうでした。
たとえストーブから出る煙や灰が飛んできてもお互いさま、庭木の落ち葉が風で舞ってきてもお互いさま。
どこの家のものか分からないですから、自分の家の前なら自分で掃除すればいいんです。
改めて意識したことはないけれど、やっぱり住みやすいのかな。」
庭仕事をしていても、フットパスを散歩していても、同じくSEASON南原に暮らす住民の間で自然とコミュニケーションが生まれる。
家が街に開かれているのだ。
同じ年頃の子が多いから、子ども同士も親同士も話が通じやすいこともあるが、街のつくりそのものが、コミュニティづくりに大きな役割を果たしている。
家ができたとき幼かった子どもは二人ともこの家から巣立っていった。
この家とこの街で暮らしてきた10年余を振り返り、ご主人は「やっぱり住みやすいのかな」と話す。
もともと植物が好きな奥様は、この家で暮らすようになって庭の木々や菜園の野菜を世話し、そこへやってくる虫たちとも触れ合う時間が増えた。
皆で合意したルールを皆で守っていく。そうして街ができていく
郷に入れば郷に従えと言いますが、でもここでは誰もがよそ者のようなもの。
だから毎日を心地よくするため、皆ではじめに景観上のルールで合意して、ずっと皆で守っています。
「そうして新しく街ができていく。そこがいいんです」
SEASON南原には、日常のメンテナンスでは手が届かない部分を、職人に教えてもらいながら皆でする日があります。
一定のルールに沿って建てた家だから住民同士悩みごとを共有でき、自然なコミュニケーションが生まれる場にもなってきました。
庭仕事をしていてもご近所と会話が弾みます。苗を交換し合って自分の庭に植えてみることもしばしば。
「でもお庭によって根付く植物が違うんですよ。」
そんな経験もまたガーデニング談議に花を咲かせます。
街と人は自然とも仲よしです。
せっかく育てた野菜にチョウが卵を産み付けに来て、薪束ではカメムシが冬ごもりします。
それでも奥様は「みんなと同居しているんです」と寛容でした。
薪を置くのは、工房信州の家のシンボルにもなっている土間サロン。
決して大きなスペースではないが、屋内と屋外をつないでくれて、ここから庭へ出るのにも具合がいい。
床の無垢材、壁や天井の珪藻土など自然素材を使った家は、傷ができても気にならず、むしろいい味になったと思える。
SEASON南原は、歩いていて楽しい街だ。
歩道が広く、敷地を通り抜ける小道があり、子どもたちが遊ぶのに楽しく安全で、ご近所との行き来に具合がいい。
家々の植栽、自然石の石積みなどが家自体の主張を和らげて、分譲地の外に広がる林の景観に溶け込んでいる。
フォトギャラリーでも写真を紹介しています。ご覧ください。
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