二つのアルプスに囲まれた地で、やることがいっぱいですよ!
飯島町へ移住 S様
移住ケース別|リタイア移住
DATA
【リタイア移住】
移住先/飯島町【南信エリア】
移住年月/2015年春
年代/60代
家族構成/ご夫婦
Iターンのきっかけは?
ご主人
以前は横浜に住んでおり、実家の名古屋へ帰郷するために長野県はよく通過していました。たまたま天気の良い日に中央道を走っていたら、高速から見える伊那谷の美しさにはっとして、思わず駒ヶ根ICで途中下車。駒ヶ根、飯島、伊那、箕輪とゆっくりドライブしながら、南アルプスと中央アルプスの雄大さ、そして伊那谷の空の広さと青さに魅了されました。
奥様
退職後はどこかで田舎ぐらしを、と考えていたので、それなら伊那谷がぴったりだということで決めました。名古屋にも帰りやすく、比較的雪も少なく暖かですしね。
一目ぼれした土地
奥様
ネットでいくつか見る中で、土蔵が遺されたこの土地が気になって。早速見学したところ、集落の端にあるひっそりと落ち着いた広い敷地に、竹藪、石積み、松の木、土蔵があり。私がすっかり気に入ってしまい決めました。敷地内にあったスギの木も新居の柱に使ってもらえ、土地に根付いた家づくりができて満足しています。
ご主人
ご近所付き合いも楽しんでいますよ。高齢化した地域ですが、新しい人間が入ってくることを快く受け入れてくれたご近所の皆さんには、本当に感謝しています。野菜のおすそ分けをもらったり、お茶を飲みに立ち寄ってくれたり、気持ちよく付き合っています。
プランニングのポイントは?
奥様
大切にしたポイントのひとつは、外観です。この地域や土地の雰囲気を壊さないよう、新築っぽくなくずっと昔から建っているような‥、今にも崩れそうなイメージの家にしたいとお願いしました(笑)。希望通り、土地にそっと置いたような素朴な外観で、隣に建つ土蔵にもよく似合うデザインにしていただきました。
ご主人
あとは、以前から趣味で集めている古家具があったので、それが映えるような空間にしたかったです。古家具と言っても、リサイクルショップで格安で手に入れたものが多く、色を塗りなおしたり磨いたりと楽しんでいます。無垢の木と塗り壁ですっきりとまとまった空間は、自分たち好みの小物で表情が変えられるので、それも暮らしの楽しみのひとつですね。年月を重ねて、さらにこの土地に馴染む建物に育てていけると感じています。
Iターン後の暮らしは?
ご主人
やることがいっぱいですよ!薪割りに、畑に、今までとは全く違う生活ですね。敷地内に元からある茶畑で摘んだお茶も格別です。玄関先にはツバメが巣を作って、ヒナもかえり巣立つまでを見守り、楽しませてもらいました。
ダイニングテーブルでは向かい合わず、2人で横に並んで南の風景を見ながら食事をします。夕べも2人でジャズを聴きながらお酒を楽しみました。
奥様
隣の土蔵は自分たちで手を入れて、念願のカフェをオープンしました。地元・飯島産のそば粉を使ったガレットなど、皆さんに親しんでいただければと思っています。
ご夫婦で少しずつ手を入れてオープンした蔵のカフェ。Jazzの音色が流れる店内で、古家具や四季の草花を楽しむ、心地よい空間。