古びの美が宿る家
安曇野市S様邸/ご夫婦+お子さま1人
エリア別|松本エリア
北アルプスを一望する、絶景の土地。この眺望を切り取り日常のなかで楽しむプランニングに。
キャンバスのような家
ご主人
工房信州の家の決め手は、本物の自然素材と飽きのこないデザインです。伊那の展示場を見学したとき、経年変化した木の質感が素敵だなと思い、自分たちが歳を重ねながら、家の自然素材も深みが出てくると感じました。
奥 様
普段から、真鍮や麻など、素材感が良く味わいが増していくものをセレクトしています。家づくりでも、経年変化を楽しみ、素材を育てる、がテーマでした。いろんな作家さんの作品やストーリーのあるような古いものが好きで集めていたので、そのものが似合うキャンバスのような家にしたかったですね。余計なものは見せないすっきりとしたデザインを希望しました。
眺望サロン
ご主人 もうひとつのテーマは、眺望を活かした空間づくり。北アルプスの眺めが気に入って選んだ土地で、西側にはFIX窓(はめ殺し窓)を多く用いました。特に、二階の展望サロンは一間幅のワイドなFIX窓からアルプスの山並みを一望できる特等席で、いちばん好きな空間です。
奥 様 私はキッチンダイニングやリビングのソファで過ごすのが好きですね。デザインや眺めにもこだわりましたが、作業動線が良く機能的であることもポイントでした。毎日を過ごす家だから、デザインばかりでなく暮らしやすさを両立できたことが良かったです。
織部聖奈
シンプルながらも細部にこだわり、洗練された空間をイメージしながら打合せをさせて頂きました。素材・質感・色・部材・バランス。繊細な部分にまでS様のこだわりが感じられます。シンプルでシャープな空間の中に各地の作家さんや職人さんがハンドメイドで造った家具や小物類が絶妙な雰囲気を作り上げていて、まるでS様邸そのものが小さなアトリエのようです。